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迷車両で行こう38

 とある車両は言いました。

「おーい。俺さぁ。昨日の運用が終わった後に焼肉セット狩ってきたんだけど、誰か一緒に食べねぇ。」

「おっ。レールガンにしてはいいアイディアじゃねぇか。食べよう食べよう。」

「おいV編成。焼肉するにはどこがいいかな。」

「うーん。そうだな。網干電車区だと絶対荷主から文句言われるし・・・。網干電車区じゃあできないな。・・・そ・・・そうだ。奈良電車区ならどうだろう。」

「いくらなんでも・・・。それをやったら103系先輩たちにこっぴどく叱られると思うぞ。」

「いや。ああ見えても、103系先輩や日根野電車区の205系先輩たちはこういう打ち上げみたいな宴会は好きなんだ。だから、ちょっと誘ってみるかな・・・。ちょっと日根野のお姉ちゃんに電話してみよう。」

と言うわけで、223系2000番台は日根野電車区のお姉ちゃんに電話をかけてみました。

「もしもし。僕だよ。僕。」

「ああ。誰かと思ったら、網干のレベルファイブじゃない。どうしたの。またグチでもいいに来たの。」

「いいえ。そういうわけじゃないんです。今日はカクカクシカジカナンチャラショクパンマッキイロと言うことで電話したんですが・・・。」

「ああ。そういうこと。ようは私の弟が焼肉セットを買ってきて、どこかでみんなで焼き肉しようって言ってるってことね。分かったわ。今日根野には381系先輩、205系先輩、287系ちゃん、283系ちゃん、281系ちゃんがいるから、ちょっと声かけてみるわね。」

「・・・あれ。103系先輩は。」

「103系先輩は・・・あっ。ちょっと・・・。」

「わしならここにいるぞ。焼肉セットだって。やろうやろう。」

「あのぉ。103系先輩。やるならどこがいいですか。」

「うーん。そうじゃな。山中渓には特急ホーンお目当ての大きなお兄さんたちがたくさん来ているし、あんなところでやっても、写真撮られて嫌だな。じゃあ、淀川の河川敷にでも行ってするか。いや、淀川よりも、須磨海浜公園のほうがいいか。」

「そうしたいところですが、須磨海浜公園はバーベキューをしに来た市民さんたちの行儀が著しく悪かったみたいで・・・。もうバーベキューできないんですよ。」

「何。・・・そうか。じゃあ、宮原から近い服部緑地ならどうだ。」

「あのぉ。線路無いのに。どうやってそこに行くんですか。」

「大丈夫だ。ちょっと大阪市営地下鉄と、北大阪急行さんに殴り込みに行くだけだよ。」

「いろいろ問題が起きそうなので、やっぱり淀川の河川敷でやりましょう。」

と言うわけで、次は奈良電車区の人たちに電話してみた。

「もしもし。あなたからレールガンの仕事をとった2000番台です。」

「なんだ。223系の大量生産グループ化。どうした。今日は何しに電話してきたんだ。オレオレ詐欺か。」

「そんな。今日は収賄のために電話したんですよ。」

「ほう。で、どのぐらいの金額を今回はくれるんだ。」

「はいそれはカクカクシカジカナンチャラショクパンマッキイロぐらいの金額です。」

「そうか。・・・って今回そんなに少ないのか。でも、さっきお前、焼き肉でもするって言ってたな。どこでするんだ。」

「淀川の河川敷です。」

「そうか。じゃあ、奈良電車区のみんなと一緒に貨物線を通ってそっちに行くわ。」

と言うわけで、電話を切った。

「なぁ、弟よ。広島や岡山のやつらも誘ってやれ。」

「「サンダーバード」のお兄さんと、妹さんはどうするんですか。」

「そうだな。誘おう。ついでに食パン先輩も誘おう。後、誰か誘っているかな。」

「お前らなぁ・・・。」

と登場したのは網干所属の221系です。

「山陰のやつら誘ってないだろ。他にも、姫新線で働いているキハ127系とかも誘えてないし。どうせなら、JR西日本の車両全員集めて、派手にやろうじゃねぇか。」

「・・・どの位派手にやるんですか。」

「うーん。やっぱり打ち上げって言ったら、打ち上げ花火とかがあったらいいな。」

「おーい。誰かこの中に火薬取り扱えるやついるか。」

「はーい。」

手を挙げたのは播但線所属の103系です。

「マジですか。あなた火薬いじれるの。」

「わしじゃないぞ。加古川線の125系もいじれるし、アイキャンドゥイットゥの125系もできるぞ。」

「本当か。じゃあ、打ち上げ花火もやって、全員でやろう、やろう。」

「おい待て。やる前に買うものを買ってこよう。お兄さんが飼って来たこの焼肉セットだけじゃあ、全員分賄えないよな。スーパーに一番近いところにいるのは宮原の弟と225系0番台の妹だよな。」

「酒とかも買ってこいよ。忘れるなよ。」

「大丈夫だ。問題ない。」

と言うわけで、夜に全員で淀川の河川敷に集合しました。

「いやぁ。JR西日本の車両を集めて見るとこんなにたくさんいるんだな。新幹線車両よりも多いっていうのは分かるけど、すごい数だな。これ全員居れば、どこぞの会社で80編成いるあいつらに勝てるんじゃないか。ヒック。」

