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ひとは風邪をひく



「蛍くん、学校行かなくていいの?」


ベッドで横になっているつぐみは、レジ袋を持ち部屋に入ってきた蛍にそう尋ねた。


「いいんだよ。風邪を引いたつぐみを放っておけないからね。」

「大袈裟だよ……」

「大袈裟じゃないよ。両親が仕事中なのに三十九度出してる人を放っておけないよ。あ、なんか食べた?」

「いや……お腹すいてない。」

「少しでも食べれるなら食べたほうがいいよ。ほら、十秒で飲めるらしいゼリー買ってきたから。」

「ありがとう。開けてくれる?」

「いいよ。」


蛍はパキッっとキャップを開け、つぐみに渡す。

つぐみはそれをゆっくりと吸う。

その間に蛍はレジ袋からスポーツドリンクと風邪薬を出す。


「ごちそうさま。」

「あ、全部飲めたんだ。じゃあ、これで薬飲んで。」


蛍はキャップを開けたスポーツドリンクと風邪薬をつぐみに渡す。

つぐみはそれを飲むと蛍に返す。


「じゃ、あとは寝てなよ。」

「うん。起きるまでここにいてくれる?」

「もちろん。」


蛍はつぐみを優しく撫でながらそう言う。


(蛍くんが来てくれるまですっごく寂しかったけど、蛍くんといると、すっごく安心する。私、本当に蛍くんが好きなんだなぁ……)


安心したつぐみは、すぐに眠りについた。




風邪が完治していないのに運動に連れて行かされる恐怖を今日は味わいました………


たぶん蛍くんはむしろやりすぎなぐらいに運動させないと思います。

まあ、それと同時に本人の意思も尊重しそうですけど………

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「絵が好きな君と絵を描かない僕」
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