右往左往
さあ、部活の話第2弾です。今回は、彼女の兼部するまでの道のりを描いています。
「どうしよう。」
私は、新館の3階で道に迷っていた。
文芸部を見に行ったが、ぴんとくるものはなかった。
だから、次の部活をみるために天体部という部活がに向かおうとしていた。その部活をみたいのだけど。
…見つからない。
仕方ないので、通りすがりの先輩に聞こうとするが、なかなかしっかり教えてくれない。先輩もやはり勧誘期間で忙しいのだろう、私に吹奏楽や合唱、英語部の勧誘などをされてしまう。
ふと、聞き覚えのない部活の名前を目にする。
『マンドリン部』
なんの部活だろう、そう思って、耳を澄ませると、いい弦楽器の音色がしてきた。
いい音だなあ。そう思って立ち止まって居ると、
「みて行きますか?体験できますよ?」
少しばかり気になった私は、体験をすることにした。
「なんの楽器をやりたい?って。わからないよねw説明するね。まず、部活の名前の由来にもなっているマンドリンがこれ。丸っこいフォルムが特徴的でしょ?」
「は、はい。」
「吹奏楽入ってた?」
「はい、一応。」
「あら!そうなのね!楽器は何をやってたの?」
「えっと、トランペットです…」
「そうなんだ!いいね!あ、とりあえずやってみようか。」
そして、私はマンドリンの他にも、ギターをやらせてもらった。
手の小さい私にとっては、少し大変だったけど、とても楽しくって、やりたい部活の1つになった。
そして、その先輩は天体部の場所もしっかり教えてくれたのだった。
どうでしたでしょうか?果たして、主人公はどの部活に入るのでしょうか?