第三章 コミュ障陰キャぼっちでもライブはできますか? 第五十六節
記憶の廻廊 見果てぬ大地 夢幻の魔女…
いつか訪れる物語のため
茶番≠伏線≠自分語りにお付き合いください
(1)
どうも百合に水を差す豚です
これから少しだけ意味不明な話が始まるのでこのセカイの神様視点で補足させて下さい
まずはじめにこのセカイにおいて人の脳とはとても複雑で未だに謎が多い存在です
そして人間の脳は深層心理において繋がっており極めて深いところで繋がっています
これをある特定の人間たちは『真理』と呼び研究を重ねています
真理とはなんなのか?
それはいずれこのセカイの人間が話してくれることでしょう
さて前置きはこのぐらいにして本題に移ります
彼らが真理と呼ぶ存在は我々の世界において夢と呼称される存在です
もちろんあちら側のセカイにも夢という概念は存在します
しかし真理と呼ばれる存在は夢でありそれと同時に死後の世界でもあるのです
おそらく急にこんなことを言われても意味不明でしょう
安心してください
神≠豚はここで詳しく説明する意思がないのです
ただ一つ…
もしもその真理に近づくことができる存在がいるとしたら…
これからご覧に入れますのは
とてもくるったセカイのおはなし
最後に私が誰かヒントをお伝えしましょう
私(??)は〇×××××/〇××
時に××と呼ばれ××××であり
このセカイの真〇に近づき過ぎたもの
(2)
夢を見た…
それが夢だと明確に理解できた
追体験のようなフラッシュバックのような誰かの記憶…
混ざりあう白だらけの視界が開く
1995/10/13
暗い、寒い、冷たい 教会の一室
身体中が痛い
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
誰かが何か話している
「このセカイがくるいはじめたのはいつからだろうな…」
「……」
「ガリレオが地動説を唱えた時か? それとも二―チェの神の死か?」
「…まれ」
「一つ予言をしてあげよう」
「…」
「これから先、百年いや十年と経たないうちに、私と同じ術式を持った子供が生まれる」
「そんな……ない」
「その子供は私の生まれ変わりだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「そしていずれお前たちの罪を暴きこの世界に魔法の真実を伝える…」
アタマガフキトブ
(3)
夢を見た…
それが夢だと明確に理解できた
追体験のようなフラッシュバックのような誰かの記憶…
混ざりあう赤だらけの視界が開く
1984/9/20
寒い、雨に濡れて体が寒い
まだ九月なのにまふゆみたいにさむい
(中略)
首が熱い、寒い、さむい、怖い、死にたくない
声を出そうとする
声が出ない
ヒューヒューとおかしな音が出る
(中略)
「□□さん… おれはなれましたか? あなたみたいな□ー□ーに…」
「ああ… なれたよ 君はもう…」
「まだ なった かりじゃない だから ない…」
よかった
最後にあなたに
(中略)
「に くだ ね」
流れる雨水とともに一人の命が零れ落ちた
(4)
夢を見た…
それが夢だと明確に理解できた
追体験のようなフラッシュバックのような誰かの記憶…
混ざりあう虹だらけの視界が開く
2010/1/14 1/16
寒空の下、少女と出会う
「……」
「ケガ… してるの?」
「……」
「だいじょうぶ? ばんそうこういる?」
「……」
「いたいのいたいのとんでけー」
「……」
「だいじょうぶだよ」
「……」
「どうしたらよくなるのかな?」
「……が ほしい」
温かな祈りとともに〇が流れる
溢さぬように無くさぬように少女のそれを静かに飲んだ
胸の奥が温かくなる
(5)
夢を見た…
それが夢だと明確に理解できた
追体験のようなフラッシュバックのような誰かの記憶…
混ざりあう〇だらけの視界が開く
2010/1/17
覚えているのは赤い景色…
瓦礫の山をなんとかかき分けて家だったものから逃げ出した
爆心地に近かったあの家は原型を留めないほどに崩れかけていて…
弟だった肉片とかわいがっていた愛犬の形をしたナニかからは血生臭い匂いがした
腐ったような焼焦げたような鼻を突く匂い
2002/1/17 17・71
2010/1/17/ 18・11
『…… ri』
『…どうか 貴方だけは ・・・・・生きて」
その声は母のものでも祖母のものでもなかった
ここで聞いた声ですらない
あれはきっと…
『あなただけほ 私にとって唯一の』
『眷属』なのだから
吸血姫の声だ




