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きょうもへいわに  作者: 靉靆
24/42

名前に負けない暴想族

「ご褒美ではないっ!? 嘘だ!」

「嘘ついてどうする!」

「美女からのご褒美を独り占めする気だろ!?」

「バカか!」

「くっそぉ……美人のお姉さま! オレにもご褒美をくださいっ!」

「黙れどマゾ!」

「さぁ、その美しいおみ足で!」

「……涼平」

「……はい。何でしょうか?」

「アンタ……いくら友達がいないからって……ねぇ?」

「うん……って、普通の友達もいるよ!?」



===================



「と、言う事でコイツは間曽(まそ)。同じクラスの友達なんだ」

「は、初めまして……間曽です」

「で、こっちが俺の姉」

「よろしくね。間曽くん」

「今日はあと一人来る事になってるんだけど……」

「……はぁ。もう遅いからいいわよ」

「本当にごめんなさい!」

「次からはちゃんと言いなさいね。……それよりさっきの間曽くんのアレは何?」

「あー、アレね……」

「す、すみません……」

「コイツ名前に負けないマゾ気質らしくてね……」

「……えぇっと……それで?」

「プラスで美女に弱い」

「ご、ごめんなさい……」

「……え、えぇ……それで……?」

「美女にマゾ魂を刺激されると人格が変わる」

「あ、あの……罵ってください!」

「……お帰りはあちらよ?」

「これは……放置プレイ!?」

「黙れ!」

「痛いっ……ちょっと姫宮くん。ひどいじゃないか……もっとやってください!」

「……涼平?」

「何でしょう?」

「もう一人の子は大丈夫なの?」

「……名前負けしてるだけ?」

「意味わかんないわよ?」

「うん。俺も説明になってないと思ってた所だわ」

「……荷物まとめてあげましょうか?」

「ごめんなさい!」

「俺にもその蔑んだ瞳のご褒美を!」

「またなの!?」

「ご褒美じゃねー!」

「もっとカモン!」

「アンタ達……いい加減にしなさーい!」

「俺関係ねー!?」

「ありがとうございまーっす!」

「……え」

「……豪也」

「二階堂……」

「……涼平。アンタの友達は勝手に入ってくるのばっかりなの?」

作者の私でも打ちひしがれる作品だと思います。

そんな作品でも良ければ気まぐれな私にお付き合いくださいませ。


意見・感想等、ないとは思いますが……もしあればよろしくお願いいたします。


この学校に入学したい方、募集します。……いないと思いますが。


好きなものに夢中になっている人は人が変わる物だと思います。

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