ひざまくらは快適
お詫びの本日二話目です。
前の話を読んでいない方は先にそっちを読むことをお勧めします。
「蛍くん、もしかして眠い?」
昼食の後、つぐみはソファーに一緒に座る蛍にそう尋ねた。
「んん?どうして?」
「たぶんほとんどの人は気が付かないけど、少しだけ動きが鈍いよ?もしかして蛍くんも寝れなかったの?」
「うん。というか寝れるわけないよ。つぐみが隣で寝てるのに。」
「やっぱり!ダメだよ、寝不足は体に悪いんだから!」
つぐみはそう言うと、自分の太腿をポンポンっと叩く。
「ほら、ここに寝て!」
「重いだろうからいいよ。」
「今朝蛍くんもやってくれたでしょ!つべこべ言わず寝るの!」
「うっ……わかったよ。」
蛍は少し遠慮しながらつぐみの膝に頭を乗せ、つぐみは自分の脚の上にある蛍の頭を撫でる。
「蛍くん髪硬いよね。」
「つぐみの髪がサラサラすぎるんだよ。ふあぁ……」
「あ、やっぱり眠いんだ。ほら、早く寝て。」
「うん……おやすみ。」
暫くして蛍の寝息が聞こえてくると、つぐみは頭を撫でるのをやめる。
(やっぱり蛍くんかっこいいなぁ……。それに勉強も運動もできるし、料理もうまい。自己評価が少し低いけど、そんなところも全部含めて私は蛍くんが好きなんだろうな。)
つぐみはそう考えると、すやすやと寝ている蛍の頬に優しくキスを落とした。
先ほど、こっちの方に『天然先輩としっかり後輩が(以下略)』のほうの最新話を投稿してしまうというミスを犯しまして……
そのお詫びとして本日二話目の投稿をさせていただきました。
本当に申し訳ありません!自分の不注意でした。