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〜第5章〜友達
そんな嫌がらせをされて何ヶ月かが過ぎた…私は人生1番のショックを受けた。ある事件が起こったのだ。
この事件が起こる少し前…部活終わりに嫌がらせを受け、2人だけ夜遅くに帰ってた時の事だ。梓が急に「もう死にたい」と言い出したのだ…私はそれを聞いてすぐさま「大丈夫だよ!」「私が守るよ」などときれいごとを言った。そして、その言葉を嘘にしないため日々自分の事よりも梓の事を考えていた。そんな事をしているうちにソフト部の先輩が後輩をいじめているという噂も流れるようになった。それを確かめようと私と梓のところには何人もの先輩達や友達が聞きにきた。私は何も言わなかった。言ったらまた梓がいじめられると思ったのだ。