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第三章 コミュ障陰キャぼっちでもライブはできますか? 第五十七節

シロの世界

目が覚めるという表現は間違いかもしれない

精神的には覚醒した感覚があるけれど肉体敵にはそれがなかった

それまでの途方もない夢の途中から目覚める感覚

でも現実世界での起床とは違った


目を開けると


そこには真っ白な世界が広がっていた


まるで新品のキャンバスみたいな空間だ

あるいはスケッチブックかもしれない

あるのはただ白だけそれ以外にはなにもなかった


私はこの場所を知っている


頭の中にそんな言葉が浮かんだ

でもそれを否定することができない

むしろ逆だ

この場所はどこか懐かしくてそして哀しかった


『目がさめましたか』


目の前に文字があらわる

音声はなかった 

文字に手をかけるけど触れない


『あなたに接触できるかは賭けでしたが成功したようで何よりです』


「あなたは…だれ?」


声を出すことはできたからその文字に問いかける


『しかし一度目は偶然で今度は必然とは…』


返答はまるで関係ないものだった


「あ、えと…」


『失礼、私はそうですね… シロと名乗りましょうか』


「私は…」


名乗ろうとしたけど名前が出てこなかった


『あなたが名乗る必要はありません それとあと二百五十秒で起床です 時間がないのでこれ以上の質問は受け付けません』


声が出なくなった


『私からお伝えしたいことは一つだけ』


『自分の□□□に自覚を持ってください』


「……」


言葉の意味が理解できない


『あなた… ××に… to つ でき』


次第に視界がぼやけていく


段々と意識がはっきりとして


こちら側の意識がぼやける


『最後に一つだけ』


『目が覚めたらどうせすべて忘れるだろうけど』


それから〇〇と名乗ったそれは


消え…欠け…ながら…


『朝霧綾乃に注意して』


「それって……」


それ以上の言葉は聞こえなかった≠見えなかった





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