二十五章：登場人物
毎日更新：18/18
レキ：
魔の森の少年
白髪黒眼
世界最強で純粋な男の子
二度目の武闘祭、狙うは優勝
とはいえレキが優勝するのはほぼ確定
本人以上に周囲がそう認識している
野外演習でその実力は不動となり、レキと同じ組になった生徒の大半は諦めるつもりでいるらしい
もう半数はそれでも挑み、一部はレキ打倒を掲げているとか
武器は双剣
魔術は四系統全てにおいて上位系統を使える
座学は苦手だが頭は悪くない
クラス内順位：
座学：八位
魔術：一位
武術：一位
総合：二位
――――――――――
フラン：
本名フラン＝イオニア
フロイオニア王国の王女
天真爛漫で人懐っこい愛され王女
今年の武闘祭も目指すは優勝
チーム戦はようやくレキと共闘できると張り切っている
取り合えず個人戦でミームに昨年の借りを返すところから
組み合わせは気にしていないが、レキと同じなら早目に戦えてよいと考えている
武器は双短剣
魔術は赤と緑系統
等級は中級まで
座学はあまり好きではない成績は悪くない
クラス内順位：
座学：六位
魔術：二位
武術：四位
総合：三位
――――――――――
ルミニア＝イオシス：
フィサス領領主ニアデル＝イオシスの一人娘
容姿端麗にして文武両道の完璧少女
ルミニアも一応優勝を目指しているが、それよりレキともう一度戦いたいと言う想いが強い
それよりチーム戦でちゃんとレキを指揮できるかの方が問題だったりする
当然自分がレキの足を引っ張らないかであり、レキが言う事を聞かないかもという不安はない
武器は槍
魔術は青と黄系統
等級は中級まで
知識面ではファラスアルムには勝てないが応用力で上回っている
クラス内順位：
座学：二位
魔術：三位
武術：二位
総合：一位
――――――――――
ファラスアルム：
（ファラ＝ス＝アルム）
森人の少女
知識も深く無詠唱魔術も使いこなす才女
昨年より更に魔術の腕を上げ、組み合わせ次第では決勝も狙えるとルミニアに言われ恐縮している
勝ち負けにこだわりは無く、ただ自分がどこまでやれるか試してみたいと言う思うが生まれている
おそらくはミーム辺りの影響
チーム戦ではレキはもちろん皆さんの力にどれだけなれるか、ただそれだけを考えている
武器は杖だが武術はからっきし
魔術は青系統
等級は中級まで
知識なら誰にも負けていない
クラス内順位：
座学：一位
魔術：五位
武術：十位
総合：四位（同率）
――――――――――
ユミ：
エラス領にある村出身の少女
将来のフラン専属侍女？
何気にライバル関係だったガドが今年はいないが、競い合いたい相手には事欠かない
なんだかんだ彼女も実力を伸ばしており、安定度なら引けを取らない
授業ではミームともやり合う様になり、勝率だってそこそこだったりする
魔術ありならたいてい勝てる
武器は長剣
魔術は青系統
等級は中級まで
座学はそこそこ
クラス内順位：
座学：七位
魔術：四位
武術：五位
総合：四位（同率）
――――――――――
ミーム＝ギ：
プレーター獣国出身の獣人の少女
打倒レキを掲げる武術少女
待ちに待った武闘祭
今年も目標は優勝だが、それはイコールレキに勝たなければならない為、彼女の目標は結局レキに勝つと言う事に
最上位クラスは他にも試合で戦いたい者だらけで、涎を垂らさんばかりである
一応昨年の準優勝者であり今年の優勝候補でもある
が、レキがいる以上優勝はまずありえない
武器は拳と足、つまりは徒手空拳
魔術の適性は赤系統
等級は基礎魔術がようやく使えるようになった
座学は壊滅的
クラス内順位：
座学：十位
魔術：十位
武術：三位
総合：九位
――――――――――
ユーリ＝サルクト：
フロイオニア王国サルクト子爵家の三男
なんでもそつなくこなす器用な少年
昨年はフランとミームと同じ組になってしまい、二回戦で敗退
今年はまず良いくじを引くところから始めなければならない
他クラスからの人気も高まり、期待を受けつつ本人もやる気を出し始めている
優勝はまず無理でもブロックの決勝くらいまでは行けたらと
最悪、レキと同じ組でなければ
武器は騎士剣
魔術は青と緑系統
等級は中級まで
座学は結構得意
クラス内順位：
座学：五位
魔術：七位
武術：七位
総合：七位
――――――――――
カルク：
フロイオニア王国内にあるラーシュ村出身
平民
武術の才を持つ平民出の少年
武闘祭は楽しみだが、優勝には相変わらず興味が無かったりする
カルクにあるのはただいろんな奴と試合で戦ってみたいと言う欲であり、ある意味脳筋である
特訓の末に編み出した必殺技で武闘祭に挑む
武器は剣
魔術は赤系統
等級は初級まで
座学はミームよりかろうじて上（目糞鼻糞）
クラス内順位：
座学：九位
魔術：九位
武術：六位
総合：十位
――――――――――
ガージュ＝デイルガ：
デイルガ伯爵家嫡男
口は悪いが意外と仲間思いなチームの司令塔
昨年はレキと同じ組になり、最上位クラスで一番最初にレキと戦い敗北した運の無い少年
今年こそはレキと違う組に、と創生神や光の精霊に願い続けている
なお、レキはその光の精霊の申し子と言われている事はこの際関係ない
ガージュも実力はかなり上がっており、組み合わせ次第では決勝まで行けるだろうと言われている
武器は剣
魔術は赤系統
等級は中級
座学も優秀
クラス内順位：
座学：四位
魔術：六位
武術：八位
総合：六位
――――――――――
