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選択肢4 自分を選ぶ
悩んだ末に、俺は決断した。
結局、こうするのが一番よいはず。
誰かを選ぶ事なんて、とてもじゃないが、俺にはできない。
だから俺は自分を選ぶ事にした。
エレベーターから出て、中に残っている者達へ先に行くように告げた。
しかし彼等は、一向にボタンを押さない。
そうこうする間に、危険なそれがここまでやってきてしまった。
俺は、それに体当たりをして時間をかせぐ。
そして、早くエレベーターのボタンを押すように告げた。
彼等は泣きながら扉をしめた。
そうだ。これでいい。
誰かを犠牲にするよりも、自分が犠牲になった方がずっと楽だ。
「今までありがとう」
俺は最後の言葉を告げた。




