オリフィス
真っ白な世界に立っていた僕。小さな窓から見える君の世界。
僕の前にいた君は、砂時計に映った幻想なのか。時が止まれば姿を消してしまうのか。
砂の流れが時だと知り、それを止めようと手を伸ばしたが硝子によって阻まれた。
きらきら輝く欠片は消えることなくそこに残る。
永遠の命を持った僕は、時に縛られた君の命を理解したくはなかった。
だから今も全てが落ち切った砂時計を、また上下を逆さにして時を作る。
あの時が戻るのを望むように。
真っ白な世界に立っていた僕。小さな窓から見える君の世界。
僕の前にいた君は、砂時計に映った幻想なのか。時が止まれば姿を消してしまうのか。
砂の流れが時だと知り、それを止めようと手を伸ばしたが硝子によって阻まれた。
きらきら輝く欠片は消えることなくそこに残る。
永遠の命を持った僕は、時に縛られた君の命を理解したくはなかった。
だから今も全てが落ち切った砂時計を、また上下を逆さにして時を作る。
あの時が戻るのを望むように。
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