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プロローグ~その2

負けヒロイン=幼馴染は……ね?

 


 次に、あまり属性魔法とは関わりの無い補助魔法なのだが、神々も考えるのが面倒臭いと思ったのか制限が緩いのだ。

 生活魔法は、与えられた属性魔法に関係無く誰もが使えるし、傷等を治療する魔法も誰でも使えるが、何処まで使えるかは本人の努力次第だ。

 後、水属性魔法使いと光属性魔法使いの方が、治療系の魔法が得意だし、効果も大きい。

 それと、身体に魔力を意図的に巡らす事で使える「身体強化」も、与えられた属性魔法とは無関係に誰もが使えるが、これも何処まで使えるかは本人の努力次第だ。

 因みに、この「身体強化」は火属性魔法使いと光属性魔法使いが、より高い効果を出す。

 まあ、テンプレだよな。


 それで、俺が居る場所だが神殿だ。

 横には妹のラナが居て、一生懸命に神官の話を聞いている。

 神官の話す内容は、宗教的な話ではなく、先程から頭の中で流していた魔法とかに関する話だ。

 本当に日本みたいな国で、神殿が寺子屋みたいな事をしてくれるし、読み書き計算も教えてくれる。

 今日は、ラナが「誕生の儀」から初めて神殿の寺子屋に行くから俺は付き添いで居る。

 因みに、ラナは母さんの血が濃いみたいで、ラナと同年代の男子から敵認定を受けている俺は、背中がチクチクして痛い。


 勿論、ラナ本人は自覚無しな上にブラコン気味だ。


「ライカ兄ちゃん、面白かったー!」

「良かったな、ラナ」

「うん!」


 ラナを家に届けた後は、俺の自由時間だ。

 長兄は家の跡継ぎだし、次兄は領主館で働く事が決まっているから、俺への期待が軽い。

 まあ、犯罪者にならなければ良いとは思っているだろうが、俺としては折角の異世界で「剣と魔法の世界」だ。

 テンプレだが、冒険者になって旅に出ようと思っている。

 既に両親には了解済みで、冒険者ランクもEランクになっている。

 それで、防具は親父の知り合いにお願いして、武器は宣伝込みで親父が打った刀を使っている。

 一応言っておくが、俺も一通りは打てるからな。

 鍛冶工房の息子が打てないなんて恥だし、興味も有ったからな。


「行ってきます」

「気を付けるんだぞ」

「分かっているよ」

「ライカ、待った?」


 お、来たな。


「いいや。 これからだ」

「「では、行ってきます」」

「気を付けてね」


 俺達は、街を出ると南の森を目指した。


「昨日は東の森に行ったしな」

「今日は、何時もより少し奥に行くのよね?」

「ああ」


 彼女は、俺の幼馴染「ユリナ」だ。

 ユリナは、俺より1か月遅れで生まれて、親同士が友人関係で、ぶっちゃけ俺が使っている防具は彼女の店の商品だ。

 勿論、彼女が使っている武器は親父の工房の商品だ。

 さて、ユリナのプロフィールだが、元気な体育会系の紅眼赤髪のポニーテールで、身長は俺より若干高く、身体の成長は同年代に比べれば良いぐらいで、与えられたスキルは薙刀術と火属性魔法だ。

 槍術じゃない辺り、ユリディ……いや、ユーリ姉ちゃんの意図を感じるな。

 そんな訳で、少年・少女漫画のラブコメみたいに一緒に育ったお陰で、ユリナは自然と俺と同じ冒険者を夢見る様になり、俺とパーティを組んで冒険の旅に出る気だ。


「昨日は、ホーンラビットを5匹仕留めたから、今日は6匹は仕留めたいわね」

「そうだな」


 そんな会話をしながら南の森に入ると、周りを警戒しながら見付けた薬草を採取したり襲い掛かってきたホーンラビットを仕留める。

 今回、少し奥に入ると言った理由はゴブリンだ。

 この世界のゴブリンは異世界系ラノベのゴブリンと大差が無く、1匹だけなら雑魚で群れると面倒で、種族が女性型なら捕縛して苗床にしようとする最低なモンスターで、オークも同じらしい。


 それで、何故かというとユリナが、まだゴブリンを仕留めた事が無いからだ。

 モンスターとはいえ、やっぱり人型のモンスターは別で、早めに経験しないと後が大変になる。

 そんな訳で、少し奥に移動しているのだが……


「見付けたぞ!」


 ゴブリンが8匹居た。


「本当だわ!」

「俺がサポートする」

「頼りにしているわよ」

「任せろ!」

「行くわ!」


 ユリナはゴブリン8匹に向かって駆け出した。


「はあああーーー!」

「「「「「「「「……Gigya!」」」」」」」」

風撃弾エアバレット

「「「「「「「「Ga!?」」」」」」」」


 俺の自慢のオリジナル魔法で、357マグナム級の速さと威力を持つ風の弾丸を放つ魔法だ。

 元ネタは勿論、アレだから6発撃ったらリロード5秒を設けている。

 ユリナに近い6匹を狙って撃った風撃弾エアバレットは、4匹はヘッドショットを決め、残り2匹は右膝を撃ち抜いた。


「やあ!」

「Gi……」

「えい!」

「Gya……」

「「Gyagya!」」

「残りは俺が貰う……破!」

「Gya……」

「Gi……」


 俺は、突進しながらの平牙突で残ったゴブリンの1匹の首を刺し貫き、そのまま横薙ぎで振り最後の1匹の首を斬った。


「……臭いよ~」

「頑張れ」

「……やっぱり臭いよ~」


 モンスターは、モンスターとして存在する以上は、必ず魔石を身体の中に存在する。

 勿論、ゴブリンにも。

 そして、ゴブリンの魔石は心臓の裏辺りに存在するから、開胸して手を入れて探すしかない訳だ。




厳しくも温かいメッセージを待っています!

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