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 不老不死っぽいなにかになってしまったことについては、また今度考えることにしよう。クールダウンするためにも、今までスルーしていたことを質問してみた。


 「ところで、女神様のお名前は何というのですか?」


 怒濤の展開過ぎて、聞くのを忘れてたんだよね。


 「そういえば教えてなかったわね。わたしのことは『ノイ』と呼んでちょうだい」


 「はい。女神ノイ様ですね」


 「女神はいらないわ。それで、他に聞きたいことはあるかしら?」


 「それではノイ様と呼ばせていただきますわ。他には・・・そうですねえ・・・ああ、そうですわ。魔法が巧く使えなかったのですが、コツなどはあるのでしょうか?」


 「?巧く使えなかった、ねえ・・・」


 ノイ様はそうつぶやきつつ、わたしの全身をじっくりと観察しだした。


 「あ、あの・・・どうですか?」


 「・・・・・・・・・・・・なるほど、そういう事ね。・・・・・・でも、なんでこうなったのかしら?」


 体感にして5分くらい経った頃、ようやくノイ様はわたしを観察するのをやめてくれた。でも、なんだかノイ様の表情に曇りがあるのに不安を感じるな。


 「何か分かりましたか?」


 「何故だか分からないのだけれども、貴女の魔力量が桁違いに大きいのが原因の一つだと思うわ」


 「大きいとダメなのですか?」


 「想像してみて。小さなコップに水を入れるのに水差しではなく、大きな桶から直接入れている様な状態なのよ。つまり魔力を使うのに相当気を付けないと、すぐに必要以上の魔力を出してしまい暴走状態になるのよ」


 「えっと、コントロールができないという事ですか?」


 「簡単に言うとそうね。上手に使えるかは練習次第かしら。一番簡単なのは、一度大きな魔法を使用して、そこから徐々に小さくしていく方法がいいかもしれないわね」


 「それって今のわたしには、事実上不可能って事じゃないですか!?」


 「それもそうね。・・・それではこれをあげるわね」


 少し考えた後、ノイ様は一つのペンダントを手渡してきた。ペンダントトップは青い宝石で銀色のチェーンが付いていた。


 「ありがとうございます。これは何ですか?」


 「身につけていると、魔力を一割まで減らすことのできるアイテムよ。これがあれば多少はマシになると思うわ」


 「そ、それはまた・・・すごいですね」


 普通の人にとっては呪いのアイテムになるのだろうけど、わたしにとってはとてもありがたい物だわ。


 「本来は呪いのアイテムに分類される物だから、あまり他人には見られないようにしなさいね」


 本当に呪いのアイテムだったよ。


 「呪いのアイテムって、大丈夫なんですか?」


 「それは平気よ。効果は所持しているときにだけ発揮され、身体から離れれば効果を失うだけよ」


 「なるほど。それは確かに今のわたしにとっては、最高のアイテムですね」


 さっそくペンダントを身に着け、宝石は外から見えないように服の中にしまうことにした。


 「それから、魔法の威力には『何故そうなるのか』を知っているのは必要だけど、一番重要なのは『イメージ』の力だからね」


 「イメージ・・・」


 「そう。たぶん貴女のことだから、難しく考えすぎてるんじゃないかしら?恐らくそれも巧く使えない原因だと思うわ」


 そう言われれば、思い当たる節はある。


 「ありがとうございます。光明が見えた気がします」


 「それならよかったわ。あら?そろそろ時間みたいね。またいつでも来なさいね」


 どうやらもう時間切れのようで、わたしの意識は現実に引き戻されていった。

お読みいただきありがとうございます。

ガラスのハートなもので、誠に勝手ながら当面の間は感想やご意見は受け付けないことにします。

今後ともよろしくお願いいたします。

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