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旧作3-1  作者: 智枝 理子
Ⅳ.神聖王国編
88/149

96 深紅の薔薇

「ちょっと、それは何の真似よ!」

 朝から威勢が良いな。

「マリアンヌ様にお供させていただきます。メディシノのクロエと申します」

「何がメディシノよ。いつもの恰好で十分じゃない」

 魔法部隊の宿舎ロビーには、これからクエスタニアに一緒に行くメンバーがそろってる。

 リリー、ローグ、イレーヌ、マリーと……。

「リリーとクロエ様は、ローズ様とお会いになられるのは初めてですね」

 軽量な皮鎧に茶色のマント。盾と剣を背負っていて、腰にサーベルを装備した深紅の髪の騎士。

「フェリックス王子の近衛騎士、ローズ様です。今回はマリアンヌ様の護衛の為、同行いたします」

「よろしくお願いします」

 他のメンバーとは挨拶を済ませてるのだろう。ローズが頭を下げる。

 っていうか、その背中の剣……。

「リリーも自己紹介を」

「はい。皇太子近衛騎士、撫子のリリーシアです」

 リリーが頭を下げる。

「皇太子近衛騎士就任おめでとう、リリー。お兄様から聞いたわ。素敵なマントね」

「ありがとう、マリー」

「一緒に行くってわけね?」

「リリーは主命で同行します」

「……そういうこと」

 マリーがため息を吐く。

 まぁ、先が思いやられる人選に違いはないだろう。

「イレーヌ様は、お二人とお知り合いでしたね」

「……一応、確認しておくけれど。エルロックよね?」

「今はクロエと申します」

「エレインから話しは聞いてたけど。声まで変わるなんて、まるで別人だわ」

 そういえば、リックに遊ばれた後、エレインに会ったんだっけ。

「イレーヌ様、魔法陣について報告は受けられていますか?」

「えぇ」

 ナイリの魔法陣をここに描いたこと。

「まだ里には報告していないけれど。この仕事が終わったら報告に行くわ」

「お願いします」

 その時に、また付いて行くかな。

「クエスタニアには二手に分かれて移動します」

「分かれて行動するの?」

「魔法陣で一度に飛べるのは三人が限度ですから。転移先で合流します」

 古代の魔法陣の場合、内円の範囲に居る人間しか転移の対象にならないから。

「イレーヌ様、先にマリアンヌ様とローズ様を御案内して頂けますか」

「わかったわ。クエスタニアで待っていれば良いのね」

「はい」

「お二人とも、こちらへ」

 イレーヌがマリーとローズを連れて魔法陣の中央に立つ。

「スタンピタ・ディスペーリ・セントオ・メタスタード」

 魔法陣が輝いて、三人が転移する。

「エル……、じゃなくて。クロエさん、この呪文って私が唱えても平気?」

「だめです」

 リリーが自分の封印を解く気がないなら、大丈夫なんだろうけど。

 それで神の力の封印が解かれてしまった時に、俺が上手く封印し直せると思えない。


 ※


 セントオの呪文で遺跡の魔法陣に飛んで、プピーオの呪文でクエスタニアの魔法陣に飛ぶ。

 前に一度だけ来たことのある空間。

 先に到着していた三人と合流して、イレーヌの案内で階段を上り、扉を開く。

「ヘレン、居る?」

「あら。早かったわね」

 のんびり紅茶を飲んでいた女性が顔を上げる。

「紹介するわ。ここの管理をしているヘレンよ」

 緑の髪に茶色の瞳のクレア。

「はじめまして」

「私は……」

「自己紹介は結構です。今回限りの付き合いでしょうから」

 にっこり笑ってる割りに、刺々しい言い方だな。

「ここはただの通過点でしょう。早々にお引き取りを」

「その前に話しておきたいことがあります」

「なんでしょう」

「魔法陣を描きなおす可能性があります」

「あなたの御名前は?」

「エルロック」

「男性と聞いておりましたが」

「変装中なのよ。本人で間違いないから安心して良いわ」

「あなたも随分甘くなったものね。……エルロックならば長老の許可は下りてます。ご自由にどうぞ」

 魔法陣を描きなおす可能性も説明済みなのか。

「助かります」

「お話しはそれだけですか」

「もう一つあります。この近くに一度、ヴィエルジュを召喚しても良いですか?」

「植物が根を張るのを止める権利などありません。ご自由にどうぞ」

