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これって乙女ゲーム?〜転生者はナカの人〜

作者: アオイ

初めての短編です。もっと短くしたかったのですが、なかなか難しいですね。

どうぞよろしくお願いします。

 昼休みのカフェテリアの一角で、一つの事態が紛糾しそうな気配が醸し出されていた。


「お邪魔してはいけませんので、私はあちらで頂きますわね」

 僅かな所作すら美しい侯爵令嬢が、自身の婚約者とその向かいに座る少女に挨拶をして踵を返そうとした。


「まっ、待って下さい!ここは平民のワタシが去りますっ!!」

 必死の形相で婚約者と席を共にしていた少女が追い縋った。

「えっ…」

 驚きを隠せず、侯爵令嬢が振り返って足を止めた。

「ワタシの方こそ婚約者様とのお時間をお邪魔して、大っ変申し訳ございませんでしたぁっ!」

 ガタン!と派手な音を立てて、脱兎のごとく少女はカフェテリアから走り去って行った。


「いや、あの……」

 これまで空気と化していた婚約者が声を漏らした。

 周囲の視線が気になり侯爵令嬢もこの場を去りたかったが、困惑しつつ縋るような視線を送ってくる彼を放ってはおけず、仕方なく空いた席に座った。



◆◆◆◆◆


「コホン。先程の少女はリンリンと言って…その、王命で詳しいことは話せないのだが現在王家預かりになっているんだ。この国に慣れてもらおうと今日学園に転入したばかりで、私がたまたま学園に在籍していたから色々世話を押し付けられてしまってね」

 どこか言い訳がましく話すのは、何か疚しい心でもあるのだろうか。

 ええ、分かっているわ。だって彼女は私なんかよりもあなた好みだもの。そう、そのように決められているのだから。


「いえ、気にしておりません。それより、この学園に不慣れな方をあのまま放置してしまってよろしいのですか?」

 私の言葉に彼は幾分かホッとした様子を見せた。

「そうだね、少し様子を見てくるよ。学園は広いから、迷ってしまっては大変だ」

 良い口実が出来たとばかりに、彼はそそくさと出て行った。

 

 私は周りには気付かれないほどの小さなため息をついて、運ばれてきたランチに手を付ける。

 と言っても、スープを一口飲むだけで傍らのパイ包みなどには手を付けない。一気に食欲が失せてしまった。


 皆さんもご経験があるのではないだろうか。例えば第一志望の学校の入学試験を目の前にした時、絶対にクロージングしなければならない商談を目前に控えた時、プレッシャーによるストレスで食事など喉を通らなかったことを。


 ここまで話せばお気付きの方も多いだろう。実は私には前世の記憶がある。現代社会を生きた日本人の記憶が。


 ここは乙女ゲームの世界。

 内容は現代日本から異世界へ迷い込んだ女子高生が王家に保護されながら複数の攻略対象者と出会い、こちらの世界には無い知識で様々な問題を解決しながら交流し、好感度を上げてハッピーエンドへ向かうゲームだ。


 先程の私の婚約者も勿論攻略対象者で、この国の第三王子。

 学園卒業後は女侯爵となる私のところへ入り婿する契約なんだけど、まあヒロインがうまく攻略すれば婚約破棄になる。

 

 所謂私は悪役令嬢ポジ。だけども悪役令嬢の役目を果たすつもりはない。

 人に嫌がらせをするなんて向いてないのよね。

 それにヒロインだって邪魔が入らない方が楽だろうし、さっさと攻略してエンディングを迎えてもらいたい。


 エンディング後は物語から解放されて自分の人生をしっかり生きるのだ。

 将来的に領主としての仕事があるとはいえ、前世と違って何もかもホワイトなこの環境は最高だ。


 広々とした屋敷に、仕事の出来る執事やメイド達。イレギュラーさえ無ければ、日が昇ったら働き始め日が沈む頃には家族と共に夕食を囲める。何と健康的なことか。しかも歴代の財産もついてくる。素晴らしい。


