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3話

「今日はひどい目にあったな」


 俺は今日あったことを下校しながら振り返っていた。

 朝満員電車の中痴漢しそうなやつがいて、学校に行ったらいきなり席替えからの隣の席のやつから友達になる宣言をされ最悪の日だった。

 今日はまだ夏休みが終わった初日だったで半日で学校は終わったが学校が1日ある日より疲れた。

 明日からあんなやつと関わるなんて今からもう頭が痛くなってくる内容だらけだった。


「はぁ、コンビニで今日の昼飯を買いながら帰るか」


 行き先をコンビニに変えた俺は、いつもの下校道をずれ少し遠回りをして帰ることにした。

 学校から駅までの中にコンビニはなく、少しずれたところにコンビニが存在している。

 俺にとっては、現在ほとんどの食事をコンビニ弁当や学校の購買に頼って生活をしている。親がいない俺にとってコンビニとはとても重要なところなのだ。


「もう少しだな、今日は散々ひどい目にあったからいつもより高いのを買おう」


 今の道を右に曲がると俺が目指していたコンビニは、すぐ目の前だった。

 だがここでまた彼女と出会ってしまった。


「あ、三神くん」

「………」


 俺は、ここで今日1番会いたくない人間に出会った。

 さっき別れたはずの楠木時雨と出会ってしまったのだ。


「おーい、三神くん?」


(無視無視)


 話したらまた面倒くさいことに巻き込まれると思った俺は、無視をすることにした。


「三神くん、また無視をするのかい?ボクは君と友達になりたいだけなのに……」

 

 楠木は、しょげた顔で今すぐにでも泣きそうな顔だった。

 楠木の言葉から周りにいた人たちがこちらに視線が集まり始めた。楠木の容姿は良くも悪くも見だってしまう。


「ちょっと来い」


 俺は、楠木の手とりここから離れた人気ない公園へと向かった。

 公園はここから約500mの距離なのでそこまで行くのには掛からなかった。


「はぁ、はぁ、君いきなり走るなんてどうしたんだ?」

「お前があんな公共の場で泣きそうになるからだろう!」

「それは、三神くんがボクのことを無視するからだよ………」

「俺は、お前と関わる気は一切ないんだ!」


 はっきりと俺は自分が思っていることをぶつけた。

 大抵の人は誰かから「一切関わる気はない」なんて言われたら関わることをやめると思う。だが楠木時雨はこんなことで終わるやつではなかったのだ。


「ボクは君と友達なると決めた、だから君がボクとどれだけ関わりたくなくてもボクは関わるからね!」


 俺に言われてことも気にせずその言葉を発したのだ。

 楠木の言葉は本気だと今ここで俺は悟った。

 だから俺も本気で楠木を………


「わかった、楠木お前は俺と本気で友達になりたいそうだな?」

「そうだよ!ボクは本気で君と友達になる!」

「なら、俺も本気でお前からの友達勧誘を断り続ける」

「ならボクとの勝負だね?」


 お互いがお互いの言い分をいい答えをだした。


「ああ、俺はお前と……」

「ボクは君と……」


「「友達に………」」


「ならない!」

「なる!」


 この日9月1日、俺と楠木の勝負が始まった。


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