 あっさり終わったな。

「話しは以上です」

「森の案内はイレーヌがします。お気をつけて」


 イレーヌと一緒に外に出る。

 清々しい空気。

 精霊の気配を濃く感じる森だ。

「ヴィエルジュの召喚って、どこでも良いのかな」

 あの大樹を生やせるスペースならどこでも良いとは思うけど……。

「リリー、あの辺りはどう?」

「うん」

 リリーがマリーと一緒に少し開けた場所に行くのを見送りながら、ローズを見上げる。

「これをどうぞ」

 ロニーからもらったドロップの瓶を一つ渡す。

「甘くなさそうですね」

「そうとも限りません」

 大地が波打つ感覚がしたかと思うと、リリーとマリーが居る傍に大樹が生える。

 そして、その洞の中からヴィエルジュが顔を出した。

 本当にどこにでも出て来るんだな。

 流石、植物の祖にして妖精の女王。


 ※


 森を抜けたところで早めの昼食を摂る。

 昼食は今朝、ライーザに用意してもらったサンドイッチだ。他にも非常食用にビスケットを用意してもらってる。余程のことがなければ、これに頼ることにはならないだろうけど。

 昼食後はローグとイレーヌとは別行動になる。

 ローグは村に寄らずに真っ直ぐ王都を目指すつもりらしい。

 イレーヌは俺たちがラングリオンに戻るまではヘレンの所で待機する予定だ。


 森を抜けて、ルサミの村に向けて歩く。

 何の障害物もない平原だし、方角を間違えずに歩けば日が暮れる前には到着出来そうだな。

「ちょっと!もう少しゆっくり歩けないの?」

 後ろから怒鳴り声が聞こえて、振り返る。

「ゆっくり歩いてるだろ」

「あんまり離れて歩くのは危険だって言ってるの!」

 リリーはちゃんと付いて来てるのに。なんで装備が一番身軽なマリーが遅れるんだよ。

『エル、亜精霊も居るのよ。なるべく固まっていた方が良いわ』

『こちらに気付いている様子はないが。いつ戦闘になってもおかしくない』

 普段は大人しい奴も凶暴化してるんだっけ。

 仕方ないな。

「ローズ、先を歩いてくれ」

 持っていた地図をローズに渡す。

 ローズならマリーと離れることはないだろう。

「リリーは俺の前」

「え?」

「マリー、リリーと手を繋いで歩いてくれ」

「良いわよ」

 間に二人で居れば、リリーが迷子になる可能性も下がる。

「エル、一番後ろなんて危ないよ」

「心配しなくても、何かあれば精霊が教えてくれるよ」

 こんな見晴らしの良い草原で、いきなり襲われる可能性は低いけど。

 一応、警戒はしておくか。

 炎の魔法を込めた闇の玉を三つ浮かべておく。


『来た』

 来た?

『前!』

『進行方向からだ』

 ローズとリリーが剣を構える。

 目の前には誰も……。

 ローズが目の前を薙ぎ払う。

 そういうことか。

「リリー、足元だ!」

 ローズが薙ぎ払った場所に向かって闇の玉をぶつけると、炎が立ち上り、攻撃を受けた亜精霊の草が不自然にうねって高く伸びる。

「何よ、これ。マンドラゴラ?」

「アルラウネだよ」

 似てるけど違う。

「マリー、下がれ!」

『厄介ねぇ』

 本体は根っこだからな。

 ローズが薙ぎ払う剣から炎がほとばしる。良い案だ。

「アンジュ、リュヌリアンに宿ってくれ」

『うん!』

 草なら斬撃にも炎にも弱い。

「マリーは二人の支援をしながら、根が出てきたら教えてくれ」

「わかったわ」

 二人の技術で怪我をする可能性は低いけど。マリーが居るなら安心だ。

 根が出て来たところを真空の魔法で……。

「エル!今よ!」

「リリー、ローズ、退け!」

 二人が左右に退避し、俺からアルラウネまでのラインが確保できたところで、真空の魔法を放ってアルラウネを包む。

 音を遮断してしまえば、悲鳴も聞こえない。

 マンドラゴラと言い、アルラウネと言い。本体である根が上げる悲鳴が一番厄介なのだ。あれは人間の脳に特殊な刺激を与えて、幻影を見せる。あるいは、その強い刺激によって気を失わせたり、弱っている人間を死に至らしめる場合もある。

 これは、闇の魔法で霧散できる光の幻影より面倒な技だ。

 本来は、臆病なマンドラゴラやアルラウネが、いきなり引き抜かれて驚いた拍子に上げる特殊な悲鳴で、逃走の為に使う技なんだけど。向こうから襲って来た以上、逃走してくれる可能性は低い。

