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きょうもへいわに  作者: 靉靆
26/42

オチつきたい

「「おじゃましましたー」」

「きをつけてなー」

「……やっと帰ったわね」

「……いろいろな意味でゴメン」

「……別にいいわよ」

「……ありがとう」

「……どうせなら次はもっと普通の子達でお願い」

「……いるのかな?」

「……アンタ大丈夫なの?」

「冗談だよ! 何本気で憐れんだ目で見てるのさ!?」

「そうよね、今更友達がいないのが本当だなんて言えないわよね」

「ごめんなさい!」

「あらー……この子ってば何を誤っているのかしら?」

「ちょっ……目が据わってる!?」

「うふふっ、そんなことないわよ?」

「表情笑ってるのに目が笑ってない!」

「眼球に表情を持たせることができる人なんていないわよ?」

「比喩表現であって眼球そのものじゃないよね!?」

「あらー? この子、私が本気でそう言う事言うバカだと思ってるのかしら?」

「本当に申し訳ありませんでした!」

「……冗談よ」

「……マジで心臓に悪いわ」

「それにしても……すごい執念だったわね。あの子達は」

「人間の三大欲求の一つに類するとは言え……確かにアレは普通じゃなかったと俺も今更思ってる」

「普段からあんな感じじゃないの?」

「いや、あそこまでのは初めて見た」

「覚醒したのかしら……」

「だとするときっかけはどう考えても姉ちゃんだよね」

「どうして私が関係するのよ?」

「間曽の場合は特に『美女』に弱いって言ってあったよね?」

「あまりにもすごい豹変で抜けてたけど……確かに言ってたわね」

「豪也もよっぽどストライクゾーンだったんじゃない? ずっと姉ちゃんの事気にしてたでしょ」

「ずっとチラチラ見てたわね」

「と、言う事は姉ちゃんがきっかけで間違いないよね?」

「そうね。でも、あくまでも仮説にすぎないわよね」

「まぁ……ね」

「真相からはあえて目を反らしたままにしておくことにするわ」

「ほぼ確定的な真相から逃げる事は可能なのか」

「何か言ったかしら?」

「何も言ってません!」

「……はぁ、不毛だわ」

「不毛だね」

「夕飯作るから手伝いなさい」

「仰せのままに……」

作者の私でも投げっぱなしな作品だと思います。

そんな作品でも良ければ気まぐれな私にお付き合いくださいませ。


意見・感想等、ないとは思いますが……もしあればよろしくお願いいたします。


この学校に入学したい方、募集します。……いないと思いますが。


人は目を反らすのが上手なんです。

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