十七章:登場人物
レキ:
魔の森の少年
白髪黒眼
少しずつ男の子っぽくなっているがまだまだ女の子っぽい顔
大分背も伸びた
圧倒的な実力で大武闘祭の個人戦も難なく優勝して見せた
一年生が大武闘祭で優勝するのはこれが初めての事
アリルが背中からしがみ付いていたが、レキとしてはフィルニイリスみたいだと思うだけだった
異性として意識するのはレキ本人の情緒がまだ育っていない模様
サラとは武器の話で盛り上がった
リーラに崇敬されるのは妙な気持ちである
武器は双剣
魔術は四系統全てにおいて上位系統を使える
座学は苦手だが頭は悪くない
入学試験の結果:
座学:七位
魔術:一位
武術:一位
総合:三位
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フラン:
本名フラン=イオニア
フロイオニア王国の王女
レキより背が低い事を悔しく思っている
レキの優勝を我が事のように喜んだ
信じてはいたがそれはそれ
新たなるライバル登場・・・修羅場にはならず
レキ同様フランもまた情緒が育っていなかった
むしろレキを通じてアリル、サラ、リーラと仲良くなった
武器は双短剣
魔術は赤と緑系統
等級は中級まで
座学はあまり好きではないがレキに追い抜かれぬよう頑張った為成績は良い
入学試験の結果:
座学:四位
魔術:二位
武術:三位
総合:二位
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ルミニア=イオシス:
フィサス領領主ニアデル=イオシスの一人娘
日々の鍛錬のおかげですっかり元気に
身長がレキより高い事を少し気にしている
レキの優勝をレキ以上に喜んだ
信じてはいたがそれはそれ
レキの雄姿に改めて惚れ直した模様
その分新たなるライバルの登場に危機感を感じていたが・・・杞憂に終わった
武器は槍
魔術は青と黄系統
等級は中級まで
元々読書が好きだったせいか座学はとても優秀
入学試験の結果:
座学:二位
魔術:三位
武術:二位
総合:一位
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ファラスアルム:
森人の少女
肩の辺りで揃えた、緑色のふわふわした柔らかそうな髪と大きくてくりくりとした優しそうな目
身長はそれなりに高く、ルミニアの次くらい
レキの優勝に心から安堵した
信じてはいたがそれはそれ
時折記憶が無いのはレキの黄金の魔力のせい
崇敬の念が強くなってしまったらしい
フォレサージ学園の代表が気になっている
武器は杖だが武術はからっきし
魔術は青系統
等級は初級まで
読書好きでその知識量はルミニアを上回る
入学試験の結果:
座学:一位
魔術:五位
武術:十位
総合:六位
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ユミ:
エラス領にある村出身の少女
水色のショートカットの髪の毛
身長は若干低くフランとレキの間くらい
レキの優勝に飛び上がるように喜んだ
信じてはいたがそれはそれ
レキを通じてお友達が増えた模様
レキやフランより情緒は育っているが、生来の性格ゆえか修羅場にはなりそうにない
武器は大剣→長剣
魔術は青系統
等級は初級まで
座学はそこそこ
入学試験の結果:
座学:五位
魔術:四位
武術:六位
総合:四位
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ミーム=ギ:
プレーター獣国出身の獣人の少女
獣人としての種族はギ(狼)族
濃い灰色の髪の毛と狼の耳としっぽを持つ
レキの優勝に興奮していた
信じていたが体が疼いてしょうがなかったらしい
レキを通じて戦ってみたい相手が増えた模様
大会期間中で無ければ手合わせを申し込んでいたところだった
武器は拳と足、つまりは徒手空拳
魔術の適性は赤系統だが今はまだ使えない
座学は壊滅的
入学試験の結果:
座学:十位
魔術:十位
武術:四位
総合:九位
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ユーリ=サルクト:
フロイオニア王国サルクト子爵家の三男
薄茶色の髪
レキの優勝に友人として大いに喜んだ
レキなら当然さ、と言いつつ少し心配でもあった
レキの持て具合に多少羨ましいと感じつつ相手が相手なので嫉妬はしなかった
むしろ他学園の女子生徒達の実力に戦々恐々としている
チーム戦では僕らも戦うんだよね・・・
武器は騎士剣
魔術は青と緑系統
等級は初級まで
座学は結構得意
入学試験の結果:
座学:三位
魔術:六位
武術:七位
総合:五位
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カルク:
フロイオニア王国内にあるラーシュ村出身
平民
燃えるような赤い髪
レキの優勝に友人として我が事のように喜んだ
レキなら当然だぜっ、と優勝を微塵も疑っていなかった模様
レキの持て具合は気になっていない・・・と言うか良く分かっていない
情緒は育っているが興味がないらしい
おっしゃ、次は俺達の番だぜっ!
