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達磨の冒険譚 〜死んだと思ったら転生してた件〜  作者: 我が闘争
第一章 幼年期 不思議な世界編
3/10

第一話 達磨は何度でも立ち上がる

テキーラミルク=アルコール入りのミルクです。


問題です。

 今、俺はどんな状態でしょうか?

 ①天国にいる

 ②地獄にいる

 ③40を超えたおじさんがおぎゃ、おぎゃあと奇声を上げている。


 正解は③である。

 ギャグだと思ったやつは地獄に落ちてどうぞ。


 oh shit!!生まれ変わりかよ!!

 自分の醜いほど小さな掌を見て思う。


 生まれ変わるとは思わなかったが、あのクソ野郎をぶち殺したくてたまらねえよ。

 何せ、女の子も心配だし、家族にも会いたい。

 旧友を薬漬けにして、常習的に人を虐めてるようなやつで、暴力団の権力を最大限に使って、平気でカタギに手を出す奴だ。

 天国か地獄、どっちかにぶち込まれるよりは遥かにマシなのだろうが。

 ここが現実世界ならたとえ赤子の姿でもあいつに復讐する。

 逆恨みかもしれんが、俺のキャリアと幸せな人生を奪われたんだ。

 絶対に許さない。


 そんな事よりここは何処だろう、赤子なのが災難だが……。

 「ぶち殺してえ」

 そう口にすると、俺の父親か母親か分からないが、すげえ不思議そうな目でこっちを見ている。

 そんなに怖いか?

 あと何言ってるか分からねえ、フランス語と英語なら分かるが、こいつらの言ってることはさっぱりだ。

 ただ、侍女、両親と思われる人物から感じる嫌な視線は俺の胸に突き刺さっている。

 俺は嘘泣きしてみることにする。

 何せ、泣いてる子をほっとけないのが正しい倫理観であるはずだ。

 

 「えぇ……」

 なんで俺キツすぎるおくるみに入れられてるの!!

 なんか俺悪いことしたかな、まじで。


 一時間後

 とりあえず嘘泣きを続けてみる。

 すると、変なミルクを侍女が持ってくる、近寄るなアバズレ女!!

 「うああああ、うああああ!」

 俺はこんなアバズレ野郎しかいないような所は嫌なんだ!!

 母親は恐らく若いがブスで小太り、父親は巨漢のハゲ。

 そして侍女は、ブスでジト目。

 見るからに不健康そうな奴だ。

 「うぶ……。」

 半ば強引に飲まされるミルク、吐き出したいがあまりに強引なためそれは無理だ。

 あれ、これやばいわ。

 まるでテキーラ飲んだ後の変な感覚。

 ショットを一気した後に食道を一気に通過するアレだ。

 しかも結構容量あるから余計きつい。

 ミルクに酒でも仕込んだのか!!

 俺まだ生まれたばっかだぞ!!


 ――しばらくあと――

 俺はひたすらラップをする。

 鳥の囀りがビートだ。

 おくるみに包まれてても。

 変な霊媒師がきて、除霊の儀式を行なっている時でも。

 俺は気にせずラップをする。

 父親と母親がプレイしている時も。

 侍女がブッサイクな面で自慰行為している時も。

 俺は気にせずラップをする。

 飯がなくて、空腹で死にそうでも。

 なんか眠くても。

 俺は気にせずラップをする。

 父親と思われる人物に叩かれたら。

 そいつの顔面に唾をかける。

 母親が授乳する時は。

 強めに乳首を噛む。

 現実を逃避しラップし続ける。

 

 「あああ!!」

 何で俺がこんな目に遭わなきゃならないんだ!!

 俺がぶつぶつ喋ってるのが分かると、俺は変なミルク。

 通称テキーラミルクを飲まされる。

 俺は大人の肉体で飲んでる訳じゃない!ふざけるな!!

 あれ飲むと起きた時、すげえゲロしたくなるんだよ。

 実際ゲロすると侍女にすげえ嫌な顔されるし。

 家族なんて思いたくないような奴らだ、こいつら俺がゲロ吐いてもちっとも心配しないんだ!!

