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手紙  作者: 福原 貴樹
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あなたに会えて良かった

ありがとう。


そこにはたった5文字の言葉しか綴られていなかったが、私はその手紙を何度読み返しただろうか。読み返すたびに頬を伝うこの温かい涙はどうしたら良いのか。君の優しい声でまた僕を笑顔にしておくれ。



私の名前は萩村則行。大学三年生という就職活動を前にした悩み多き年頃である。来年の四月からは本格的に就職活動に力を出せねばなるまい。そのためいまはまだ遊びたいという欲の方が遥かに大きい。しかし、うかうかもしていられない、周りの友人達はやれインターンシップだの企業説明会だのに参加し着々と準備を始めている。もう大学三年の秋となるのに自分のやりたいことなどちゃんと考えたこともなかった。そりゃもちろん、なんとなくの将来像みたいなのは僕にだってあるさ なんだろうね。こう、せかせか働かずにマイペースに仕事が出来、怒鳴る上司もいないで会議もネット通話を通して、家から出ずに仕事をこなす なんていう都合の良い職につきたいものさ。

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