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きょうもへいわに  作者: 靉靆
22/42

有問題

「涼平」

「ん?」

「何でせっかくの休日にこんなことしないとダメなのかな?」

「学生の本分だからだろ」

「二階堂君。そこまで量は多くないので頑張りましょう」

「最上さん。豪也はただ愚痴りたいだけだから無視しても良いと思うよ」

「無視はひどくない!?」

「ゴウだから仕方がないんですなぁ」

「せやな。ごっちゃんやし」

「そうね。二階堂だから仕方がないわ」

「満場一致だ」

「皆そろってオレに恨みでも!?」

「恨みはない」

「恨みはないですなぁ」

「恨みなんてあらへんね」

「恨んでたらもっとひどい事言ってるかもしれないわよ?」

「まだ上があるの!?」

「二階堂君。早くやらないと終わらないですよ?」

「それオレの所為なの!?」

「この中だと豪也の成績が一番ヤバイからな?」

「たしかにそうだけど……」

「そう言えば涼平君は地味に勉強できるわよね?」

「意外性で言えば此島さんの方が点数をとってるよね」

「ウチの事姫さんはアホや思てたん? 残念やけどウチは天才やからね!」

「はい、此島さん。そこの問題間違えてますよ」

「しもた!?」

「天才がなんだっけ?」

「ごっちゃんにだけは言われたないわ!」

「確かにこの問題はひっかけ問題に見えるけど単純なパターンの問題だね。深読みする頭のない豪也の方が正解はしやすいかも」

「豪也の完敗なんですなぁ」

「二階堂に最初から勝ち目なんて無かったわよ」

「辛辣っ!」

「結局豪也も間違えてるから余計に二重三重に敗北してるな」

「マジかよっ!?」

「あの……二階堂君。頑張って……?」

「最上さんまで!?」

「ボクは終わったんですなぁ」

「もう終わったの!?」

「さすが保。早いわね」

「丸瀬君地味にずっとやってたからね」

「相変わらずたもつんはマイペースやね」

「そうですね。所々で話してはいましたけど手は止まってませんでしたね」

「ある意味怖い特技だよねーっと。俺も終わり」

「ウチも終わったで」

「私は最後の問題が少しわからないのよ……」

「あぁ、これをこっちと比べてみてごらん?」

「あ、なるほど……できたわ。涼平君ありがとう」

「どういたしまして」

「課題が終わってスッキリしたんですなぁ」

「せやな。この後みんなでどっか行かへん?」

「いいね、みんな終わったし行こうか」

「それはいいですね。勉強後のリフレッシュにもなりますし」

「紅葉にしては良い事言うじゃない」

「遊びに行く気満々な所申し訳ない……お約束通りオレまだ終わってないんだけど!?」

「ごめんなさい……忘れてました……」

「到頭最上さんまで毒された!?」

作者の私でも問題ばかりの作品だと思います。

そんな作品でも良ければ気まぐれな私にお付き合いくださいませ。


意見・感想等、ないとは思いますが……もしあればよろしくお願いいたします。


この学校に入学したい方、募集します。……いないと思いますが。


学生の本分はやっぱり大事な物です。

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