武器は剣
魔術は赤系統
等級は初級まで
座学はミームよりかろうじて上(目糞鼻糞)
入学試験の結果:
座学:九位
魔術:八位
武術:五位
総合:七位
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ガド=クラマウント=ソドマイク:
マウントクラフ山国出身の山人の少年
背は低いが非常にがっしりしている
一見すると十歳には見えない
口数は少ないがしゃべらない訳では無い
レキの優勝にむ!と頷いていた
流石はレキ殿、と感心していた
レキを通じてマウントクラフ学園の生徒と仲良くなり、武器の話が出来て楽しい
宿に戻り早速レキの武器の手入れをした
む!
武器は片手斧
魔術は赤と黄系統
等級は初級まで
座学はそれなり
鍛冶の専門は剣だが他も一通り習っている
入学試験の結果:
座学:八位
魔術:九位
武術:八位
総合:十位
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ガージュ=デイルガ:
デイルガ伯爵家嫡男
茶色の癖っ毛
レキの優勝に気が抜ける思いだった
実は一番手に汗を握っていたりする
もちろんチーム戦に向けての分析は怠っていなかった
が、あまりの実力とバラエティーに富んだ戦いっぷりに頭を悩ませる結果となった
いっそレキに全てを任せてしまった方が早いんじゃないか?
いや、それではチーム戦の意味が・・・
武器は剣
魔術は赤系統
等級は初級
座学はそれなりに優秀
入学試験の結果:
座学:六位
魔術:七位
武術:九位
総合:八位
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レイラス:
レキ達の担任
明るい茶色の髪
背は高くプロポーションは良い
レキとアランの引率をした
予想通りではあるが、それでもレキの優勝に感心させられた
まさかこれほど圧倒的とは思わなかったらしい
学生の頃、四年の時に大武闘祭に出場
ミリスと決勝を争った
結果は敗退、二位で終わった
学園の卒業生
実はミリスと同卒
卒業時の成績は最上位一位
ただし武術では最後までミリスに勝てなかった
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アラン=イオニア:
フロイオニア王国王子
フロイオニア学園三年生
大武闘祭初出場にして準優勝した
十分誇れる成果だが、レキのせいで目立っていない
それでも純人の強さをレキと共に知らしめることが出来た
特に詠唱破棄魔術は無詠唱へのとっかかりとして森人の注目を浴びている
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ローザ=ティリル:
ティリル侯爵家令嬢
フロイオニア学園三年生
アランが無事、試合を終える事が出来た事に心から安堵した
優勝できるとは残念ながら思っていなかったが、それでもアランただ一人を心から応援していた
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ジガ=グ:
獣人の生徒
獣人としての種族はグ(狐)族
大武闘祭を一観客として楽しんでいた
もちろんアランの試合はしっかりと応援していた
揶揄ったのもリラックスさせる為?
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ラリアルニルス
森人の生徒
森人にしては珍しい大剣の使い手
大武闘祭を一観客として楽しんでいた
アランの応援をしつつ頭の中では自分ならどう戦うかとシミュレートしていたりする
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フィルア:
女子生徒
騎士剣術の使い手
大武闘祭はフロイオニア学園の生徒としてアランとレキの応援をしっかりしていた
・・・どちらかと言えばレキの応援の方が強かったかも知れない
そりゃアランも強いけどレキには勝てないでしょ?
