表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
きょうもへいわに  作者: 靉靆
14/42

おにき

「最近は姫宮君も馴染んできたみたいですね」

「そうかな? 俺は何も変わってないと思うけど」

「明らかに口調は変わってるやんな?」

「あー、うん。そこは変わってるかもね。最初はやっぱり……ねぇ?」

「それは仕方がない事なので良いと思いますよ」

「せやね」

「そう言ってもらえてよかった」

「おーい、姫宮―」

「どうした?」

「坂本先輩が呼んでる」

「あ、りょーかい。ちょっと行ってくるね」

「わかりました」

「ほなまた後でなー」

「お待たせしました」

「急に呼び出して悪かったね」

「いえ、何かありましたか?」

「うん。約束してたコレ持ってきたからさ」

「え? あ、ありがとうございます!」

「どういたしまして」

「ヒロさん。これはいつまでにお返しすれば良いでしょうか?」

「んー、最近ずっと触ってないからしばらくは持ってていいよ」

「わかりました。ありがとうございます!」

「そこまでかしこまらなくて――」

「――邪魔よ」

「うわっ!?」

「――痛って。何するんだ」

「馬鹿なおに……兄が人の教室の前を塞いでるのが悪いんでしょ?」

「あのなー」

「えっ……え?」

「涼平君……挙動不審になってるわよ?」

「え……だって……え?」

「あれ? もしかして涼平君知らなかったの?」

「う……うん」

「何だ、姫宮に言ってなかったのか?」

「何で態々言うのよ。そもそも自分の兄と涼平君の仲が良かったなんて知らないもの」

「そうだっけ?」

「キングの件以来よ。涼平君とおに……きが一緒にいるのを見るのは」

「隠せてないぞ」

「う……うるさい!」

「おにき……?」

「涼平君も!」

「ご……ごめん?」

「もう! 知らないっ!」

「あー、怒らせちゃったかな……?」

「大丈夫。照れてるだけだから」

「照れてる?」

「まぁ、そんなものだと思っておけばいいよ」

「そうですか……」

「それじゃ、俺は教室戻るよ」

「はい、ありがとうございました」

作者の私でも隠したい作品だと思います。

そんな作品でも良ければ気まぐれな私にお付き合いくださいませ。


意見・感想等、ないとは思いますが……もしあればよろしくお願いいたします。


この学校に入学したい方、募集します。……いないと思いますが。


たまには怒られずにおとなしくするのも必要ですから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