17話
テストがあったので遅くなりました
週末昨日、一昨日と学校をサボり、ずっと楠木に言われたことを考えていた。
紗夜の過去をどうして知りたいのか?そのことをひたすら考えていたら昨日が終わってしまっていた。
「はぁ、結局学校まで休んだに答えが見つからなかったな」
昨日を完全に無駄にしたこと、さらに何も見つからなかったことで俺の中では最悪だった。
そして今も部屋でベッドの中でくるまっていた。
ピンポーン
家のインターホンが鳴った。
鳴ったが俺は、それを出ずに放置して居た。
「お兄ちゃんー」
聞こえて来たのは、妹の瑞葉だった。
俺は、重くなっていた体を起こし鍵を開けに行った。
「おはよう、お兄ちゃん」
「おはよう、どうした?」
「奏さんがお兄ちゃんが昨日休んだって聞いて」
どうやら心配して来てくれたらしい。
奏が瑞葉に教えると思わなかった。
「体調が悪かったの?」
「いや、サボり」
「サボり?」
俺は瑞葉を家に上げ昨日のことを話した。
瑞葉も紗夜と知り合いだったので真剣な顔で聞いてくれた。
そしてそれを聞いた瑞葉は、少し困った顔していたのと、なにか察したような顔をしていた。
「お兄ちゃんは、紗夜お姉ちゃんのことをどうして知りたいの?」
瑞葉も楠木と同じことを言い出した。
「人の過去を聞くには、いろんな覚悟がいるよ?お兄ちゃんは紗夜お姉ちゃんの過去を受け止める覚悟はあるの?」
「覚悟……」
「それが楽しい過去ならいい、けどそれが辛く苦しい嫌な過去をお兄ちゃん受け止めれる?」
瑞葉の言葉は、俺の中に深く突き刺さった。
紗夜が俺の知らない間にどんな楽しい経験をしたのか、もしくは辛く苦しく辛い経験をしたのかそれを聞いて俺は、普通どおりに居られるのか?
俺は、紗夜の過去を知る覚悟、それに…………楠木と友達になる覚悟俺にはなにも足りていなかった。
「さて、お兄ちゃん私は臆病です」
「そうだな」
「友達も時雨さんだけです。だけど私は時雨さん1人もいます。」
「ありがとう瑞葉ちゃん」
「いえ」
「っていつの間に入ってきた!?」
「三神くんしーまだ瑞葉ちゃん喋ってる途中だよ!」
いきなり居た楠木に俺は、いつの間にきたか聞いたが、聞いた俺が怒られてしまった。
いやいや、最初に止めたの楠木だよね?
「私は、今偉そうなこと言ってますけど誰かの過去を聞く覚悟はありません」
瑞葉は、はっきりと自分はできないと言ってきた。
「それでも、私は、過去のことを聞けなくても、話し相手にはなれる」
「そうか!」
別に過去をしる必要はない今、目の前にいるのは、今の紗夜だ。
その今の紗夜の言葉聞いて受け止めればいいんだ。
そして……
「お兄ちゃん答えは出たみたいだね」
「ああ、ありがとう瑞葉」
「それじゃあ、私は帰るね」
「もう帰るかの?」
「うん、この後用事があるから」
「それじゃあ、気をつけて帰れよ」
「はーい」
久しぶりに妹の返事を聞いた俺は、改めて紗夜との関わり方についてもう一度考え直した。
「せっかく瑞葉がここまで助け舟を出してくれたんだ、もう後戻りはできない」
俺は、そう生きこんでると隣から声がかかってきた。
「ねえ、三神くんボクが一昨日言った答えを聞きたいな?」
今回は、答えれそうな気がした。
瑞葉から人から過去を聞く重みをしらされた。
だから今の俺なら答えれる気がした。
「それじゃあ、もう一度いうね」
「ああ」
「三神くんは、どうして山本さんのことが知りたいの?」
「俺は、紗夜がどうして誰かに冷たい態度を取るようになったのか知りたい、それに俺は紗夜に昔に笑っていたほしい、だから俺は紗夜の過去が知りたい」
俺は、今の本音を楠木にぶつけた。
そしたら楠木は……
「ふふ」
「なに笑ってんだよ」
「いや、そこまでの答えが来るとは思ってなくてね。わかったよ、三神くん君の覚悟を見せてもらったよ」
「楠木」
「だけど、幼馴染に対してはそこまで優しくしてくれるんだね、これはボクも早く友達になって三神くんに優しくしてもらいたいな~」
「うっせ」
少しでも心を動かされそうになった俺が馬鹿だった。
「それじゃあ、三神くん一緒に考えようか」
「はぁ、なんでお前と?」
「さっき、あんな質問したからね、多少なりとも三神くんの力になりたいのさ、それに友達に近づけるかもしれないからね!」
「お前、最後の一言ですべてを台無しにするな!」
「えへへ」
「えへへ、じゃないわ」
その後結局楠木と一緒に考えるはめになった。
そして週末が終わり決戦の日がやってきた。
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