24話
久しぶりの投稿です。
1ヶ月後
あの件以来俺は紗夜たちと学校で過ごすようになることは……………なかった。
学校ではやはり紗夜とは話せず、前までうざいくらい絡んできた楠木も最近はその絡みがなくってきていた。
というか楠木限ってはここ1週間学校にすら来ていない。
「あの、悠季さん少しいいですか?」
退屈しのぎで適当に机に伏せて寝ようとしていたところどこから声が聞こえてきた。
幻聴だろうと思い無視してそっと目を閉じようしたその時………。
「悠季さん!」
「わぁ!」
隣から聞こえてきた声で俺は、飛び起き椅子から転げ落ちてしまった。
「だ、大丈夫!?」
「いてて、誰だよ?!」
「ごめんなさい悠季さん」
「あ、奏さん」
俺を起こしていたのは奏さんだった。いつもなら声などで気づくはずなのに、今日はなぜか気づかなかった。
「今日はどうしたんですか?」
「いや、私は用はないんだけど…………」
奏さんは、そっと教室の扉の方に視線を向けた。何があるだろうと俺も視線を向けてみる。そこにいた人物はある意味予想通りの人物だった。
「あっ」
視線を向けた先には、教室の扉からこっちを覗くように見る楠木の姿だった。
なぜああやってこちらを覗いているのかわからないが、なにかを訴えてるようなが気がする。だけど俺には、楠木が何を訴えようとしているのかわからない。
どうしようかと迷っていると奏さんから声がかかった。
「悠季さんどうか時雨ちゃんのところに行ってあげてください」
「ど、どうしてだ?」
「いいから行ってください!」
「お、押さないで奏さん」
おかしいまだ、このあと授業はあるはずなのにこの状況で呼び出す理由とは?それにあの、楠木が授業をサボろうとするなんて。さらにそれを助けようとする奏さん。
彼女らがどういった目的なのかわからないが奏さんに言われた通り楠木と話すことにした。
「楠木とりあえず場所を変えないか?」
「あ、うん」
「なら、いつもの教室に行こう」
俺たちは昼食を食べる、空き教室へと向かった。
なんかいつもと様子が違うように見えるが俺は特に気にしなかった。
「久しぶりだな楠木、それでどうしたんだ?」
「あ、えっとね。ぼ、ボク………」
どうも歯切れが悪い。
うざい絡みも消え。話しかけてくることもなく、突然家に来ることもない。
そんな俺には楠木が別人に見えていた。
「大丈夫か?お前別人みたいだぞ」
「そ、それは………」
「言いたくないならいいけどよ。言ってくれなきゃわからないこともあるぞ」
らしくもないことを言っている。
今自分でもそう思っている。けど今の楠木を見ていると何故かは自分でもわからない。けど見ているととても気持ちが悪い。
「ボクね、君と友達になりたい」
「はぁ?」
「だからボクは君と友達になりたい!」
「おいおい、待て前にも同じことやったぞ!」
「え?ボク、君と合うのは初めてだよ?」
「え?」
どういことだ?
俺と楠木が合うのは初めてじゃない。けど楠木は初めてって.......。ならもう楠木どういった状態なのか察しがついてしまう。
そしたらここ最近の行動にも納得しできてしまった。
「ボクね実は高校に入ってからの記憶が無くなっちゃたの」
答えは想定した通りの答えだった。
「何があったんだ?」
「わからない。ボクも目が覚めたらいきなり記憶が無くなっちゃってて。それで奏ちゃんに連絡したりしたんだ」
なるほど、この1週間楠木がいなかったのか。
「それで最初の話に戻るね」
「お、おう」
「ボク、君、うんうん。三神くんと友達になりたいの!ボクね、ずっと中学のときから友達になりたいと思ってたんです!」
「…………」
体が硬直したように動かない。
どう反応していいのかどんな言葉をかければいいんだろうか。情報が一気に入ってきすぎて頭の中で整理がついていない。
ガラーン
何をしていいのか悩んでいると扉の開く音が聞こえてきた。
「だから言ったんだよ時雨ちゃん、そんないきなり言ったてだめだよって」
「奏さん」
「奏ちゃん」
「時雨ちゃん、少しずつだよ」
「そ、そうだね」
「それじゃあ、お互いのことを整理しよう」
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