 

 俺はこんな感じで5ヶ月ほど過ごしている。

 体感時間は案外遅いものだ。

 もう一年位耐えた気分になっている。


 ところで、この世界は何処だと思う??

 この世界は恐らくタイムスリップをしたか、異世界かの二択である。

 なぜそう俺が思うのか。

 まず明らか時代錯誤な教育法

 中世ヨーロッパでは、一般的に子供は子供として扱われず、赤ちゃんが勝手な動きがしないように、きついおくるみをつけさせたり、泣かないようテキーラミルクをぶち込むらしい。

 中世の考えでは子供でいるのは悪であり、生まれた時からスパルタ教育が行われる。

 5歳近くになると、大人と同じ作法を徹底的に叩きこまれるらしい。

 おもちゃで遊んだりとかそう言うことができないみたいだ。

 悲しい。

 現世ヨーロッパではこんな事は流石にしない、現代でそれをやるのは虐待だ。

 ヨーロッパはほとんど先進国なので余計にあり得ない。

 家の内装もそうだ、石で作られた床、レンガ作りの壁、そしてサンタが落ちたら死にそうな暖炉。

 そして、あまり透明とは言えないガラス。

 使っている道具、飾られている剣、どう考えてもおかしい。

 

 俺はタイムリープしたのでは?

 と考えたが異世界転生を疑う出来事があった。

 

 これは俺がテキーラミルクをぶち込まれた後の事だ、俺は死にそうな瞼を必死に開き、フリースタイルをしていた。

 その時だ。

 侍女は謎の呪文のようなものを詠唱し、俺に向けて発動した。

 緑の光の包まれる。

 やめてええブリブリになるやんけ、と思ったその時。

 俺の吐き気は無くなっていたのだ。

 安心してすぐ寝てしまっていたため、確証は持てないが……。

 

 この世界には魔法が存在するかもしれない。

 実世界には魔法なんて存在する訳がないし、存在するとしてもこんなどこにでもありそうな家に魔法使える奴がいる訳ないだろう。

 実際はフラスコとかが転がっているはずだ。

 まあ幻覚かもしれないんだけどね。

 

 というのが俺が異世界転生を疑う理由だ。


 わずかな希望を胸にワクワクもしているが、この説が本当なら復讐できないとなるとすごく悲しい気持ちになる。

 娘にも会うことが出来ないし、無念を晴らすこともできなくなる。

 

 まあ、少なくともここは現実の世界線からはずれていると思う。

 実数の数直線上でずれているのかもしれないし、虚数の数直線上でずれているのかも知らんが、少なくとも俺は現世の時間を共有していない。

 恐らく2022年の実世界の何処かに転生したわけでは無いだろう。

 一応、ヨーロッパのど田舎で家クソ貧乏説も捨ててはいないが、じゃあ何でメイドを雇うだけの余裕があるんだ。

 おまけに、現代文明を匂わせるものが一つもない。


 まあテキーラミルクのせいでラリっているのかもしれないが。

 テレビもねえ、ラジオもねえ、おまわりすら見たことねえ。

 電気もねえ、ガスもねえ。

 そんな環境なのだから不思議な世界と思わない方が不思議だ。

 モチベーションを無理上げてもREC出来ない環境に来ちゃったことに萎える。

 誰か、綺麗なお姉さんで俺のラップしてくれる人いませんかね。

 魔術とか、使って録音とかしてくれたら下の方は100回抜けるね。

 まあ、あいにく毎日漏らすのでケツが最悪なのだが。

 すごく残念なのかワクワクするのか、心境は複雑だ。

 