 気絶したアルラウネが地面に倒れ込む。

「まだ居るわ!」

 続けて二体のアルラウネが地面から飛び出す。

 こんなに居たのかよ。

 真空の魔法を使うより先に、リリーとローズが素早く攻撃し、目の前のアルラウネ二体が消えた。

「これで全部かな」

『周辺には居ない』

 アルラウネは、ラングリオンには居ない珍しい亜精霊だ。

 このまま土に埋め直しても仕方ないし、捕獲しておくか。

 前に魔法研究所で手に入れた亜精霊捕獲用の小瓶を出す。

「温度を下げる神に祝福された闇の源よ。宵闇の眷属よ。我に応え、その力をここに。セレ!」

 アルラウネが小瓶に吸い込まれる。

 小瓶に入れておいても大丈夫な亜精霊か分からないけど。水棲じゃないし、すぐに死ぬってことはないだろう。

「それ、亜精霊捕獲用の小瓶じゃない。どうしてエルが持ってるのよ」

「どうでも良いだろ。帰ったら研究所に持って行ってくれ」

 小瓶をマリーに渡す。

「良くアルラウネだってわかったわね」

 マンドラゴラもアルラウネも似たようなものだけど。

「依頼でアルラウネを捕まえたことがあるんだよ」

 冒険者ギルドで引き受けた依頼。生け捕りにするのが難しい亜精霊だから、引き受け手が居なくて押し付けられた覚えがある。

「マンドラゴラは草の色が鮮やかな濃緑。アルラウネは少し青味のある緑なんだ」

「そうなの」

「ほら、行くぞ」

 戦闘が多くなれば到着が遅れる。上手く回避できれば良いけど。後方の警戒は怠れないな。

 ローズが先を歩き、リリーとマリーが並んで歩く。

『依頼って、普通の人が亜精霊を欲しがるの?』

「一部の亜精霊からは特殊な成分が抽出できることがわかってるんだ。薬の製作にも重宝する」

『エルの依頼主はぁ、あれを育毛剤に使うって言ってたわねぇ』

『いくもうざい?』

『毛生え薬よぉ』

 結局、アルラウネの納品だけじゃ済まなくて、提示されたレシピで薬まで作る羽目になったんだけど。

 本当にあれに効果があったのかは俺も知らない。

 

 ※

 

 先頭を任せたローズが上手く亜精霊の居そうな場所を回避しながら歩いてくれたから、亜精霊と遭遇することなく無事にルサミの村に到着した。

 村では日暮れ告げる鐘が鳴っている。

 もっと早く着く予定だったんだけど、夕飯時に間に合ったのだから上出来だろう。

 ローズとマリーに宿の手配を頼んで、リリーと一緒に教会へ行く。

「どうして教会に行くの?」

「グランツシルト教徒は日々の礼拝を欠かしませんから。旅をしている教徒なら尚更、教会が恋しくなるものです」

 別に巡礼をしてるわけじゃないけど、そんなイメージがある。

 教会は、鐘撞き堂もある村で一番目立つ建物。

 開きっぱなしの扉から中に入ると、広い空間が現れる。吹き抜けの広場の真正面にはグランツシルト教の聖印が飾られていて、聖人の像が立っている。

 聖人とは、過去に神の奇跡を起こしたことのある歴史上の偉人のことで、教会ごとに祀っている聖人は違うらしい。地方の教会では、飢饉や不作を救った聖人を良く祀るらしいけど、見ただけで判るほどの知識はない。