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ミリス:
フロイオニア王国騎士団中隊長
学生時代二年連続で優勝した経験を持つ
ミリスの名が他国に知れ渡っているのはそのせいだったりする
護衛を兼ねてフラン達と試合を観戦
試合についてフラン達に解説してあげている
学園の卒業生
レイラスと同卒
卒業時点の成績は最上位クラス二位
武術は一位だったが、他ではレイラスに勝てなかった
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フィルニイリス:
フロイオニア王国宮廷魔術士長
フロイオニア学園の魔術講師
気が付いたら解説席に座っていた
無詠唱魔術を中心に、他学園の事情を含めた見事な解説をして見せた
若干レキに肩入れしているのはご愛敬
その知識と魔術の実力で他国にも広くその名が知れ渡っていたりする
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アリル=サ:
プレーター学園代表
四年生
獣人としての種族はサ(兎)族
大武闘祭・個人戦の一回戦でレキと当たり敗北
その強さと優しさ、純粋さ、見た目の可愛さでレキに惚れたらしい
学園にファンは多いが自分より強い相手じゃないと付き合わないと公言し、来る者全て振ってきた
そう言う意味でもレキはストライクだった
学園のアイドル
桃色の髪の毛、ショートカット
蹴りが主体
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グル=ギ:
プレーター学園代表
四年生
獣人としての種族はギ(狼)族
プレーター学園の代表
アリルが不調だった為学園で行われた武闘祭で優勝しているが、戦績としてはアリルの方が圧倒している
アリルに懸想し、優勝したら付き合ってくれと一方的に宣言
妄想に耽りつつ戦い、レキでもアリルでもないアランに負けた
武器は短剣
武術の評価としては学園二位である
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サラ=メルウド=ハマアイク:
マウントクラフ学園代表
四年生
自ら鍛えた大槌が大武闘祭でどれほど通じるか知る為に出場している
優勝にはあまり興味がない
マウントクラフ学園の生徒は毎年こんな感じ
レキの圧倒的な実力と剣裁き、何より剣に魔力を纏わせて戦う姿にほれ込み、いつかレキの為の武器を作りたいと心から思った
槌が専門
卒業したら剣を専門にする予定
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ギム=ビルヒル=ピアスイク:
マウントクラフ学園代表
四年生
自ら鍛えたとある武具を試す為出場した
一回戦で当たったのが獣人のグル=ギだった為試せずじまいだったらしい
槍が専門
とはいえ他の武具を作らない訳では無い
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ミルアシアクル:
フォレサージ学園代表
四年生
レキの黄金の魔力に魅了され、お話ししたい手合わせしたいその為に何としても決勝に・・・と気合を入れて臨んだが願いは叶わなかった
詠唱した呪文でイメージを固定し、以後詠唱する事無く魔術を放ち続けることが出来る
同じ魔術しか放てないのが欠点
魔術主体だが近接戦闘もいける
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カリルスアルム:
フォレサージ学園代表
四年生
フィルニイリスを心から崇拝している信望者
三系統の魔術を扱う優秀な生徒
生まれつき魔術の才能があったが、そのせいでプライドが高く周囲を見下しがち
種族至上主義者でもある
魔術勝負でアランに負けた
魔術の腕前なら学園一位
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リーラ=フィリー:
ライカウン学園代表
四年生
レキの黄金の魔力に光の精霊の申し子を重ね見た者の一人
一瞬でレキの崇拝者となった
戦闘は苦手だが魔術は得意
レキと戦うのは恐れ多いと思いつつ、外ならぬレキがそれを望んでいる為全力で戦った
レキの黄金の魔力から繰り出される魔術をその身に受け、嬉しそう
マゾではない
純人
青系統のみで代表となった
当代の聖女
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ファイナ=イラー:
ライカウン学園代表
四年生
大武闘祭個人戦でアランと戦い敗北した
魔術の実力なら引けを取らなかったがいかんせん近接戦闘で分が悪すぎた
アランの詠唱破棄魔術に強い関心を示す
アランを通じレキと後日合わせてもらう約束を取り付けた
純人
信仰心が篤く品行方正
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ゴウヒ=サッチ:
マチアンブリ学園代表
四年生
己の商才と独自に仕入れた魔術を反射する盾で戦うも、ろくに反射できず敗退した
偽物を掴まされた結果だが、しっかりと確認せず使おうとした自分が未熟やったと反省している
もちろん偽物を売りつけた商人には、同じく偽物を掴まされたアミスや仲間と共に徹底的に報復する予定
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アミス=ニーラ:
マチアンブリ学園代表
四年生
独自のつてで入手した魔術反射の盾を用いて戦うも、ろくに反射できず敗退した
偽物を掴まされた結果だが、偽物をそうと見抜けなかった自分が未熟だと反省している
もちろん偽物を売りつけた商人には、同じく偽物を掴まされたゴウヒや仲間と共に徹底的に報復する予定
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オレイン=イ:
プレーター獣国国王
通称獣王
レキの戦いっぷりと実力にすっかりほれ込み、ぜひ手合わせしたいと吠えていた
獣人としての種族はイ(獅子)族
脳筋
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カミルサラルス:
フォレサージ森国国王
通称森王
レキの黄金の魔力に感激し思わず祈りを捧げた
フィルニイリスから根掘り葉掘り聞きだそうと我策中
一万歳を超えてる
魔術オタク
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ザク=アクシイク=シドタウン:
マウントクラフ山国国王
通称ザク王、鍛冶王
レキの振るう剣に興味津々
武器の事になると饒舌になり、自分の世界に浸り気味になる
鍛冶馬鹿
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ラッカ=ショーラ:
マチアンブリ商国代表
十二の有力商人の一人で外交担当
レキの強さに商機を見出している
試合自体はあまり興味がない
商才に優れる
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フィース=ミル=ライカウン:
ライカウン教国教皇
レキの黄金の魔力に崇敬し感涙すらした
あのお方こそ光の精霊の申し子様に違いありません
精霊と創生神の信者
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ヤラン:
マチアンブリ商国出身
大武闘祭の司会を務める
今年の武闘祭はとにかく盛り上がった




