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それで、重要な話がある

悪い貴族がいれば、良い貴族もいる。

 


 合計で白金貨2桁は確実な金銀財宝おたからに、獣欲解消用の女性が8人に、裏で奴隷として売る予定だった美少女が6人も居て、運搬用の馬車が2台も有った。

 更に、所持する事自体が国法で禁じられた毒草まで有ったよ。

 勿論、売り先の商人との裏約定の書類まで。


 留守番の盗賊共?

 当然、首切りの一閃で瞬殺ですが、何か?


 ……俺は、盗賊共とアジトを処理する。


 そして、獣欲解消用に使われた女性達は、自我を保っていたから俺の指示に従ってくれた。

 とりあえず、全員に洗浄クリーンを掛けて綺麗にして、放置していた衣類から適当に服を着て貰い、運搬用の馬車に獣欲解消用の女性達と奴隷用の少女達を別々に乗せた。


 ……俺は、ある決意をした。


 奴隷用の少女達を馬車に乗せると言った。


「あっちの女性達は、盗賊共に女としての生き地獄を味わった。

 だから、君達は彼女達に付いて聞かれても何も知らないと答えるんだ、いいね?」


 意味を理解した少女達は真剣な顔で頷いた。

 次は獣欲解消用に使われた女性達だ。


「今から、貴女達に魔法を放つ。

 その結果を確認して欲しい」

「……はい」


 女性達の1人が、そう返事をした。

 では……


音声遮断サイレンス。そして、本命の広範囲完全治癒パーフェクトヒール・ハイエリア

「「「「「「「「……え!?」」」」」」」」


 俺は、馬車から降りて出入り口から背を向ける。


 ……数分後、そろそろかなと馬車の出入り口に身体を向けると、先程返事をした女性が泣きながら笑顔で馬車から飛び降りて俺に抱き着いた。


「綺麗になったか?」

「はい!」


 抱き着いた女性をあやして、馬車の中に入る。


「貴女達は、何かされる前に俺に救けられた。

 それで通す事が報酬代わりな」

「「「「「「「「……はい!」」」」」」」」


 俺は音声遮断サイレンスを解くと奴隷用の少女達に出発する事を伝えた。

 2台の馬車は、紐で連結する事で何とか移動する事が出来て、ユリナ達の下に合流した。


 ……全てを聞いたユリナが言った。


「お疲れ様、ライカ」


 俺はストックしてある食料を「倉庫」から出して、救けた女性達に振る舞ったら、喜んで食べてくれたよ。


 翌朝、皆で朝食を食べた後、軽い休憩を挟んで出発した。


 ……4時間後に目標の都市「レンティエゴ」に到着した。


 色々と面倒臭い手続きを経て、俺達は都市レンティエゴに入る事が出来た。

 そして、救けた女性達は俺の考えが上手くいって、無事にそれぞれの場所に帰っていった。


 ただ……


「では、領主のレンティエゴ侯爵様が間もなく来られます。 しばらく、お待ちください」


 盗賊団から囚われた人達を救けたお礼として、領主館に呼ばれた訳だ。

 因みに、俺達が潰した盗賊団は本当に周辺では有名みたいで、討伐報酬金が高額になるから明日以降に来てくれと、冒険者ギルドに言われたよ。


 ……来た!


「待たせたな」


 予想以上に若い領主が現れた。

 先ずは、盗賊団の討伐と囚われた人達の救出を感謝され、領主としてのお礼を言われて大金貨8枚貰った。


 この後、軽い雑談をしたが、俺からの本命を出す。


「それで、重要な話がある」

「……ほう」


 既に冒険者としての口調で良いと許可を得ている。


 俺は、国法で禁じられている毒草を出して、それに関わる商人達の名前が書かれた書類を出す。


「……なる程」


 レンティエゴ侯爵は、最初は肩を震わせていたが、次第に冷静になったみたいで、書類を置くと穏やかに言われた。


「都市を救った英雄達を歓迎しない訳にはいかない。 特に急ぐ用事が無ければ泊まって欲しい」


 優しく言われたが、実際には「命令」に近いから泊まる事になり、他の書類等を全てレンティエゴ侯爵に渡して丸投げした。


 俺達が領主館に泊まる事が決まり、部屋に案内されたが、俺達はそれぞれに部屋を与えられた。

 ユリナ達が俺に部屋に居ると、メイドが入って来て「湯船の準備が出来ました」と言われて、俺とユリナ達に分かれて風呂に入った。


 綺麗なメイド達に身体を洗って貰う……なんて事はなく、自分で身体を洗ったよ。


 ……そして、ユリナ達は洗って貰ったみたいだ。


 それで、また俺の部屋で雑談をしていると、メイドから「昼食の準備が調いました」と言われて、既にレンティエゴ侯爵が待つ食堂に案内された。


「とても美味しい!」

「美味しいわ」

「美味しいです」

「美味しいのじゃ!」

「それは良かった」


 レンティエゴ侯爵とは穏やかに雑談をしたが、食堂に居るのはレンティエゴ侯爵だけだった。

 実は、次期後継者の嫡男は領内を視察中の為に留守で、長女は既に嫁ぎ済みで、次男は王都で騎士団に所属していて、次女は王都の王立学園に通っているから留守で、レンティエゴ侯爵夫人は、先日病に倒れて療養中らしい。


 ……テンプレだと、誰か1人ぐらいは居るもんだけどなぁ。


 そんな訳で、アッサリと昼食が終わり、俺達は都市を散策する事にした。


「しかし、デキた侯爵だな」

「そうね。 普通にリンやランの食事を用意されていたし、同じ食卓にも着けたしね」

「その様な貴族も存在するのですね」

美味うまかったのじゃ!」


 俺達が、侯爵の評価を上げながら散策していると、言い争う声が聞こえた。


「冗談じゃないわ!」




厳しくも温かいメッセージを待っています!

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主人公が「完全治癒パーフェクトヒール」で女性が「綺麗になる」事を知っていた理由

親しくて信頼出来る年上の近所のお姉さんが結婚するから、周りには秘密で完全治癒パーフェクトヒールを使ったら、結婚から3日後に本人が教えてくれたから。

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