 システムトラブルが生じては終わりの見えない深夜残業に勤しみ、終電はとっくに無くなって会社に連泊なんてざら。

 トラブルが解決されなければ休日返上。

 辛うじて残業代などの手当はついたけど、振替休日はなし。

 お金が貯まっても使う時間もなし。時間が無いから、友人と遊ぶ約束及び恋人を作る暇すらなし。

 会社にシャワー室もないから、仕方なしに近くのネカフェでシャワーを浴びて黄色く見える太陽を睨みながら再びパソコン画面に向かい合う。


 何を隠そう、この乙女ゲーム私が作りました。

 私、運営(なか)の人です☆……なんて。


 私達運営チームが、文字通り身を粉にして作ったこのゲームはそこそこの人気を博した。

 結果、続編が作られることになり追加キャラの作成や新たなプログラム構築等々の業務で、更なる残業スパイラルに陥ったのだが。


 今世の私の目標はこのホワイトな環境を満喫しつつ健康的に生きること。

 幸い女侯爵を認めてくれる世界線だから――ここはシナリオライターさんに感謝!――生涯独身を通しても血縁から後継を選べばいいしね。


 今日やっとヒロインの存在を確認出来たし、あとは恙なく王子を譲るだけ。

 私にとっては優柔不断で頼りない王子だけど、設定上一番の容姿とヒロインへの優しさ、極甘のシナリオを用意してあるからきっと満足してくれることでしょう。


 さあ、ここからは一歩も間違えてはいけない。私自身の自由なハッピーライフのため、全力でかつ最短でヒロインにはハッピーエンドを迎えてもらおう!


 さて、運営側の私は勿論全てのイベントを把握しているわけで。

 ヒロインの大体の居場所も予想がつく。

 放課後は学園内に居残っているだろうヒロインの探索だ。




「リンリン、君はここで何をしているんだい?今日の授業は終わったし、そろそろ王城へ戻りたいのだが」


 学園の裏庭にて、婚約者の困惑した声が聴こえた。

 その方角を見てみると…。


「あっれ~、確かこの辺にあったはず」

 可憐さの欠片も感じない声音で、ヒロインが花壇やその周辺の植物をかき分け何かを探していた。


「何か落とし物かい?品物を教えてくれたら、私も一緒に探そう」

 婚約者がヒロインに近づいて行く。


「いや、言っても分かんないんでいいっスよ。それより、良かったら先に帰って下さい。王子さん、忙しいんでしょ?」


 さすがにそんな言い方は不敬では?と思うが、元々この国の人間ではないヒロインだ。仕方のないことだろう。


 それにしても、彼女は何を探しているのか。

 確かここは王子じゃない攻略対象者と一緒に、この国ではまだ有効活用されていない雑草扱いのハーブを見つける場所…。


 ということは、あの子、ゲームの記憶がある!?私と同じ転生者!!

 でも、あのハーブは…


「今は、その季節ではないわっ」

 あっ、つい飛び出しちゃった。


 急に現れた私に振り返り目を丸くする婚約者…はもう放っておいて。


「ええっ、マジっスか。これが一番簡単だと思ったんだけどなぁ」

 立ち上がり頭を掻くヒロイン。

「ん?っていうか、何で知ってんスか?」

 ヒロインは私の方に振り向いた。

 何か懐かしい喋り方ね。


「あっ…。ごめんなさい。いえね、ある時期になると花壇の角に気になる草が生えているなと思いましてね。毎年のことなので、もしかしてと」

 ホホホなんて誤魔化してみるけど、ヒロインの目が据わっていて信じてなんかないわね。

 あら、ヒロインが近寄ってくるわ。


「もしかして、貴女も転生者ですか」

 ヒロインは私の耳元でボソッと囁いた。


 やはり…『貴女も』ということは、ヒロインは転生者確定。

 一体何が起こっているのかとオロオロするばかりの婚約者はひとまず置いておいて。


「だとすればどうしますの?」

 私もヒロインの出方を伺うように囁き返した。


「マジっすか!?良かったあ。おっ…じゃない、ワタシ一人でどうしようかと思ってて。あっ、あの、ワタシ、王子さん狙ったりしないんで…ってか、誰のことも攻略なんかする気無いんで安心して下さいねっ!!」

 ニカっと、爽やかな笑顔で宣うヒロイン。

 いやいやいや、ちゃちゃっと攻略して早くエンディング迎えてくれないと困るんだけどっ!

 婚約者がオロオロするのを止めて「ん?」となっている。


「えっ、私のことは気になさらなくて良いのよ。何ならさっさと婚約解消もするし、貴女への協力は惜しまないわ」


「は?婚約…解消?」

 平素頼りない婚約者も異常事態に気付き始めている。


「いやいや、とんでもない!ワタシのことこそ気にせず、幸せになって下さい。あっでも、各イベント毎にちょっと知恵を貸して貰えると嬉しいっス」


「ええ、それは勿論いいけれど」

 私は戸惑いを隠せない。

 まさかヒロインが攻略を望まない展開があるなんて!だって、そもそも乙女ゲームが好きだからプレイしていたんじゃないの?

 それもハーブのこととか覚えるくらいにはやり込んでいたのでは? 


 このゲームの売りは魅力的な攻略者たちとの恋愛よ?言っちゃなんだけど、レベル上げとかマジックアイテムGETとか、そんなワクワク冒険要素なんて皆無よ!

