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周りからの目

 俺とフィーナが互いに公認しあって付き合うことになった。 なんかよくある偽装カップルとかではない。 本当にカップルになったのだ。


「とはいえそんな周りに話すような内容ではないんだよな。」

「普通はそんなに公にするものでもありませんし。」


 それはそうだろうな。 とは言えこれでフィーナが告白を受けても素直に正当に断る理由が出来たと言うことにもなる。 こちらとしても一安心だ。 もっともこうすることを早くやっていればお互いに悩む時間は短く済んだのかも知れないが。


「それでもいつかはバレてしまうと思いますけれど。」

「今更バレたところで、みたいな思いもあるけどな。」


 付き合い始めたことで怒られても困るし、嫉妬を向けられようが俺達には関係の無い事。 受け流していくしかない。


「あ、でもあの2人にはとりあえず言っておかないとな。」

「そうですね。 とは言ってもなんとなく察せられてる気もしなく無いですが。」


 考えすぎだとも思えなくはないが、何だかんだと一緒にいることも多かった。 近くで見ていてどう思っていたのだろうか。 正直聞くのが怖い。


「あとは・・・エムゼについてだな。」

「あん? オレがなんだよ。」


 唐突にエムゼに変わったので、一歩引いてしまう。 これも慣れないといけない気がしてくる。


「いきなり入れ替わるとビックリするっての。 とは言え合図があっても互いに面倒かもだしな。」

「呼ばれたから来たんだよ。 んで、オレがなんだって?」

「基本的にはフィーナのままなんだろうが、豹変したみたいになるのも癪だろ?」

「ではお話するのですか?」


 今度はフィーナになる。 喋り口調で判断しないといけないのか? これ。


「いや、芦原には話したんだ。 だから引間にはどうするかって感じだな。」

「きっとちゃんと受け入れてくれますよ。」


 そうだといいけどなぁ。 そんなことを思いながら次の授業に挑んだのだった。



「そうか。 まずは祝福をしようではないか。 おめでとう2人とも。」


 帰り道、芦原は言わずもがな俺達を祝福してくれる。 焚き付けた張本人でもあるからな。


「そっかぁ。 遂に2人が結ばれたかぁ。 随分長かったけれど、2人が幸せそうならウチはOKです。」

「なんかその言い方含みがある気がするなぁ?」

「まあじれったかったからねん。 もう夏ごろから「はよくっつかんかい」って思ってたし。」

「・・・マジ?」

「大真面目だろうな。 因みに言っておくが、我も含めてそう思っていた者は何人か見受けられたぞ。 主に汝達を影から見ているもの達からな。」


 あの親衛隊達の事か。 周りからそんな風に見られていたのかと考えると、プライバシーなんてものは端から無かったのかもしれない。


「ままま。 とりあえずはお二人が付き合ったことを祝おうぜぃ。 ニッシー時間ある?」


 そう言って引間はフィーナを前に連れていく。 俺と芦原だけになったところで俺は芦原に声をかける。


「次はお前の番だからな。」

「・・・なんの話かな?」

「あんだけ焚き付けておいて、自分は逃げられると思うなよ?」


 そあ芦原に嫌な笑いを見せながら、引間達のあとを追いかけたのだった。

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