第二章 幕間
付和雷同 呉越同舟 災いは突然に
二章幕間
天城くんの提案のおかげでなんとか全員の納得する方向でまとまった直後、音楽室に蓮見先輩が入ってきた
「はあ はあ 綾乃ちゃんたちいる?」
「あ、はい どうしたんですかそんなに慌てて」
蓮見先輩は息を切らした様子だった
というかどことなく顔色が良くないような…
「とりあえず落ち着きましょう なんだか顔色も良くないし…」
綾乃がまだ空いてない缶ジュースを手渡しす
蓮見先輩はそれを受け取って
「ありがとう… それはそうなんだけど 他落ち着いてられないよ!」
「あ、えと なにかあったんですか?」
「蓬ちゃんたちってまだバンドメンバー決まってなかったよね?」
「あ、えと 一応、集まりました たった今…」
天城くんと大倉くんの参加(仮)が決まったのすぐあとだったこともありタイミングが良すぎて驚いた
でもどうしてバンドメンバーについて聞いてきたんだろう
先週話した時は、まだ入部したばかりだし焦らなくて良いって言われたけど今日の様子はまるで真逆みたいだった
「あ、え マジ!?」
「ですです そこの二人… 大倉龍弥と天城廻兎がアタシたちのバンドに入ることになりました まあまだ仮だけど…」
「え、めっちゃ助かる よかったー」
真凛から改めてバンドメンバーのことを聞いて先輩は落ち着きを取り戻したようだった
「どうも ドラム志望の天城廻兎です 勝手にお邪魔してすみません」
「あ、いえいえご丁寧にどうも…」
意外と真面目な天城くんの挨拶に先輩も頭を下げる
「ほら お前も挨拶しろよ」
「チッ 一々うるさいな… ベース 大倉龍弥」
天城くんに促せえれたものの不満そうな大倉くんの挨拶は粗雑だった
「あ、えと 反社の方ですか?」
「あ!?」
思わず出た先輩の感想に大倉くんは威嚇した(怖い)
「ひっ」
「おいこら 先輩相手に噛みつくな」
そう言って天城くんは大倉くんはの頭を叩いた
「すみません コイツのコミュニケーションのとり方カタギと違うんですけど気にしないで下さい」
「やっぱり そっち系…」
先輩の呟きに大倉くんは睨み返した
「すみません…」
先輩が縮こまる
何だろう…この既視感 私、大倉くんとバンドやっていけるかな…
まだ始まってもいないのに先行きが怪しくなる
「それでなにか私たちに話があったんじゃ…」
「そうだった! そうなんだよ!」
綾乃が話を元に戻すと先輩は立ち上がって私たちを見渡した
そして言ったのだ
「早速だけど ライブに出てくれない?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へ?」