と網干所属の221系。

「そうだな。こんなにたくさんいたら、新幹線なんて目じゃないな。ヒック。」

今度は225系5000番台。

「そう言えば。なんでこんなにたくさんの車両がいるのに。僕ら広島や岡山の方には誰も新車が来てくれないんだ。岡山に223系5000番台が来てから、新車が来てないぞ。なんで、本社はこっちに新車を呉ないんだ。」

と広島の115系。

「まぁ、まだまだ末期色ががんばっているから、「大丈夫だ。問題ない。」ってことなんじゃない。」

「そんなわけないだろう。末期色に塗られているから、お早目の新車をと言うことを言っているんだ。ヒック。まぁ、ここら辺で221系がこっちに流れてきてくれても、結局中古車がこっちに来ることには変わりないし・・・。ヒック。そろそろ新車が欲しいなぁ。JR西日本の偉い人にでも頼んで、227系でも作ってもらうようにするかな。ヒック。」

「227系って。それは223系先輩たちがぼろくなってきてからつくるんですよ。ヒック。」

「いや。225系0番台。JR西日本をなめちゃいけない。だって、過去に数々の迷車を生み出してきた会社だぞ。そう簡単に227系を作るとも思えない。それに227系を作っても、顔面は225系と同じような骸骨になることには変わりない。ヒック。」

「本当はお金ため込んでいるんじゃないのか。大体新幹線の新造車や。225系を作るぐらいの金があるんだろう。だったら、それを広島に回して呉。ヒック。誰かなんかよからぬ方向のために使っているんじゃないのか。ヒック。」

「まさか。JRの偉い人に限ってそんなことは。」

「いや、偉い人っていうのはいつの時代もなにを考えているのかわかったもんじゃない。やっぱり、どこかでお金が止まっているんだろうな。まったく、ケチりやがってこの・・・。」

お告げ:ピンポーン、パーン、ポーン。広115系。酒飲んだ上に失言とはどういうことだ。本社の近くまで来ていることだし、至急、本社まで来なさい。

「えっ。ちょ・・・ま・・・。」

「ああ。あいつのせいで、酔いがさめちゃったじゃねぇか。」

と223系2000番台。

「まぁ。まぁ。酔いがさめちゃったなら、また飲めばいいじゃない。でも、287系。お前は飲酒していいのか。」

「えっ。ヒック。」

「ダメだこいつ。完全によってる。さっきの本社の人からの言葉にも。酔いがさめないってなったら結構アウトだな。」

「・・・確かに。アウトだけど、こいつまだ6か月にしかなってないぞ。酒飲ませて大丈夫なのか。ていうか、そもそも。飲ませたの誰だ。」

お告げ:おまいら。夜に花火あげて、住民から苦情が来ておる。さっさとその宴会をやめなさい。

「えっ。でもちゃんと、火薬を取り扱える人はいますよ。」

お告げ:大阪市に。許可取ったのか。

「・・・あっ・・・忘れてた。」

お告げ:そうか。そもそも。花火あげようって言ったの誰だ。そして、あげてるの誰だ。

それを言った人たちとやっている人たちに視線。

「な・・・なんだ。その視線は。」

お告げ:分かった。今から本社まで来なさい。こってり絞ってからのフフフ。だからね。

さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。


 翌日。

「はぁ。昨日はいろんな意味で大変だったなぁ。皆さんおはようございます。JR西日本のレールガンで働いている223系1000番台です。昨日誰かが6か月ぐらいにしかなっていない子にお酒飲ませていましたが、あれなに飲ませたのか昨日僕の同僚のW8編成が研究しました。結果。スピリタスを飲まされていたようです。アルコール度数が非常にヤバいものでした。はぁ、てなわけで、私もちょっと朝から始末書におわれていたもので、ようやっとその始末書から解放されたわけです。」

「ねぇ、お兄ちゃん。」

「何。弟よ。」

「昨日の。115系先輩たちはどうなったんですか。まだ網干の前を通っていないみたいですが。」

「ああ。昨日帰った人たちの話によると・・・、

お告げ:ガミ、ガミ、ガミ、ガミ、ガミ、ガミ、ガミ、ガミ、ガミ、ガミ、ガミ、ガミ、ガミ。

 と、まだ怒られてるみたいだよ。」

「うう。JR西日本の偉い人スゲェ。よくそんなにキレるネタが尽きないな。」

「それでは。しめとして・・・。皆さん。間違っても6か月とかの子供にお酒飲ませるなんてことはしないでくださいね。それに、飲酒は20歳からですよ。守ってくださいね。それに車運転したら犯罪ですよ。飲酒してるの分かってて、車に同乗するのも、犯罪ですよ。だから、お酒を飲んだら、迷わず、公共交通機関。特に私たちを使ってくださいね。」

「みなさんがルールを守って楽しくデュエル・・・。ゲフン、ゲフン。ルールを守って、楽しく宴会・・・ゲフン、ゲフン。ルールを守って楽しくバーベキュー・・・。ゲフン、ゲフン。」

「何回間違うつもりだ。ルールを守ってくださいね。」


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