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プロローグ

初めまして!

御木鈴音と申します。

初めて物語を書いてみました。内容的にもテンプレになってしまうと思いますが、許してください…

これからよろしくお願いします♪

プロローグ:古の契約と世界の理

遥か太古、世界は混沌の中にあった。

光と闇が混じり合い、生命はまだその形を定めず、ただ無秩序なエネルギーが渦巻くだけの場所。

その中にあって、一つの存在が自らの意思を持って立ち上がった。

「神」と、後に呼ばれることになるその存在は、自らの光を分け与え、世界に秩序をもたらした。

大地を創り、海を分け、天に星を散りばめ、そして生命を創造した。


その創造の根源たるは、世界の中央にそびえ立つ、巨大な「セフィロトの樹」であった。

生命の樹、知識の樹、そして世界の真理そのものを体現するその樹は、十の輝く実をつけ、それぞれが世界の理を司る力を秘めていた。

人々はセフィロトの樹の恩恵を受け、その力によって文明を築き、繁栄を謳歌した。

しかし、繁栄は傲慢を生み、人々は神の教えを忘れ、自らの欲望のままに力を振るうようになった。


怒れる神は、世界に「大洪水」をもたらした。

全てを洗い流し、旧き世界の罪を浄化せんとする、終わりのない雨。

しかし、神は同時に、選ばれし者たちに「方舟」を与え、新たな世界の礎となるべき命を救った。

大洪水の後、世界は再構築された。

セフィロトの樹は、その輝きの一部を失い、その力は人々の記憶から薄れていった。

だが、その欠片は、世界の各地に散らばり、あるいは特定の血筋に受け継がれ、いつか来るべき「啓示」の時を待っていた。


そして、時は流れる。

幾千年の時を経て、この世界は再び、緩やかな停滞の時代を迎えていた。

人々は、かつての神の恩寵を忘れ去り、セフィロトの樹の真理も、ただの神話として語られるのみ。

しかし、世界の理は、密かに、そして確実に、新たな「選ばれし者」を求めていた。

それは、旧き世界の理に縛られず、新しき世界の礎となる、純粋な魂。


ある日、遠く離れた別の世界で、一人の少年が古文書に触れた。

彼は、この世界の「神」が、密かに紡ぎ続けてきた「契約」の糸に導かれた。

彼の魂は、この世界の「ステータス」という形で具現化され、その中に、世界の真理を司る「意思」が宿った。

その意思は、少年を導き、試練を与え、やがて来るべき「啓示」へと誘うだろう。

なぜなら、彼の存在そのものが、失われたセフィロトの欠片を繋ぎ合わせ、再び世界に神の恩寵をもたらすための、最後の希望だからだ。


これは、平凡な少年が、異世界で「規格外」の力を手に入れ、旧約聖書的な謎を解き明かし、そして世界の真理を巡る壮大な物語の、始まりの物語である。

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