第4章(前編)
その後の時間を私は日や月ではなく、ただ一つの長い「重さ」として記憶している。
注射された薬によって、常に鎮静状態に置かれ、何度も体がまったく動かなくなった。
腕も脚も砂袋のように重く、薄いマットレスに縛りつけられ、まるで大洋の底に沈められ、胸の上に何十億ガロンもの水が押し寄せているようだった。叫んでも、音は鈍く、くぐもって響くだけ。
私はある時は grotesque に太り、またある時は病的に痩せていた。褥瘡が現れては消えた。
しかし、むしろその変化をありがたく思った。少なくとも、それが時の経過を示す証拠となったからだ。
だがその変化が一夜にして起こることもあるため、正確な時間の流れは測れなかった。
やがて、定期的に髭を剃られるようになって、初めて数年が経過したのだと理解した。
誤解のないように言っておくが、私はまだ正気だった。論理的に考えることも、理屈を組み立てることもできた。
ただ、現実と非現実の区別ができなくなっていただけだ。
——ある日、継母がやって来て、書類に署名を迫った。拒否すると、彼女は「何でもしてあげるわよ、坊や」と囁き、色仕掛けまでしてきた。だが私はペンを手に取った瞬間、自分の名前すら思い出せなかった。
——またある日、食堂でサンドイッチにかぶりついたら、無数の蟻が顎から、テーブルから、床いっぱいに噴き出した。
ポールが殴りかかってきたので、鎖を引きちぎり、彼の頭をコンクリートの壁に叩きつけ続けた。顔がドロドロの肉塊になるまで。
やがて壁に穴が開き、そこから飛び出すと森に出た。三日間ほど巨大な黒い鳥に追われ、嘴で肋骨を砕かれ、内臓を卵黄のように撒き散らされる感触はいまだに鮮明だ。
夜、独房で横になっていると、引っかく音が聞こえた。
「引っかく音だと?」
翌日のグループセラピーで私がそのことを話すと、片目の男が吐き捨てた。
「くそっ、今度はネズミかよ!」
「ネズミはいないはずです」
ウィーラー医師が否定した。
「俺に言わせりゃ当然だな。ユダヤ坊やの仲間が会いに来たんだろ」
レイヴンが毒づいた。
「黙れ、レイヴン!」
私は思わず怒鳴った。自分でも驚くほどに。
教授はローマ皇帝ティトゥスの話を持ち出した。——ある地を征服する際、船を降りた瞬間に一匹の小さな虫が鼻から入り込み、脳を食い始めた。皇帝は七年もの間苦しんだが、ある日鍛冶屋の槌音を聞いた瞬間に虫は動きを止めた。以来、皇帝は王座の傍らで常に鉄床を打ち鳴らさせた。だが三十日も経つと虫はその音に慣れ、再び脳を食い荒らし始めた。死後、頭を割ると、その虫はスズメほどに成長していたという。
——もちろん精神病棟に鉄床などあるはずもなく、私は代わりに両手を叩き続けた。それで音は消えた。だがすぐに拘束衣を着せられてしまった。
こうして私は、高警備棟の四号室で、時の概念を失いながら腐り果てていった。




