間話②:共同作戦報告書
【第二騎士団 提出報告書】
共同作戦実施報告書(抜粋)
件名:
市街地北側畑地帯における、小型魔獣集団出没事案への共同対応について
概要:
本件は、第一騎士団・第二騎士団による共同作戦として実施された。
通常は農家単位で対応可能な小型魔獣であるが、個体数の異常増加により被害が拡大していた。
作戦判断について:
本作戦における現場判断および進行管理は、第一騎士団所属・アイリス氏が実質的に担った。
魔獣の生態、環境変化、過去事例を即時に整理し、討伐ではなく捕獲誘導を選択。当該判断に迷いは見られず、現場は終始安定して機能した。
所見:
第一騎士団は突発対応力に優れる部隊であるが、
本件では統制・調整が常時維持されていた。
特に、アイリス氏の状況整理能力・人員制御能力は顕著であり、現場判断において高い実務適性が確認された。
以上、事実のみを報告する。
◇
この報告書は、定例通り王都防衛評議会、治安管理局、各騎士団本部へ送付された。
その中に一通、「教育関連資料整理部門」宛の写しが含まれていた。理由は単純だ。
「士官候補生の参考事例として共有」
ただ、それだけだ。
その資料の一部が、なぜかアイリスの母校を経由し、さらに実家へ転送された理由については、関係者の誰も説明できていない。
◇
【第一騎士団 提出報告書】
(提出者:ルーカス/※赤字修正あり)
件名:
モグニャンいっぱい捕まえた件
1.今回の敵
名前:アッシュモール
あだ名:モグニャン
見た目:モグラっぽいけど猫寄り
※かわいい(重要)
(※「重要」ではありません:アイリス)
2.作戦内容
・第二が冷やす
・カゴだけあっためる
・モグニャンが勝手に入る
※殴ってない
※穴も掘ってない
(※最初に掘ろうとした人がいましたが中止:アイリス)
3.結果
・畑:無事
・モグニャン:無事
・評判:良い
4.感想
正直、アイリスさんがいなかったら、たぶん殴ってた。
以上!




