2話 ちょっとした過去です!
短いです。
あれからもじいちゃんに魔法のことやこの世界の歴史について学んだ。
何故か二日目からは歴史しか教えてくれなかったが……そんなに俺には魔法の才能が無かったのか……
それでも俺は毎日魔法の練習したんだけどな! こんなのはポジティブだ! がんばってたらいつかは一般的になれるはずだ!
「今日もあそこに行くのかの?」
「うん! まほうのれんしゅうしないといけないからね!」
「……そうか、がんばるんじゃぞ」
「うん!」
初めてがんばれって応援された! 前の世界では応援されたこともなかったのに! よーし、がんばるぞー!
***
「………なんじゃ…これは……」
「あ、じいちゃん! 迎えに来てくれたの?」
「あ、ああそうじゃよ」
「わーありがと!」
生まれて初めて迎えに来てくれた。
前にいた世界では親さえも迎えに来てくれなかったもんなー
運動会や授業参観日もきてくれなかったし…なんか悲しくなってきたな……
「ほっほっほ、おいで、家に帰って一緒にご飯を食べよう」
「うん!」
見た目のせいかな、なんか子供みたいな反応になってきたなー
まあ、実際子供だしいいかな、甘えても。
主人公の親は酷いですね……