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19話

最近忙しくて投稿するのが遅くなりました。

 私は、小学1年生のとき悠季たちと通っていた学校から転校をした。

 理由はよくある親の都合だ。

 その時悠季は、両親を失い妹の瑞葉ちゃんとも離れ離れになっていた。私は何もできず別れも言えないまま悠季たちと別れていった。


「ごめんなさい、紗夜こんな時期に転校になっちゃて」

「しょうがないよ、お父さんの転勤の都合でしょ」


 このときは、まだ誰かに自分の意見が言うのが怖くて言うことができなかった。

 そして私は、新たな場所で新しい生活を送ることになった。


「えっと、今日から転校してきた、山本紗夜といいます。あの~これからよろしくお願いします」

「はい、皆さん山本さんと仲良くしてくださいね~」

「「「はーい」」」


 転校初日、周りには「どこから引っ越してきたの?」や「どんな学校から来たの?」など転校生特有の質問ばかりで初日は終わった。

 次の日からも同じようなことがあった。

 だけど三日目からその質問ばかりの日常は終わった。

 その日から1週間が過ぎた。


「学校はどう?」

「楽しくやれてるよ」

「よかった」


 母は、安心した声で返したきた。

 だがすでに今の私は限界だった。


「ねえ、転校してきた子、なんか愛想悪くない?」

「わかるー。暗いよねあの子根暗というかね?」

「そうそう」


 周りから評価は、最悪の一歩手前だった。

 まだ、陰口だけで済んでいた。いじめとまではいかなくてもその一歩手前だった。

 だけど、私に1つ転機が訪れた。


「ねえ!山本さんずっと1人だね、私と一緒に話そう」

「え、え?」


 初めて質問以外で話しかけられた。


「あの、あなたは?」

「あ、ごめんね。私は、君島みこと」

「私でよければ」

「やった、それじゃあね………」


 これが私とみこととの初めての出会いだった。

 その日から私は、みことと一緒に話すようになり、学校への行く足少し軽くなっていた。


「ねえねえ、紗夜ちゃん!」

「なに?」

「この前の話しの続きしよ!」

「いいよ!」


 みこととは趣味が似ていてそれがきっかけに私も話すことが出来るようになっていた。

 その関係は私達が中学になるまで続いた。


「今日から中学生だね紗夜ちゃん!」

「みことちゃんはしゃぎ過ぎだよ」

「だって楽しみなんだもん」

「でも、みことちゃんと同じクラスになれるかな?」

「わかんないけど、私と紗夜ちゃんはずっと友達だよ」

「うん!そうだね」


 まだ、何も知らない私は、このあと自分の無力さに押し潰されそうになるなんて思いもしなかった。


「あ、私1組」

「私は………あった!私も1組!」

「今年も一緒だね!」

「うん」


 転校してきたから私は、みことと違うクラスにはならなかった。

 先生がまだなれない私に配慮でもしてくれたのか今ではその真意の確かめようがない。

 そして中学へ入学して1ヶ月が過ぎた頃、みことの様子が変わっていた。


「みことちゃん」

「………」

「みことちゃん?」

「……え、あ、なに?」

「ボッーとしてるなって大丈夫?」

「大丈夫だよ」


 私は、ずっとみことが上の空なことに気づけなかった。

 いや、気づかないフリをしていた。「みことちゃんが大丈夫」って言ってるんだからって自分に言い聞かせ気づかないフリをした。その結果私はみことを失った。


「え?みことちゃん今日も休みかな?」


 中学生活が初めて1ヶ月弱みことは、学校に来なくなっていた。


「よし!なら直接お家へ行こう」

 

 そして無知な私は、みことの家へと向かった。


ピンポーン


「あら、紗夜ちゃんどうしたの?」

「最近、みことちゃんが来ないから心配で」

「そう大丈夫よ、たまたま熱が続いてるだけだから」

「そうですか、ならお大事に伝えてくれませんか?それとまた、一緒に行こうねとも」

「ええ、わかったわ」


 1週間後みことは学校に来た。

 だがもうすでに私の知っているみことではなかった。


「おはよう、みことちゃん」

「………」

「どうしたの?」

「………」

「大丈夫?」

「………もう話しかけないで」

「え?」

「私引っ越すから」


 私は、まだ病み上がりで疲れいてるのだろうと思いそれ以上は追求しなかった。

 だけどこれが私達の最後の会話だった。


 翌日


「ええ、皆さんに悲しいお知らせです。君島さんは転校しました」

「どうしてですか?」

「親の都合だそうです、それじゃあ1限目の準備をしておいてください」

「はーい」


 私は、先生の言ったことが信じれなく、先生を追いかけた。


「先生、みことちゃんはどうして引っ越したんですか?!」

「ああ、山本は君島と仲がよかったな、お前にだけ特別に言うが君島はいじめにあっていた」


 この言葉を聞いて私は愕然としていた。

 どうして気づいてあげれなかったのか。

 1番近くにいたのに気づいて上げれなかった。

 私が鈍いから?弱いから?もう私の中にはひたすら自分を否定しながら何がダメだったのか模索するくらいしかできなかった。


 その後先生からいじめの内容を詳しく聞いた。

 どうやら5月の頭くらいからいじめはあったようでみことは、その標的になってしまいいじめられていたらしい。

 学校を休みがちになっていたのもいじめが怖かったからだという。

 話は聞いたあと大人しく家と帰った。


 そして家へと帰り脱力した状態でベッドへとダイビングした。

 その後ひたすら考え続け1つの結論に至った。


「私にみことちゃんみたいな明るさはない。なら誰にでも冷たく真面目で傷つかない私になればいい」


 その後からは、楽だった。

 ただ、悪いことをしていたら注意し叱り。陰口を言われようが気にせずただ私だけ傷つくように動いていた。

 先生からの信頼は厚かったけど友達は誰一人できなきなかった。

 そのうち友達がいなく協調性のない私には先生も期待することがなくなり。

 私は1人になった。


誤字脱字の報告よろしくお願いします。

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