 この子、恋愛以外に何を求めてプレイしてたの?


 ハッ!もしかして、謙虚な日本人気質で遠慮してる?それか、まさかのザマァ返しを恐れて!

 ここは運営の意地に掛けて、キャラやシナリオの魅力をアピールせねばっ!


「コホン。あのね、ようく聞いて欲しいの。私は貴女にこそ幸せになってもらいたいの。ほら、ここにいる殿下なんてこの国一と言っても過言ではないほどの美貌の持ち主だし、お心もお優しくてきっと貴女を何よりも大切にして下さるわ」

 そう、この婚約者のシナリオには激甘溺愛シーンをこれでもかと詰め込んでいる。


「えっ、君は私をそんな風に思って……。いや、でも…」

 婚約者が頬を染めて何かブツブツ言い出した。


「そんなん困ります!!おっ…ワタシ恋愛や結婚をする気なんてさらさら無いんで」

 まさかの完全否定。

 婚約者も勝手に振られた形になって、ショックのあまり固まっている。


「そんな…私も困るわ」

 つい本音が出てしまった。

 事実、さっさとエンディングを迎えて私をシナリオから解放して欲しいのだ。


「君達、私は現在の婚約を解消するつもりも無いし、一体何の話をしているんだ?」

 ようやく我に返った婚約者が割って入ってきた。


 今はちょっと黙って…いやむしろ向こうに行ってて欲しいんだけどな。

 しかしさすがにこの国の王子を無下には出来ない。不敬罪になってしまう。


「殿下、申し訳ございません。こちらの方とお互いの認識確認を致したく、今暫くお時間を下さいませ。私も現状のままでは、何が起こっているのかご報告も致しかねます」


「うっ、まあ君がそう言うのなら」

 私の気迫に負けてか、婚約者があっさり引き下がってくれた。

 後ろめたいのはこちらのはずなのに、詭弁も正論のように凛として話せば押し通せるものだ。相変わらず御しやすい。


 さて、外野が静かになったところで本題だ。

 私は一歩踏み込んで近づき、ヒロインの耳元で囁いた。


「実は私、この作品の運営側の人間なの。だから、ユーザーのあなたにこそ幸せになって欲しいのよ」

「!?」

 私の言葉にヒロインは目を瞠った。


「作品は私にとっては可愛い子供も同然。一人でも多くの人に愛されて楽しんでもらいたいの」

 私の思いの丈をヒロインに伝える。


「その言葉…石山先輩っスか?」

「えっ…」

「俺っス、林原倫太郎っス!」

「ええっ!?『リンリン』ってリンリン!?」

「そうっス!」

「???」


 いきなりよく分からないことを叫び出した私達を前に、婚約者は目が点になっていた。


 林原倫太郎、彼は同じ運営チームに所属する2つ下の後輩だった。

 多忙を極め皆深夜残業でおかしなテンションになった時誰が言い出したか、彼の名前を捩って『リンリン』と呼び出した。

 そのあだ名は名字よりも呼びやすく、彼も満更ではなさそうだったのでそのまま定着してしまったのだ。


「いや〜、同じ転生者に会えただけでもラッキーだったのに、まさかそれが先輩だなんて俺ってついてるぅ〜」

 リンリンは元々根明で、チームのムードメーカーだった。

「あっ、でも女の子に転生しちゃったのはおっつーって感じっスよね」

 リンリンはガシガシと頭を掻く。


 ああっ、止めて。頑張って作ったヒロイン像が崩壊していくわ。


「だから、マジで男と恋愛なんてあり得ないんスよね。俺、どっちかっていうと今先輩が入ってる侯爵令嬢推しだったんで」


「えっ、そうなの?でもそうよね、中身がリンリンのままじゃ辛いわよね」

 確かに気がついたらゲームの世界に居ただけでなく、性別まで変わってしまっていたら大変どころの話では無いだろう。


「なのでさっさと恋愛パート以外のシナリオを終わらせて、元に戻る方法を探したいんスけど先輩何か知りません?」

「う~ん。私、元に戻ることを考えて無かったからなぁ」

「マジっスか!?」


 確かに、性別まで変わってしまったリンリンにとっては死活問題なのだろう。

 私なんてむしろホワイトな環境万歳でこの世界で生きていこうとしていたし。


「だって、元に戻ったところで朝も夜も関係ないブラックな生活でしょ?」

「まあ、確かに?」

「というか、気になるのは運営側の人間が二人もこっちに来ちゃっているってことよ。ここに至るまでの記憶が全く無いんだけど、最悪会社で何かあって皆一緒に転生してきちゃってたりして」


 今の今まで、転生者は居てもまさか同じ職場の人間と出くわすなんて考えてもみなかった。でも実際出会ってしまったのだから、他に居てもおかしくない。


「俺もここに来る直前の記憶が無いんスけど、何かって何スかね…?」

「まあ、例えば地震があって会社ごと崩れ落ちたとか、ガス爆発があって木っ端微塵とかね」

「うわぁ、そりゃやばいっスね」

「うん、最悪戻る肉体が無いかもよ」

「げっ、エグすぎっスよ」

 ちょっ、ヒロインの顔でそんな表情しないでっ!


