1-1 多事多難
「生徒会長のお言葉。生徒会長お願いします。」
「みなさん、夏休みは、どのように過ごしましたか?きっと、充実した生活だったでしょう。しかしもう夏休みは終わり、二学期が始まりました。
1年生は、学校生活に慣れ、2年生は、色々な試験が待っているでしょう。そして3年生は、勉強に追われることになるでしょう。
学校生活において大変なのは、二学期です。
是非皆さんのクラスで退学者が出ないように頑張ってください。例年とは、変えて今年の二学期からは、クラスでは、カースト制度にさせていただきます。
では、頑張ってください。」
この言葉に体育館は、ざわつく。
退学者は、例年のように出る。しかしカースト制度を用意されたのだ。この学校の新しい幕開けになることだろう。特に1年は。
確かにみんな充実した夏休みを過ごしただろう。しかし1-3は、そうにもならないだろう。
それは、夏休みの前日の事だった。
皆が夏休みに浮かれていた時、ある生徒の一言で教室の温度は、-近くまで下がっただろう。
その日の1-3の行動は、全員の様子が呉牛喘月であった。他の1年の5クラスは、それを面白がったり驚いたりとしてる人がいた。
3組に何を聞いても話してくれない。
誰も口止めしよう等とは、言ってない。それなのにも関わらず誰も公言しない。
しかしその事件が起こった日3組の3人は、無表情であった。氷川黎明、影山死郎、井吹四乃の3人。
しかしその3人も教えてくれない。
彼等は、張本人かも分からない。
二学期が始まった。
1-1
「クラスの中のカーストが出るらしいが別にそれは、どうでもいいよ。退学者がこのクラスからでなければね。みんなで頑張ろう!」
1-2
「みんなで協力してポイントを増やしてカースト上がろうね!全員味方だから安心してね!」
1-4
「遂に二学期が始まった。夏休み前に3組に何があったのかは知らない。しかし俺は、3組を潰してって学年一になるぞ。」
1-5
「みんなで頑張って退学者を出さないように頑張ろうぜ!行動を良くしよう!」
1-6
「今まで通りやってれば大丈夫。心配しないでいいよ。そう、今まで通りね。」
1-3
「.........。」
1年は、全員で200人、1クラスに約30人。
どの学年も最初は、みんな200人からのスタート。しかし今の3年生は、もう150しかいない。
そして各クラスにカーストが発表された。
1位、6組 2位、1組 3位、4組 4位、2組 5位、5組
そして最下位は、3組。
その結果に各クラスは、喜ぶ。
職員室では、教員達が、「3組が最下位か。夏休み前にあんなことが無ければ2位だったのにな。」
「まあしょうがないだろう。あんな生徒がいるんだからな。どうしようもない。学校としてもまずいが」
「まあ好きにしとけばいいんじゃないのかい?
ところで君たちは〜お似合いぃぃぃぃ!!!」
「止めてください鬼島さん。」
「いやいや、きみたちぃはぁおにあぃいだよぉぉ」
「ほんと職員室カオスだな!やめめめめめめめ!」
「いや、やめないよ?でも君も桜さんとおぉにぃあぃだよぉ!」
「おい、静かにしろ。これは、学校にとって不味いことだぞ。これがもっと発展して大変になったら理事長になんて言えばいいか。」
生徒会室でもそんな話をしていた。
「生徒会長、1-3にどう思いますか?」秘書は、問う。
「怪しいのは、3人。しかし何もボロを出さないためなんとも言えない。様子見だ。」
「島津義弘は、現在の鹿児島県に生まれ、戦国大名島津貴久の次男。兄は義久。薩摩、大隅、日向を支配しました。関ヶ原の戦いでは、徳川軍と戦って敗れましたが家康は、義弘を恐れて島津家の領地を減らさなかった。ところで問題ですが、島津は敵から恐れられてましたがその時のあだ名はなんでしょうか?」
質問をしても誰も答えない。分かってる人は、何人もいる。しかし、みんなそんな事をどうでも良いと思っている。カーストなんか気にしない。
「誰もいないの?じゃあ正解は、」
「鬼島津」
「なんで黎明君。すぐ答えなかったの?」
「別に。」
「じゃあいいや。次は、黒田長政について話します。」
そんなこんなで社会の時間は、終わった。
「おい、氷川。お前ちょっと来い。」
そう3人に言われた。
いきなり殴りかかってきた。