 ――まあこんなわけで1年が経った。

 俺は泣かなくなったし、ある程度広い部屋も与えられ、おもちゃも与えられた。

 ハイハイもできるようになり、キツイおくるみもいらなくなった。

 厳しいはずの両親や侍女も多少優しい目つきに変わっており、だいぶマシになったといえよう。

 普段は侍女が俺の世話をして、父親と母親は外に出て仕事をする。

 夜は自室に引き篭もるか、同じ部屋でヤルかのどちらかだ。

 ここの家は広く、沢山部屋があり、そこの各部屋に生活している感じだ。

 食事もミルクから、スープに代わり、素材で察したが結構高級な素材を使っていることがわかる。

 また、ここは侍女を雇う余裕があることから、かなり恵まれた環境であることは間違えない。

 だけど心はiliだ。

 まあ、侍女がいるだけまだマシなのかもしれないが。

 

 飯の時以外、一緒にいることはほとんど無く、両親は基本的に俺はほったらかしだ。

 なんか冷たすぎないですかね。

 両親の代わりに、侍女は俺といる時、言葉を覚えてもらおうとする為に、俺に言語を教えていた。

 読み聞かせを何回もしており、ジュディル教と言う宗教の聖書だったり、昔の神話というものだった。

 侍女がイラスト付きの簡単な辞典を用意しており、これでこの世界に使われる道具や挨拶などを覚えた。


 ジュディル教と言う訳の分からない宗教の聖書を見てから、この国は異世界なんだなあ。

 と思うようになった。

 きっとあの緑色の魔法は幻ではないのだろうな。

 

 前世の記憶もあってか、あっという間に言語をマスターした。

 多分1ヶ月も掛からなかったんじゃないかな。

 この国の言語は少しフランス語に似ていたためか覚えやすかったのかもしれない。

 俺が最初わからなかったのは、日本語だけど津軽弁を聞いているから、津軽弁を日本語として認識できなかった、と言ったものだろうか。

 まあ、フランス語忘れかけてたのもあったんだけどね。

 津軽弁とか日本人でも何言ってるか分かんないしね。

 カリフリア語というらしく、フランス語の津軽弁バージョンだと思ってくれればいいだろう。

 何故、こんなにスパルタなのかはやっぱり中世ヨーロッパ的な価値観があるのだろう。

 異世界とはいえ、変な所で揃えてくんな。 

 まあ9ヶ月くらいかな、そこら辺で「パパ、ママ」とかを言うようになった。

 カリフリア語でもパパママは共通らしい。

 そこは謎だな。

 その時、両親は妙に安心した表情で。

 「良かった、生まれた時はどうなることかと」

 と言い安堵の表情を見せる。

 まあ、御年43歳のおっさんが中に入ってるのは事実だから安堵してはいけないが。

 生まれた時になにか心配事でもあったのだろうか?

 

 そうそう、俺は話そうと思えばカリフリア語の言語は話せるようになったが、あまりにも発達が早すぎてきもい子供認定されない為に後2年位は待たなければならない。

 一人ぼっちの時は中々ないが、その時は発音の練習をしている。

 大体、3歳児頃になったら普通に話し始めればよいだろう。

 それまでは辛抱、ある程度したらすぐに家を出るぞ。

 

 まあ、こんな環境の唯一の救いは侍女の胸がでかいことだ。

 これも結構異次元レベルに、このレベルの物は今まで見たことねえ。

 よーく見ればだが、顔面のほうもそこまでブスじゃないし、美女ではないが素晴らしいものを持っている。

 俺は侍女の胸を見ては、乳首が透けていないかだとか、抱っこされた時はわざと胸にうずくまったりしていた。

 「ジョルジュお坊ちゃま、少々胸の方が苦しいので失礼しますよ」

 「ああ、やだ!やだ!」

 「もう、仕方ありませんね」

 こんな感じで侍女には甘えさせてもらってる。 

 

 そうそう、俺の名前はジョルジュ・オベールというらしい。

 オベールというのは上級なという意味らしいが何故農家なんてやってるんだ??

