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3話 誕生日!

「「お誕生日おめでとー!」」


「ありがとう、みんな」


どうも、リクです。

今日はじいちゃんの知り合い皆で僕の誕生日を祝ってくれています。

うれしいな……


「リクももう六歳か、本当に大きくなって、拾ったときはあんなに小さかったのにのー」


「じ、じいちゃん」


「何だ? 照れてるのか、リク?」


「そ、そんなことないよ」


今話したお姉さんはラミアという名前で剣がすごく強い。

僕も剣を教えてもらったけどすごく分かりやすかった、でもそれ以外はめっきり駄目らしい。

すごく豪快なお姉さんだ。


「ラミアやめて、リクが可愛そう」


この女の人はシエラさん、魔道具を作るのがすごくうまいらしくときどき魔道具について教えてもらっている。

そのときに何故か僕のことを気に入ったみたいですごく可愛がってくれている。

悩みは背が低いことだそうだ……可愛いと思うんだけどな。


「はは、ほんとにシエラはリクの事が好きだな」


陽気なこの男の人はフィツムおじさん、よくじいちゃんに会いに来るとにかく明るい人だ。

特にこれといって特技は無いらしい。

少し前に職業を聞いたけど教えてくれなかった。

……何してるんだろう。

謎だ………


「でもよくみんなこられたね、フィツムおじさんいがいはいつもいそがしそうなのに」


「おい、何で私は忙しそうな者の中に入ってないんだよ!」


「だって、しゅうによんかいはきてるし……」


「確かにそうだけどな! そうだけどその分仕事がんばってるんだよ!」


「だからなんのしごとしてるの?」


「む、それはーそのー」


「なんでおしえてくれないのさー」


「んー、よし、じゃあリクが十五歳になったら教えてやろう」


「あときゅうねんも?」


「そうだな、よく計算できたな」


「ま、まあねシエラおねえさんにおしえてもらってるから」


「リクは偉い、私よりも計算できる」


「ほー、それはすごいのー」


「シ、シエルねえさんのおしえかたがうまいんだよ」


「そんなことは無い、リクは賢い」


うーなんかズルしてるみたいで後ろめいた気分になってくるな……


「それに剣術も熟練の域に達してるしねーたいしたもんだよあんたは」


「ええ! 剣術もすごいのか!?」


「ああ、すごいさ、この年でもう私と肩を並べてるよ」


「いや、さいごはけっきょくまけちゃったし……」


「あれは体重の差だよ、体が同じくらいだったらこっちが危なかったよ」


「ほっほっほ、リクはすごいのー」


「あ、ありがと、じいちゃん」


「リクはお爺ちゃんっ子だな、はっはっは」


「うっ………」


本当のことだから言い返せない……


「本当にそう、お爺ちゃんのために言葉遣いを直したいって言ってきたし」


「たしか剣術もお爺ちゃんに喜んでもらうためだったか?」


「も、もうみんな!」


「ううっ、そうだったのか、うれしいのー」


「ちょ、じいちゃんそんななかなくても……」


「うれしいんじゃよ、こんなにいい子に育って」


「じいちゃん…」


「なんじゃ?」


「その、…ひろってくれてあ、ありがとう……」


「ううっ、本当に立派になってのー、こっちこそありがとうじゃリクがこの家に来てからわしは楽しくて仕方が無いんじゃよ」


「じいちゃん……」


「驚いたな、師匠のそんな表情はじめてみたよ」


「私も…」


「私もだ、びっくりだよ」


「うるさいわ! わしだって人間じゃ、孫の成長を喜んで何が悪い」


「孫……」


「…嫌じゃったか?」


「ぜんぜんそんなことないよ、むしろうれしい! そっかーぼくは孫かー…じいちゃん、本当にありがとう」


「ううっ、こちらこそのお」


それからもしばらくの間じいちゃんは泣いていた。

でもしかたないよなー、全部本心だし……


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