かのじょは不意打ちOK
「蛍くんって理想的な彼氏だよね!」
帰り道、つぐみがそんなことを言い出す。
「そう?普通だと思うよ?」
「全然普通じゃないよ!だって、イケメンだし優しいし、ご飯美味しいし色々できるし……」
「そんなにすごくない。つぐみの中の僕、美化されすぎ。」
「いや、蛍くんはかっこいいよ!」
「褒めすぎだよ。そんないい彼氏じゃないと思うし。」
「あ、私の言うこと信じてないでしょ!じゃあ蛍くんにも分かるようにするからしゃがんで!」
蛍は言われた通りにする。
つぐみはかがんで蛍の顔を両手でおさえて向き合わせ、顔を近づけて……
……長いキスをした。
「ぷはっ………ね!こんなに彼女からの愛がもらえてるんだから、いい彼氏でしょ?」
放心状態になっていた蛍は、つぐみの言葉で意識が戻る。
「ふ、不意打ちは反則なんでしょ!」
「いいのっ!だって私は彼女だから、好きな時にキスしていいの!」
「ふ~ん。そうなんだ。じゃあ……」
蛍はそこまで言うと急につぐみを抱きしめ、長めのキスをする。
「こんなに彼氏に愛されてるんだから、良い彼女だね。」
「蛍くん!不意打ちは反則だよ!でも、いい彼女だって言ってくれたから許す。」
つぐみはそう言うと、満面の笑みを浮かべた。
何のストーリー性もない方が書いてて楽だなぁ………
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最近ブクマがあんまり増えなくてメンタルがちょっと………