表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢のやり場。  作者: 詩野
2/4

02〜UFO

夢のやり場。

02〜UFO


突然、窓から光が飛び込んできた。

テスト終了後の放課後。電気も付いていない教室で、一人、帰る支度をした私は、それを見た。

そして立ち上がったまま、それに心を奪われてしまった。

校舎の横にある体育館。その奥、ちょうど運動場のあるところに空から斜めに何かが通り過ぎている。

色は黄金で綺麗に輝くと言うよりは、年を重ねて輝きを増すようなそんな色。壁にはカラフルな宝石がちりばめられ、細かい彫刻がなされている。

それはとても長く、30秒くらいの間猛スピードで斜めにぶつかっていく。どこにそんな車体が突き刺さる場所があるのかと思うほど長く、それは運動場に墜落していく。

車体から、光り輝く星が溢れ出し、視界を包む。

これが…UFO…?


困惑しているうちにUFOは壁の隙間からいなくなっていた。するとUFOが落ちたと思われる方角から一台のバスがでた。中身はなにやら混雑しているようで青い光がたくさんうじゃうじゃしている以外は真っ黒だった。


ふと、肩に手がかかる。

びっくりして私は顔を振り向かせると、そこにはメガネをかけた先生がいた。

「あぁ、先生。もう完全下校の時間ですか?」

私は今までのことなどなかったかのように、先生に話しかけた。

と、突然、先生は私の首に手をかける。指にはたくさんの宝石がちりばめられた指輪があった。

「先生?」

私は困惑しながらも笑顔で首の手をのけようとする。

しかし先生の手は私の首と同化したかのようにビクともしない。

そして気がつく。

黒い肌。眼鏡の奥にある、赤い瞳。怪しく、眩い光を放っている。

そのまま私は倒れた。

そして目覚めた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