第七章・・・ピヨピヨ!死刑執行?orほんわか我が家で?お休みタイム
ピヨ金ー寝てもさめてもピヨピヨ金。
7章・・・・・ピヨピヨ!死刑執行?orほんわか我が家?でお休みタイム
「・・・・・預金。預金。」
うるさい・・・。俺は、・・・・金・・・じゃな・・・ぴよ・・・・城・・・・・・。
これが、夢か、現実か、幻想か、妄想か、虚言か、それともやっぱり、夢なのか。はっきりいえることは、1つまだ熱は、下がっていない。超高温だ。熱冷ましシートが必要なくらいだ。現実にはそんな贅沢はしたくても出来ないのだけれど。あれ、なんか喉の当たりがヒヤッとする。でもこれ小さいなあ。贅沢はいえないか。でもあの後僕どうなったんだろう・・・。確かこうなったんだよね。
あたり一面が、暗く暗く・・・なっていった。僕は・・・誰?何のために生まれてきた何ナノ。僕は、僕というものは、何。小父さん、これは教えてくれなかった・・・よね。あれは誰?あれが僕?これが僕であってあれは僕じゃないよ?ねえ。どれが僕なの・・・。
僕の意識はどこかへ落ちた。
ダン。出来れば、その喉に当てているものはもうちょっと、うん。もうちょっと上。ん?誰の声だ。これ。ダンの声じゃな・・・!まさかっ。
「ピヨピヨ金城、およびピヨピヨ金城、従者ダン・マーカスをピヨピヨバトルロワイヤル2008秋の大激闘敗北者として死刑に処す。死刑執行人として、勝者、ギルフィ、フミルフまえへ。死刑執行長剣「喉笛」を空にかざし、敗北者の元にふりさげよっ。」
ダンの名前って、マーカスだったんだ。なんてのんきな事言ってる暇無くて。
これが、夢か、現実か、幻想か、妄想か、虚言か、それともやっぱり、夢なのか、これではっきりしましたっ。これは、夢です。夢ですともっ。この喉元に当たっている二つの「喉笛」も実は、ダンが乗せてくれた濡らしたタオルですとも。寝返りでずれたんだ。きっと。ダンも直してくれればいいのに。また寝ているのかなぁ。
「死刑執行始めっ」
やった。これで確定。夢なんて生易しいものではない百パ〜ね。したがってこれは、現実か、幻想か、妄想か、虚言に決定。
僕は、妄想でこんな怖い事は妄想しないし、こんなこと体験した事も見た事も無いから、幻想でもない。
虚言って何なのか知りもしないのでその可能性もZERO
つまりこれは、現実。ふーー。すっきりした。と僕は再び夢の世界へと落ちていった。
しかしこのまま夢の世界へと落ちてゆくと、もうこの世界に戻ってこれない。したがって僕は目を恐る恐る開けた。
ギラッ
僕は見なかった事にして現実逃避をした。しかしこのまま現実逃避すると、もうこの世界に戻って・・・・・・・・これない。したがって僕は恐る恐る目を開けた。
ぎらっ
もうあほらしいネタが無い。したがって僕は、目を閉じれなかった。
殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺されるこーろーさーれーるーぅ!
ダン。ダンは・・・。もしかして・・・まさか・・・そんな事って。隣には、出血多量のダンがいた。もう動いてはいなかった。息すらもしていなかった。
「ま・・・さか・・・ダンが・・・・死ん・・・・だ。うおおおおおおおおおおおおおお」
業火、限界を突破した。ダンから禁じられている行動をした。
「貴様らを許すわけには行かぬ。死を持って償うがよろしい。この罪の支払いは、そちらの命という大きな代償を持って、償われようぞ。零次元突破ヒート、バースト。貴様ら、覚悟せい。行くぞっ」
一瞬だった。ピヨ金がまさかのピヨ気の限界突破は。それで鳥たちを殺めたのも。
そして再び、膝がカクンっとし、倒れたのも。何しろまだ直っていないのに、またピヨ気を限界ごえを重ねたのだから。ピヨ金は、再び思い出した。
「ダンは・・・。」
再び僕が起きるのはいつ何だろうか。それさえきずかずに僕は、気を失った。
再び起きたとき、ダンは僕の近くにはいてくれないのだろう
また僕は、何もせずに大切な鳥たちをも失った。
三回目。
僕って何も出来ない。
出来やしないんだ。
ピヨピヨ金城って駄目な奴なんだ。
ピヨ金って。
「・・・・預金。預金・・・・・・・・・。預金・・・・。」
だから、僕は預金じゃなくてピヨ金なんだってば。でもこの声。
「だ・・・ん。」
やっと、僕は目覚めた。そして僕の眼下に広がる前には死んだと思っていたダンの姿があった。そのダンは血の通った暖かい本物のダンだった。・・・生きていた・・・。よかった。
ゲホッ。ゲホッゲホゥ。
どうやらまだ、治っていないらしい。
「しばらくここで休むから、ゆっくり寝てな。」
そのダンの言葉でピヨ金は安心してもう一度眠りに付いた。
ダンが出した仮住まいにへと、背負われて連れて行かれた。
夢の中で小父さんが出てきた。小父さんはピヨ金に一言告げて、消えた。
「俺の復讐のためだけに生きるな。ピヨ金。お前はお前の決めた人生を歩んでいけ。俺のことはもう忘れろ。俺が殺された日の事も全て。俺は、いつでもお前と一緒にいる。我が息子、俺の全てをささげよう。ピヨピヨ金城。ありがとう。」
これは、小父さんが僕だけにくれたたった一つの言葉。いや。いつだって小父さんは僕にだけ言葉をくれた。小父さんの言葉。
再び目が覚めると、ピヨ金は目から水が出てきた。前回は何なのかわからなかった涙だ。でも今度はこれが何なのか、何のために流れるのか、今はきちんとわかる。
【涙】
小父さんが教えてくれた。夢の中の小父さんが。
再び元気になったピヨ金とダンは天空の城「ジュピター」を目指していた。
「休んだ分は、急がないとね。ダン。」
「でもピヨ気の炎は使うなよ?」
「使わないよお。あはははははは。」
笑いながら、のんびりと、僕らは目標に向かって、進んでいる。一歩一歩踏みしめ。そして、踏みしめるたびにピヨこの元に一歩一歩地被いている。天空の城は、もう目の前だ。
ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨ
ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨ
じゃ、そんなわけで!