 これは、オベール家伝記というものを見ればわかる。

 何故かメイドに読み聞かせてもらった。

 すげえ教育だなおい。

 

 すでに故人である、俺の父方の祖父に当たる人物が執筆したものだが、レジバンド開拓日記というもので、これが中々に面白い。


 今から400年程前、フロシアという巨大帝国が崩壊し、カリフリアという新しい国家が出来た。

 まず、フロシア崩壊後、戦乱に巻き込まれたフロシア民は、新しく出来たカリフリアと交渉し、カリフリア北部の土地を与えられた。

 まあ、独立しないことが条件ではあるが。

 その代わり、政府主導で仕事を与えてやるから黙って働け、肉体的な労働はお前らだけでなんとかしろ。

 と言ったものだった。

 しかし、農民達は進んで開発をした。

 この土地は肥沃な土地で農作物を育てるにはかなりの好立地だったといえよう。

 綺麗に流れる川、無限に広がる草原、掘れば簡単に見つかる井戸。

 なので、1年もしない間に、畑がそこらじゅうで出来上がって、川の水から引っ張る用水路ができ、牛を連れて酪農を始めるものもいたという。

 開拓後、数学の寺小屋のようなものを開いていた先祖は、農民に王家との取引や、その他諸々の計算などをお願いされたという。

 旧フロシア時代、フロシアの大学で先祖はの研究をしていたそうでその知識が生きたそうだ。

 そこで、頭の切れた先祖は今の公認会計士のような事業を始め、その後、自分でも農業を始めたことから、豪農として認められ、王家にオベール姓を授かったという。

 まあなんとも頭の切れることだ。

 確かに父親が、計算を必死にしている所を見たことがある。

 主に制度としては給料を農民に支払う、収穫量の計量、上納する分の割合の計算。

 土地を貸しているとこから、土地代を回収したり、国に納めなければならない税金の計算なども代わりにやって支払っているそうだだ。

 また、新規開発畑の調査、農民が農地を新規開拓をしたい場合にお金を貸したりしているので、数列や図形の知識も必要みたいだ。

 スーパーマンだな。

 ウチは1000人くらいの農家を抱えているそうであり、豪農の中ではかなり規模が大きい方だという。

 また、農作の手伝いや、サボってないかの監視なども行うので年中忙しいらしい。

 まあウチにも従業員的な人もいるらしくその人達と一緒にやっているらしいので鬼のような忙しさではないのだという。

 こういう細かいところまで書いてあるので少し驚きではある。

 税理士と公認会計士みたいな感じかな?まあそこら辺は俺も詳しくないのでわからない。

 この400年の間の出来事、大病が流行ったとか、治癒魔法の技術が発達したとか、凶作で飢饉になったとか色々なことが書かれている。

 てか、こんな伝記でこの世界に魔術があることが分かるとはな。

 まあ、神話や聖書なんて嘘くさいしね、表現の仕方とか。

 俺の見た緑は本当だったのか、ブリブリやねえ。

 中には、どの娼婦のアソコが名器であったとか、先祖がバカンスしに行って、女にセクハラしてタマを蹴られたとかそういうくだらない内容も書いてある。

 よく、侍女はこんな本を読み聞かせてくれるものだ。

 中世のスパルタ教育はやっぱ違うぜ。

 攻撃魔法とかってないのかな??とある異世界系漫画では雨を降らす魔術とかあったっぽいけど、魔法とかどんなのがあるのかな??気になる。

 水魔術とかあったら使えそうだもんねえ。

 思ったより面白そうだな異世界生活。

 あー考えすぎで頭疲れたから昼寝しよう。

 

 ああ、忘れてた。

 俺周辺の自己紹介をしないとな。

いつも、読み聞かせをしたり、俺のシモのお世話をしたりしてくれるのがメイドのクロエだ。

 父や母からも家事、治癒魔術、育児において評判が良く、仕事ができるタイプのメイドである。

 これは母が言っていたのを盗み聞きしたのだが、王都の上級貴族の使用人として働いており、かなり仕事ができたのだがとある事件によって解雇されたらしい。

 詳しいことは分からないが、何かやらかしたのだろうか??

