表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/45

べんとうは昼休みに



「一緒に食べよ!」


昼休み、つぐみが弁当を持って蛍に話しかける。


「いいけど、いつも一緒に食べてるよね?」

「それは気にしないで。」

「了解。」


二人はいつも通り向かい合うように座り、弁当を広げる。


「「いただきます」」


二人の声が重なる。


「蛍くん、あーん。」


つぐみはそう言って箸で持った卵焼きを蛍の口に持っていく。

展開を予想していた蛍は戸惑うこともなくそれを食べる。


「ん、おいしい。つぐみが作ったの?」

「そだよ!よくわかったね!」

「ふわっとした味がしたから。」

「あ!それ私の愛かも!」

「かもね。もらってばかりじゃ悪いから僕のも食べる?」

「食べる!」


蛍は卵焼きをつぐみに食べさせる。


「お、おいしい!!」

「そんなに?」

「頬が落ちるかと思ったよ!蛍くんが作ったの?」

「うん。」

「凄い!蛍くんのお嫁さんはこんなに美味しいものが食べられるなんて幸せだね!!」

「え?僕はつぐみと別れるつもりはないから、つぐみさえよければお嫁さんはつぐみが……って真っ赤になってどうしたの?」

「そ、それ天然で言ってるでしょ!」

「え?天然?どういうこと?」

「っ!もういいよっ///」


つぐみが真っ赤になった理由がわからず、蛍は首をかしげた。




愛かもねってつぐみの発言を完全にスルーする蛍くん。無自覚でつぐみにプロポーズ(?)をしてますよね。

無自覚って恐ろしいと思います。


というか、これ昼休みだってこと、二人とも忘れてますよね………

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これも読んで!
「絵が好きな君と絵を描かない僕」
面白いよ!(たぶん)

作者ツイッター
更新情報とかくだらないことを呟きます
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