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プロローグ
どうしてこうなったのだろう?
ベッドの中で何回目になるのか分からない自問自答を繰り返していた。
”いま”のわたしはこの国の王女で名前はクリスティーナ。年齢は10歳。まだ確かめていないけど間違いはないはず。
そしてわたしは数日前に流行病に感染して今まで生死の境を彷徨っていて、つい数分前に目覚めたところ。
”前”のクリスティーナが儚くなったからわたしが入ったのか、それとも単に記憶が封印されていただけなのかは分からないわ。
かなり使い古されていてよくあるセリフだけど、やっぱりこういう状況だとこの言葉しか出てこないわね。
「異世界転生って本当にあるんだ」
テンプレにはテンプレなりの理由があるんだなあ。なんて現実逃避したくなるけどそんな場合じゃないし、少し思い出してみようかな。
あれはそう・・・
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