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第三章 コミュ障陰キャぼっちでもライブはできますか? 第五十二節

鼓動が速まる


心音が響く


瞳を奪われる

「ムリムリムリムリムリムリムリ!」

お風呂場に私の叫び声が響いた

そうこう言ってる間にもメイリンちゃんは私の服を脱がせようとしてくる

「どうしてですか? ニホンジンは一緒にお風呂に入ることでシンボウを深めるんですよね?」

「たぶん親睦のことだと思うけどいくら日本人でもその日に知り合ったばかりの人とお風呂に入ったりしないからね!?」

どこで覚えたの分からないメイリンちゃんの日本文化に困惑しつつ必死に服を死守する

そもそも銭湯とかならともかくホテルのそれも部屋に備え付けられた密室のお風呂に二人で入りなんて耐えられない

というかほんとにどうにかなってしまう…

「でもメイリンのパパとママは会ったその日にお風呂に入つたらしいですよ?」

「そうなの!?」

なんか聞いてはいけないことを聞いてしまった気がする


私が驚いた隙にスカートのチャックが下ろされた

「っ!? メイリンちゃん!?」

「往生際が悪いデスよ なにがイヤなのかわかりませんが入ってしまえばなんてことナイです!」

そう言ってメイリンちゃんも服を脱ぎ始める…

ブレザーを脱ぐと彼女の身体のラインがより鮮明に見える

そして胸元のリボンを外しワイシャツのボタンを一つ一つ外していくとその中からソレが姿を現した

メイリンちゃんのそれは私のと比べものにならないほど大きくて…


おっぱい大きいな… 


その一言が頭の中で反響する

思わず口に出していないかメイリンちゃんのほうを振り返るけどメイリンちゃんは何事もなかったかのように服を脱いでいた

気が付いたら彼女はスカートすら脱いでいて下着姿…

いや違う たったさっきまでメイリンちゃんのソレを隠していたものを外す最中だった

「ちょっ メイリンちゃん!? 流石にそれは…」

「もー 蓬は恥ずかしがりやですネ メイリンは気にしませんから大丈夫ですヨ」

「私が気になるの!」

なんて私の声が届く前にメイリンちゃんは全ての布を脱ぎ捨てていた…


「意外と広くないですカ?」

タオルすら巻かず文字通りのメイリンちゃんが言った

私のほうには背中を向けているけれどそれはそれで本来見えてはいけないものが見えてしまっていて背徳感がヤバい

「たしかに… 広いね…」

メイリンちゃんが指さしたほうには一度に三人は入れそうな浴槽がある

しかもシャワーまでご丁寧に二つあるし改めてここが高級ホテルの最上階であることを思い知らせれた

けどそんなことよりも私は今の自分の姿のことで頭がいっぱいになっていた


「いつまで隠しててるんですか?」

「だって… これでもだいぶ頑張ってるほうなんだよ…?」

私はギリギリ上半身を隠せるぐらいの大きさのタオルを身体の前で持っていた

タオルを身体に巻きつけようかと思ったけどメイリンちゃんに阻止されてしまった

「もー どうしてそこまでイヤがるんですか?」

「だって… 私、足太いし胸はないしスタイルよくないでしょ…」

背は平均より少し高いぐらいだけど胸は『E』(嘘です…ほんとはB)しかないし

そのくせ太ももだけやたら太くてそれ以外は骨と皮だけだからものすごくアンバランスに見えてしまう

普段は服で隠れたりストッキングで細く見えるようにしてるけど脱いだらそんな悪あがきは全て無に還ってしまう

しかも目の前に私よりもかわいくて足も細くてなによりおっぱいが多きいい美少女が一糸纏わぬ姿でいるんだ

こんなの公開処刑でしかない…


もちろんそれ以外にも…


「むー 蓬は無自覚なだけです…」

「えっ?」

振り返ったメイリンちゃんは瞬間、私の一瞬の隙をついてタオルを奪った

「ちょっ!?」

「やっぱり蓬のボディーはメイリンが見てきた他のどの子よりも素晴らしいと思いマス」

「他の子!?」

自分以外にもこんな目にあった子がいるのかと驚愕した

するとメイリンちゃんは

「さすがに裸までは見てないデスが… もしかしてヤキモチですカ?」

「違うからね!?」

たしかにちょっとモヤっとしたけどこれはヤキモチじゃないと思う… たぶん

私が色んな意味で赤面しているとメイリンちゃんは私の手を引いて言った

「とにかく時間がもったいないです 早くお風呂に入りまショウ!」

「うう… わかったから… ちょっとまって…」

結局、私も覚悟を決めることにした…

 

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