 まあそういうことなので父も母も使用人の扱いの割には高待遇にしている気がする。

 容姿の方はかなり良かったようだ、俺も盲目だ。

 胸の方ははち切れそうなほどあり、金髪のツインテール、少しぶりっ子そうな容姿、なんというかブレン○Sというアニメのキャラクターにいたような風貌だ。

 年齢は恐らく20代前半のように見えるが、実際はどうなんだろうか??

 まあ美少女なのだろう、なぜ俺がそれに気づけなかったかは転生後、BADに入っていたのはあるだろう。

 最初、彼女をジト目と言ったが、意外とそうでもない事に気づいた、多分疲れていたのだろか。

 今は健康的な目をしている。

 まあ良くあることだ、クラスでは美少女なんだけど最初は芸能人とかと比較してブスと断定してその後に強がりだって事に気づいて手のひら返すやつ。

 

 父はイニャス、母はシビル、そういう教育方針なのか中世の教育的価値観なのか分からないが、あまり俺と関わろうとしない。

 多分、このメイドが優秀なのと、労働時間が長く付き合う暇がないのだろう。

 まあ、ある程度成長し、俺が馬鹿みたいに騒がなくなったのも理由だろう。

 因みに最初の見込み通りどちらもブサイクだ。

 時々俺を抱っこしてくる、別に俺もお前らの事好きじゃないけど他人事のような表情だ。

 ただ、最初のように暴力的な行動や嫌な視線は見せない。

 イニャスは最初俺が目線向けるたび、ビンタしてきたからな。

 なんか言ってた気はするけど忘れた。

 まあ普通に考えて生まれたばかりのガキが嫌な視線向けて

 「ぶっころす」

 なんて言ったら日本語が分からなくても恐怖を感じないわけではないだろう。

 目線でマイナスなワードを言っているのは分かる。

 外国人に「You are dead !!」

 言われたら怖いもんね。

 俺の事を疑っているのかもしれないね。

 まあ、忙しいのもあるだろう。

 

 まあこんな感じ、クロエは顔もそこそこ可愛いし、命令だろうけど世話してくれるからそれなりに好きだ。

 しばらくはクロエを頼って生きていこう。


 ―――――――――――――――――――――――――――――――

  

 この土地はどうやら本当に異世界みたいだ。

 ここからどんな人生を送ればいいかは分かんない。

 またラッパーにでもなるかもしれないし、勇者にでもなるかもしれない。

 この世界の地理、歴史とかも完全にわかる訳じゃないし、この世界の全容を掴めた訳じゃない。

 もしかしたら本当は異世界転生なんかしてなくてただタイムスリップしただけかもしれないし、ここは天国なのかもしれない。

 でも分かることは。

 もうあいつに復讐なんてできないし、恐らく死んだクルーメンバーにも会えない、妻にも会えないし、愛娘の成長を見ることはできない。

 ただ、一回死んだ以上弱音は吐いてられない。

 俺はもう一度チャンスを与えられた。

 どんな状況であり、この世界を生き抜いてかなければならない。

 しょうがないんだ、もう過去のことを振り返ってられない。

 俺はジョルジュ・オベールの人生を精一杯満喫してやる、

 俺は昔からどんなやばい状況でも逆転してきた。

 転生したのは、神から与えられた何かしらの使命があるのかもしれない。

 じゃあ、俺は逹磨みたいにしつこくいくぜ。

 どんな逆境でもプラスにしてやる。


 見せてやるよ。

 俺のライフ。

 達磨の冒険譚を。


主人公は今、被害妄想が激しいタイプなので、ネガティブに捉えがちですが、両親が異常に冷たい事意外と良い暮らししてます。

 豪農の息子なので当然と言えば当然でしょう。

 昼寝してもちっとも怒られません。

 と言うより、異世界の倫理的価値観と日本の倫理的価値観において大きく乖離があり、それに戸惑っているのでしょう。

 主人公もパパだった時代があり、パパ時代は相当の親バカだったのでかなりギャップを感じていますね。

 因みにクロエは、クラスで3番目位にかわいい女の子というのが適切な表現でしょうか。

 主人公はクラブでかわいい女の子たくさん見ているので多少感覚鈍ってます。

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