庭でゴミを燃やそう
ゴミ袋税が高い。そう感じる人が増えている。処分するためのゴミ袋を買うのに、この値段は高くないか? というもの。
これは地域ごとに差が大きいもので、ゴミ袋税が高いところ、安いところ、無料のところと実に違いが大きい。
1位が北海道帯広市、市指定のゴミ袋、1枚あたり135円。東京都府中市では94円。北海道に東京が値段が高い。神奈川県鎌倉市で90円。新潟県長岡市で58円。
1例として、北海道帯広市で燃えるゴミにかかる費用。燃えるゴミ用の袋を1週間に4枚使うとした場合。
ゴミ袋1枚、135円×4枚/週×52週=28080円
燃えるゴミを処分するためだけに年間28080円の費用がかかってしまうことになる。
このゴミを処理するのに金がかかる。ここからゴミになるものを買って自宅に持ち込まないようにするのが節約となる。
買い物は悪、節約は善、という思想を後押しするのが、このゴミ袋税やゴミ処分費用の高騰ではないだろうか?
個人や家庭の消費が増えれば景気回復、という方はゴミ袋税撤廃運動などしてみてはどうだろうか?
とは言っても既にゴミ袋税は定着し、指定ゴミ袋以外は回収しない地域は増えていくことだろう。金額もまた、消費税同様、値上げはあっても値下げは無いだろう。
節約の為には、ゴミとなるものは買わないようにする。しかし低所得者にとっては、ゴミ袋税もまた厳しい問題のひとつ。
使用するゴミ袋のサイズを小さくする。小さいゴミ袋の方が単価が安いところが多い。他に細かく千切る、砕くなどしてぎっしりと積める、など。
いっそ燃えるゴミは庭で燃やしてしまえばいいのでは? そうすれば燃えるゴミ用のゴミ袋は必要無い。
指定ゴミ袋を買わずに庭で燃やすだけで、年間2万円近い節約になる。これは地域や年間のゴミ袋の使用量で変わるが、節約になることは間違い無い。
しかし、自宅の庭でゴミを燃やすのは違法ではないか?
これは乱暴にまとめると、周りに迷惑がかかるのなら違法、そうでないのなら合法ということになる。
煙や有害物質で近隣住民に迷惑をかけないように、家庭でのゴミの焼却が法律で禁止されてはいる。
逆に言えば、煙や有害物質で近隣に迷惑をかけないのなら禁止されていないのだ。
家庭ゴミを自宅で燃やす場合について、法的にはどのように規定されているのか。
廃棄物処理法により、原則的に家庭でゴミを焼却することが禁止されているが、例外がある。
第十六条の二、何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない。
一般廃棄物処理基準、特別管理一般廃棄物処理基準、産業廃棄物処理基準又は特別管理産業廃棄物処理基準に従って行う廃棄物の焼却。
他の法令又はこれに基づく処分により行う廃棄物の焼却。
公益上若しくは社会の慣習上やむを得ない廃棄物の焼却又は周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却として政令で定めるもの。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律
家庭ゴミを燃やせば基本的に違法になる。ただし、廃棄物処理法第16条の2の3にあるとおり、生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却は例外的に合法になる。
相変わらず法律というのは解りにくい書き方をされている。
つまり、近所が文句を言わなければ庭でゴミを燃やしてもいい、ということになる。
これは都市部で隣の家と近いところでは無理だろう。近所から離れたところに住んでいるか、近くに人が住まない土地を持っている人ならば可能ということになる。
うちでは燃えるゴミは庭で燃やしている。隣近所というものは無い。風向きによっては道を挟んだ向かい側から苦情が出たことはある。
これから先、個人でゴミを処理できる土地を持っているというのはいいかもしれない。
知り合いの家のゴミなどもうちで燃やすついでに焼いたりする。そのお礼にとナスやトマトを現物で貰う。
ゴミを燃やすだけで野菜が入手できるようになった。
ゴミを処理するのは個人では無く国の仕事だと、国に責任を負わせた結果のゴミ袋税。これでゴミ袋ひとつ買うのも厳しい生活となれば、自分のとこでゴミを燃やして何が悪い、ということになる。
燃やしてはいけない、という人は多いだろうが、そういう人達は口で言うだけで代わりに処分費用を負担してくれる訳でも無く、画期的なゴミの処分方法を開発してくれる訳でも無い。
指定ゴミ袋の料金より安くうちで処分しますよ、となれば頼む人も増えそうだ。
できることは自前でする。手間暇はかかるものの少ない収入で暮らすには、とにかく出費を減らすこと。
これからの消費減少社会を生きるには、ゴミも自分で処理するのがいい。
ゴミ処理施設の負担を減らし、節約にもなる。
燃えるゴミくらい、庭で燃やしてしまえばいいと思う。