「まあ何はともあれ、私達以外にもこっちに来てるメンバーがいるかもしれないから、まずはイベントをクリアする傍らその人達を探そう」

「了解っス!」

 一先ず私達の今後の方針は決まった。


「あの、そろそろいいかな?」

 婚約者が声を掛けて来た。すっかりその存在を忘れていたわ。


「ああ、殿下。どうやら私、こちらのリンリンさんと運命の出会いをしてしまったようですわ」

「運命の…出会い?」

 婚約者は怪訝な顔をした。


「ええ。初対面のはずなのに、どこか懐かしくて。どうか私をリンリンさんの世話役に指名して頂けませんでしょうか。女性同士の方が、何かと都合の良いこともありますでしょうし」

 私はずいっと婚約者との距離を詰め、懇願するポーズをとった。


「あ…、たっ確かにそうかもしれないが」

 ヨシ!もう一押し。

「どうかお願いします。殿下だけが頼りなのです」

 頼り無げに眉尻を下げて瞳を潤ませ、更に一歩近づいて殿下の胸元から上目遣いにお願いする。


「うっ…」

 普段完璧な淑女たる侯爵令嬢のによる渾身のおねだりというギャップに固まる婚約者。

 耳まで真っ赤になっちゃって、陥落も間近ね。

 あとはダメ押しで……


「はわわ~……っ!?」

 私と婚約者のやり取りを横から覗き込んで惚けているリンリンの鳩尾に肘鉄を一撃。


「で、殿下、ワタシもそうして頂けると助かります!もう離れがたいほどに…何ていうか、そう、ソウルメイトなんスよっ!!」

 ニカっと得意気に笑ってるけど、可愛らしさ皆無だからねっ!

 まあ、何か茹だってる婚約者は細かいことに気付いて無さそうだけど。


「わっ、わかった!ともかく一度、私の方から陛下に掛け合ってみよう。君は私の婚約者なのだから、他の者より通りやすいはずだ」

 ん?何だか婚約者を強調された気もするけど、この婚約者に限ってそんなこと無いわよね


「ありがとうございます!」

 明るい未来に一歩近付いた気がして、婚約者の胸元に居たまま心からの笑みを浮かべた。

「〜〜っ!?」


「あっ…、堕ちた。先輩、それ無自覚の暴力っス」

 すぐ横でリンリンが何か呟いていたけど、ちょっと浮かれた私には聞こえなかった。




 それから婚約者が執り成してくれたおかげで、私は無事にリンリンの世話役になった。

 名目上は婚約者の補佐ということだけど、二人で力を合わせて大事を成すのは夫婦となる前段階としても素晴らしいと、好意的に受け止められたらしい。


 あと一緒に暮らすのも同じ女性の方が良いだろうと、リンリンはその身も我が侯爵家預かりになった。


「いや〜、先輩とずっと一緒にいられるなんて心強いっス!それに、毎秒が目の保養で最高っスね。あとは男の身体に転生さえ出来ていれば文句なしなんスけどね」

 リンリンはもう隠す気もないようで、常に素で過ごしている。


「フン、君がもし男の姿なら彼女の傍に置くはずなど無いだろう。私の婚約者を不躾な目で見るな」

 あれ以来、婚約者の態度が180度変わった。

 侯爵家にやって来る頻度もかなり多くなり、このまま居着いてしまいそうなほどだ。


 う〜ん。元々この第三王子は、生真面目過ぎる婚約者が気に入らずすぐにヒロインに堕ちるちょろい王子だったはずなのに、ヒロインの中身がリンリンだったせいかまさかの私への執着を見せだした。


 とりあえず、婚約を解消してはくれなさそうな婚約者は後回しにして、私達はイベントを最短距離でこなしつつ他のメンバーを探して回った。


 最終的にシナリオライターさんを仲間にして、無理矢理な辻褄合わせでエンディングに向かわせるという力技を発動するその日まで、私達の道程は続く……あら?これってRPGだったかしら?始まりは乙女ゲームだったような、まあいっか。



お読み頂きありがとうございました。

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