1.昔話
初めまして、朔間春と申します。
前に拷問処刑道具を擬人化して放置していたプロットがあったのでここで完結できたらと思い投稿しました。
とりあえずばっと書いて少しずつ訂正していくつもりです。つもり...です。
※一部スプラッター表現があります。
※一部の方は不快だと思ってしまうがしれません。ご了承ください。
ちょっとした昔話。
「私の髪の毛を乱雑に扱うなんて許さない!!」
「申し訳ございません!!奥様!!」
その瞬間奇声が部屋に響く。
櫛で人を殺せるなんて最初は思わなかった。
でも、殺せたのだ。
部屋はメイドの血で赤く染まり
櫛はへし折れていた。
駆けつけたメイドや執事はその光景に
目を疑ったであろう。
この部屋、いや、家の主エリザベートは
自分に気に食わぬことがあればどんな物で有ろうとも人を殺したり瀕死の状態にする。
「このメイドは使い物にならないわね。」
返り血を浴びたエリザベートは立ち尽くしたメイドを指差し
「あなたが次私の髪を梳かす番よ」と笑顔で微笑むのだ。
そんなことが毎日いや、何年も続けば家のお手伝いは精神的にやられていくだろう。
とある日、エリザベートは永久的に牢屋に閉じ込められ生涯を閉じることになる。
そこまではちょっとした実話でもある。
そこまでは....。