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きょうもへいわに  作者: 靉靆
34/42

不思議な縁

「ただいまー」

「おかえり」

「おじゃまします」

「お、おじゃま……します」

「あら、いらっしゃい。涼平にこんな可愛い友達がいるなんてねぇ……」

「どういう意味だよ!? それより今日はリビング使って良いんだよね?」

「そこしか使える場所なんてないでしょ?」

「デスヨネー」

「あの、本日はありがとうございます」

「気にしなくていいわよ。そんなことよりも、しっかり勉強しなさいね」

「あ、ありがとうございます」

「あ、姉ちゃん。ちゃんと紹介しておくよ。こちらが最上さん。クラスの委員長でおいつも助けてもらってる」

「初めまして、最上陽菜です。よろしくお願い致します」

「こちらが坂本さん。坂本さんもクラスメイト」

「坂本です。よろしくお願いします」

「と、こっちが俺の姉さんです」

「こちらこそ初めまして。涼平の姉です。いつも愚弟がお世話になっております」

「あ、いえ、そんな……こちらこそお世話になっておりますので」

「そこまで畏まらなくていいわよ。陽菜ちゃんも疲れちゃうでしょ?」

「いえ……そんな、ありがとうございます」

「ところで坂本さん。あなたの下の名前ってもしかして香弥(かや)じゃない?」

「は、はい。そうですが……どうして……?」

「やっぱりそうね。弥尋くんの妹でしょ?」

「え、お……兄を知っているのですか?」

「ちょっとした縁があってたまたま知り合ったのよ。香弥ちゃんは想像通りの美人さんね」

「あの……お、お姉さんの方が素敵で私なんてとても……」

「私にお世辞なんて言っても何も出ないわよ。でもありがとうね」

「さー。俺に飛び火する前に勉強の準備しちゃおう。そうしよう」

「……相変わらずこの愚弟は空気を読めないわね。でも、せっかく来たんだからしっかり勉強していってね」

「は、はい。頑張ります」

「ありがとうございます」

「涼平」

「……何でございましょう。お姉様」

「アンタもしっかりやりなさいよ?」

「う……うん。ありがとう?」

「……涼平くんのお姉さん。とんでもない美人ね」

「本人に言ってあげてください……」

「姫宮君のお姉さん……眩しすぎます。……私にください」

「できないでしょ!?」

作者の私でも不可思議な作品だと思います。

そんな作品でも良ければ気まぐれな私にお付き合いくださいませ。


意見・感想等、ないとは思いますが……もしあればよろしくお願いいたします。


この学校に入学したい方、募集します。……いないと思いますが。


男性は蚊帳の外になりやすいですよね。

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