げーむは蛍が危険(中編)
(蛍くんは空にドラゴン。略して空ドラでは無双だと思う。でも、対蛍くん用に組んだこのパーティーなら!)
(たぶんつぐみは勝算があってこの勝負を挑んだんだと思う。でも、それを正面から潰してた時の相手の顔が良いんだよな。)←実は結構S
「なっ!黒曜さんもほぼランクカンスト!?」
「あのカップル化け物か!?」
周りの騒ぐ声など気にすることなく、二人はゲームを始めた。
(よし!この調子なら蛍くんに勝てる!スキル『加具土命の炎』!)
(くっ!やっぱり正面からだと厳しいか!スキル『神域の加護』。)
「見ろよ!黒曜さんが押してるぞ!」
「本当だ!六分儀ざまあ!」
つぐみはそんな外野の声を聴いて、ニヤリと笑う。
「蛍くん、このままだと私勝っちゃうよ?」
「つぐみ。僕の性格わかってないね。そんなつぐみに一言。残念でした。」
蛍がそう言った瞬間、スキルが発動する。
「ああ!私のドラゴンが!なにそれチート!?」
「違うよ。ただの戦術。所謂『奥の手』だね。」
そう言う蛍の画面には、『WIN!』の文字が出ていた。
「ま、また負けた。」
「まだまだだね。じゃあさっそく『なんでも一回お願いを聞く権利』を使わせてもらおうかな?」
「ひっ!」
蛍くんの様子が……?
次回、衝撃の展開ッ!?




