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第5章(前編)

痛みを「分かっている」のに、それを「感じない」というのは実に奇妙な感覚だ。

私は再び一万尋の海底に沈み、手足は砂袋のように重く、鼻孔は血で腫れ、呼吸さえままならなかった。残されたわずかな思考力は、自らの地獄を繰り返し確認することだけに費やされた。

あの看守どもは、私を半殺しになるまで叩きのめしたのだ。いっそ殺してくれればよかったのに、と。

昼も夜も意味を失い、意識と虚無が交互に溶け合った。

囚人たちが私の名を合唱し、私は様々な角度から、自分の継母がウィーラー医師に口づけをする幻影を見た。その横で、看守たちが私を棍棒で殴りつけていた。頭が割れ、傷口からは蟻の軍隊が行進してきた。みな赤いトレンチコートを着て。

私はデジレの名を呼び、クロコフの名を呼んだ。だが誰も来なかった。すべて妄想だったのか? 独房の蜘蛛が糸を垂らして降りてきて、こう言った。

「耐えろ」

やがて、ウィンストン・レイン弁護士が訪れた。

「裁判に出廷することになる。君の心身の準備が裁判官に認められ次第だ」

「クラウン(高等法院)での審理だ。手続き上の形式に過ぎないが、踏まねばならん」

私は天井から降り注ぐ光を見つめ、まぶしさに目を細めた。手錠に繋がれた腕では遮ることもできない。

「で、その悪女は今度は何をでっち上げた?また下着泥棒か?それとも、彼女とウィーラーを覗き見していたとでも?」

「……軽口はやめろ」

レインは不快そうに眉をひそめた。ブリーフケースから書類を取り出し、声を張り上げて読み上げた。

「我、アイザック・ブレイズは、完全なる認識のもと、正式に罪を告白する。己が行いに深い悔悟を抱き、恩赦を求めるのではなく、控訴審裁判所における私的な医療的事情の理解と考慮を願うものである。私は深く病み、悲劇的にもローレンス・ウィーラー医師の死を招いたこの最悪の暴力行為を心より悔い、彼の遺族に——」

「おい待て! ウィーラーを殺したっていうのか!?」

「彼の遺族に」レインは続け、軽蔑の眼差しを私に投げた。

「甚大な苦痛と生涯にわたる悲嘆を与えてしまったことをお詫びする。誠に……」

彼はペンを取り出し、署名欄を指先で叩いた。

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