まとも
「はーい……っと。丸瀬君、いらっしゃい」
「お邪魔しますですなぁ」
「先に最上さんと坂本さんが来てたからもう始めてたよ?」
「問題ないですなぁ」
「とりあえずこっちだよ」
「あ、丸瀬君。こんにちは」
「こんにちは。保」
「こんにちはですなぁ」
「あ、姉ちゃん。こちら、クラスメイトの丸瀬保君。それと、こっちの人は俺の姉」
「初めましてですなぁ」
「こちらこそ初めまして。愚弟がいつもお世話になってるわね」
「また愚弟って言った……」
「姫宮君だから仕方がないんですなぁ」
「それ豪也のポジション!?」
「気にしたら負けなんですなぁ」
「確かにそうだけども……」
「丸瀬くんはこの前の子達と違って真面目なのね?」
「そんなことないですなぁ」
「謙遜なんてしなくてもいいわよ。頑張って勉強してね」
「ありがとうございますですなぁ」
「あ、香弥ちゃん。そこ違うわよ」
「え!? 間違ってますか……?」
「えぇ。ここの形が微妙に間違ってるわよ?」
「えーっと……」
「あ、本当……。坂本さん、教科書のこのページを参照してみてください」
「そうそう。お互いに教え合った方が理解できるわよね」
「姫宮君のお姉さんはすごいですなぁ」
「俺には何も教えてくれないけどね……」
「あら、涼平。勉強は自分でするものよ?」
「身内に……特に俺にだけ異様に厳しいよね……」
「私だって勉強は自分でやってたわよ?」
「当たり前でしょ……て言うかそれ以前に勉強してるとこなんて見た事ない気がするんだけど……?」
「やってないもの」
「やれよ!?」
「お姉さん……やってないのにそんなにできるんですか……」
「香弥ちゃん。心配しなくても私なんて人並みにしかできないわよ」
「確実に人並み以上にできていらっしゃるかと思うのですが……」
「そんなことないわよ?」
「そんなことありそうな気配しかないですなぁ」
「改めて自分の姉がいろんな意味で恐ろしい……」
「私の事はいいから、皆ちゃんとやりなさいね?」
「「「はい!」」」
「よろしい」
作者の私でもまともではない作品だと思います。
そんな作品でも良ければ気まぐれな私にお付き合いくださいませ。
意見・感想等、ないとは思いますが……もしあればよろしくお願いいたします。
この学校に入学したい方、募集します。……いないと思いますが。
たまにこう言うタイプの人いますよね。