 聖人の前まで行って、聖印を出して跪く。

「旅の方。神の前では帽子は取るのが礼儀ですよ」

 この教会の管理人……、主任神官かな。

「神官様。申し訳ありません」

 マントのフードを外すと、神官が驚いた顔をする。

「あなたが顔を隠さねばならないのも神が与えた試練なのでしょう。この教会での着帽を認めます」

「感謝します」

 フードをかぶり直して、目を閉じて、もう一度祈りを捧げる。

 神官は本当に教徒に寛容なんだな。

 クエスタニアに来て初めて会った人間から吸血鬼と罵られないなんて意外だ。

 目を開いて立ち上がる。

「巡礼の方ですか」

「いえ、旅の者です」

「宿までご案内いたしましょう」

「連れが先に行っておりますから」

「私もそろそろ食事に行こうと思っていたところです。女性だけで夜道を歩くのも危険ですから、是非、お供させて下さい」

「では、御言葉に甘えて」

 リリーの手を引いて、神官と一緒に教会を出る。

「どちらからいらっしゃったのですか?」

「ラングリオンです。生まれはクエスタニアですが、今はラングリオンを拠点にしています」

 そうでも言っておかないと、聖印の説明がつかないだろう。

「そうでしたか。聖印を拝見しても?」

「はい」

 首に下げていた聖印を神官に見せると、神官が頷く。

「あの村のご出身でしたか」

「……はい」

 これって、見るだけで出身地までわかるのかよ。

 ローグの出身地は紫竜ケウスによって焼き払われた村。

 ローグとパーシバルはクエスタニアを旅していたラングリオンの騎士一行と出会い、ケウス討伐を依頼し、同行を願い出た。

 その騎士一行がアレク達。

「まだ故郷には顔を出していないのです。今、どうなっているのか御存知ですか?」

「残念なことに、被害に遭われた方々への祈りの祭壇が残っているのみと聞いています」

「そうですか」

 俺は二人の村が在った場所を見てないからわからないけど。二度もケウスの襲撃に遭い、働き手を失った小さな村に復興の余地などないだろう。

 二人とも、故郷を失くしたからラングリオンに居る。

「教会は常に帰る場所を用意しておりますよ」

 帰る場所、か。

「そうですね」

―神は心の平安の象徴です。

 だからローグも、毎朝祈りを捧げているのかもしれない。


 ※


 神官の案内で村に一軒だけの宿に行き、レストランでコーヒーを飲んでいたローズとマリーと合流。

 神官は、カウンターで女将と話しながら軽い食事を摂ってすぐに帰って行った。吸血鬼種の俺を気づかって、わざわざ宿までついて来てくれたんだろう。

 教会がグランツシルト教徒から支持を受けるのがなんとなくわかったような気がする。

 食事を終えて、部屋に移動する。

 二人部屋を二部屋取ったらしい。

「リリー、今日はマリーと一緒の部屋に泊まってくれ」

「え?」

「あら。良いの?」

「私、エルの護衛が仕事だよ?」

「リリーがマリーの護衛中は、ローズが俺の護衛をする。それで良いか?」

「私の主命はマリアンヌ様の護衛です」

 主命って。

「この先、二手に分かれて行動することがあるかもしれない。その時に、連絡手段がないのは不便だろ?俺とリリーなら、離れていても連絡する方法がある」

「そんな方法あるかしら」

「イリス、顕現してくれ」

『やっぱりボクのことなの?』

 イリスが姿を現す。

「氷の精霊ね」

「今の正式な契約者は俺だけど、リリーもイリスを召喚できるんだ」

「そんなの聞いたことがないわ。二重の契約者が居るなんて」

「リリー、イリスを召喚してくれ」

 リリーが頷く。

「イリス、姿を現せ!」

 リリーが呼ぶと、イリスが俺の目の前から消えて、少し間をおいてリリーの前に現れる。

「ってわけだ。イリス、顕現を解いてくれ」

『了解』

 イリスが顕現を解く。

「どういうことなの?」

「俺だって知らない」

 考えられることはいくつかあるけれど、どれも決め手に欠ける。それに、俺もリリーも特殊すぎて、全く同じ条件を揃えて実験することも不可能だ。

「そういうわけだから、二手に分かれる際には、リリーとマリー、俺とローズで行動する。良いな?」

「私は構わないけれど。二人はどうなの?」

「仕方ありません。リリーシア。マリアンヌ様のことを頼みます」

 リリーがため息を吐く。

「……はい」

 どちらにしろ、リリーの居場所は精霊玉で辿れる。マリーが異国でリリーを一人にするはずはないから、別行動になってもすぐに探せるだろう。

「念のため、二手に分かれる時にはメラニーにも付いて行ってもらう。メラニーはなるべくリリーの傍に居てくれ」

『了解した』

 メラニーなら、リリーが迷子になりそうになったら気づいてマリーに教えてくれるだろう。

「話しはそれで終わり?」

「あぁ」

「だったら私はもう休むわ。リリー、隣の部屋に行きましょう」

「うん。ローズさん、エルのことをお願いします」

 リリーが頭を下げると、ローズが頷く。

「お任せください」

 リリーとマリーが立ち上がる。

「おやすみ。エル、ローズさん」

「おやすみなさい」

「おやすみ、リリー、マリー」

「おやすみなさい」

 挨拶を済ませて、リリーとマリーが部屋を出る。

 さてと。

「いろいろ聞きたいことがあるんだけど」

「っつーか、お前、どうやってドロップ舐めながら食事してるわけ?」

「ちゃんと渡しただろ、四角いドロップ。あれを口の上の方に張り付けておくんだよ」

「説明しろよ」

「説明する暇なんてなかっただろ。それよりも、その剣」

 盾にセットされている剣。

「どうせ使わないんだから貸せって言って借りて来たんだよ」

「その髪は?」

「染めたんだよ」

 やっぱり鬘じゃなかったのか。

 その、深紅の髪。

 髪の色を変えて分け目を変えるだけでも大分印象が違う。

 普段は前髪を分けてるのに、前髪を厚く下ろして髪の分け目も変えているから。……何よりも、口数が少なくて丁寧な口調で話すイメージが全くないから、この変化も大きい。

 大した変装はしてないはずなんだけどな。

「なんだよ。惚れたのか?」

「なんでその色にしたんだ?」

「オルロワール家のマリーに吸血鬼に黒髪の女。だったら俺は赤にしないと目立たないだろ?」

 これ以上ないぐらい目立つ組み合わせになったな。

 


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