ルーシャ＝イラー：
ライカウン学園からの編入生
一年生の時は学年の代表になるほど優秀な生徒
ルーシャに取っては初の武闘祭
戦い自体に興味はないものの、皆が楽しみにしている以上ルーシャも全力で頑張るつもりでいる
出来ればレキと同じ組になり、お手合わせしたいと願っている
優勝には欠片も興味がない
武器は杖
魔術は青と黄系統
等級は中級まで
座学も優秀
編入試験の成績：
座学：三位
魔術：八位
武術：九位
総合：七位
――――――――――
レイラス：
レキ達の担任
明るい茶色の髪
背は高くプロポーションは良い
今年の武闘祭も優勝はレキだと確信している
それより誰が決勝でレキと戦うかを楽しみにしていたりする
予想ではルミニアだが、案外ユーリやガージュも行けるのではと思っていたりする
――――――――――
ミル＝サーラ：
上位クラス一番手
サーラ子爵家の令嬢
レキに対しる淡い想いをそのままに、とりあえず武闘祭に向けて全力で特訓中
そんなやる気の彼女にレキも協力を惜しまず、手合わせにも付き合ってくれる
そんなレキの優しさに、ミルの想いは強まるばかりである
実力なら最上位クラスにも十分食らいつける
――――――――――
ヤック＝ソージュ
上位組二番手
ソージュ男爵家次男
最近ミルの様子がおかしい事に気付いているが、下手につつけば何が出るか分からない為そっとしている
とりあえず武闘祭に全力を尽くす
出来ればレキやフラン様、ルミニア様辺りとは違う組がいいな～と思っていたり
ついでにミル様とも違う組みなら・・・
――――――――――
ライ＝ジ：
上位クラス三番手
自称ミームのライバル、なおミームはどうとも思っていない
野外演習での一件で、自分に代わり仲間を救ってくれたレキには感謝しているが、素直に示す事が出来ないのは年頃の男の子ゆえだろう
その感謝の気持ちの裏返しなのか、最近では打倒ミームに加え打倒レキとも言うようになった
――――――――――
カタル＝ザイン：
上位クラス四番手
目立たないが実力は高い
昨年の武闘祭は初戦でガージュと戦い敗れている
今年の目標は一回戦突破
出来れば最上位クラスの生徒とは戦いたくない
――――――――――
シーラル＝レイザ
上位クラス五位
レイザ伯爵家の三女
昨年は二回戦で同じクラスのヤックに負けている
魔術士だが最近では武術にも力を入れるようになり、実力を伸ばしている
とはいえ優勝を狙えるかと言えば無理である
――――――――――
タム＝イフィス：
上位クラス六番手
準男爵であるイフィス家の長子
準男爵家の名を背負い、今年の武闘祭に挑む
流石に準男爵家がどういう爵位かは理解した
ただ、頑張れば自分も準男爵になれるのではという別の想いが生まれた模様
その良く分からない思考についていけない生徒が増えつつある
――――――――――
ライラ＝イラ：
上位クラス七番手
ガージュの幼馴染
昨年は二回戦でフランと戦い敗北している
自身の試合よりガージュの試合の方が気になって仕方ない
とは言え無様な試合をすればガージュに幻滅されるかも知れないし、ガージュを狙う有象無象に付け入るスキを与えるかも知れない
何よりそんな自分が許せないと、武闘祭も全力で挑む
――――――――――
マーチャ
上位クラス八位
平民出の女の子
昨年は何気に三回戦まで進んでいる
完全にくじに恵まれた結果だが、本人は今年も期待している
一応実力はそれなりにあるのだが、個人戦にはあまり興味がないらしい
その分チーム戦では友達の為にも頑張るつもりでいる
――――――――――
トーチェ
上位クラス九位
平民出
マーチャ同様、昨年はくじに恵まれたのか三回戦まで進んだ
俺も結構できるんじゃ？と勘違いしかけたが、その三回戦でミームにコテンパンにやられた為自惚れる事は無かった
最近女子が気になるようになったが、周囲の女子は自分より強く、身分も違う為どうにもならないでいる
同じ悩みを持つヤンライとは親友である
――――――――――
ヤンライ
上位クラス十位
平民出
昨年は初戦で最上位クラスのガドに当たりあえなく敗北している
後でそのガドが武術はそれほど得意ではない事を知り、愕然とした
トーチェとは親友であり、女子の話で盛り上がったりする
最近タムの思考について行けず、同じチームでありながら足並みも揃えられないでいる
出来れば代わって欲しいとすら
――――――――――
ウェディ＝スール：
スール伯爵家の子女
中位クラス四番手
武家であるスール家に生まれ、幼い頃から武術を磨いてきた
中位クラスとは言えその実力は高く、更には中庭での鍛錬にも積極的に参加した為か中位クラス内の順位を七位から四位に伸ばしている
昨年の武闘祭は二回戦でユミに敗退
最上位クラスの実力の高さを痛感した
強くなければ誰もついてこないという思想を持ち、鍛錬に参加しないガージュを良く思っていない
その思想に至った原因の半分はクラスにあり、もう半分は指揮官であるルミニアが強すぎる事にあったりする
――――――――――
サラ：
平民出
中位クラス五番手
昨年は一回戦でユミに当たり、覚えたての魔術を放つ間もなく敗れた
大会後ユミに声をかけられ一緒に鍛錬する中に
クラスは違えどすっかり仲良し
もちろんフラン達とも
今年はユミやレキに習った武術で大会に挑む
・・・本当は魔術も使ってみたいが我慢している
通常の1週間更新に戻ります。
次話更新予定：1月17日
