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旧作3-1  作者: 智枝 理子
Ⅰ.王都編
26/149

25 観察、仮説、実験、考察

「ランチ持って来てやったぜ」

 遺跡の魔法陣まで戻ると、カミーユがまだ転移の魔法陣のコピーを作成している。

「もう少しで仕上がるから先に食ってろ」

「また上に出たの?」

「どうやってもあっちに引っ張られるな。……ほら、これ」

 エレインに作って来たサンドイッチを渡す。

「これ、何が入ってるの?」

「フレッシュサラダのアボカドソース。トマトは多めに入れておいてやったぜ」

「ありがとう」

 昨日と今朝の食事を見る限り。肉とか魚とかはあまり好きじゃないらしい。チーズも好きじゃないって、どれだけ偏食だ。

「よし、出来た」

 カミーユにサンドイッチと、さっき竜の山で描いた魔法陣の写しを渡す。

「ありがとう、エル」

「鴨のリエットとサラダのサンドイッチ。ミラベルもあったから、持って来た。後で皆で食べようぜ」

 ミラベルを入れた袋をカミーユに渡す。

「ミラベルって、秋しか取れない果物?」

「そうだよ」

「今年はまだ食べてないんだよな」

「リリーがジャムを作っただろ」

「あれ、まだ開けてないんだよ。この休みにタルトでも作ろうと思ってたのに、お前に呼び出されたんだ」

「あ。パッセの店でミラベルのワインを作ってもらってるんだ」

「まじか。そりゃあ楽しみだな」

「……あなたたちって」

「ん?」

「……なんでもない」

「言いたいことがあるならはっきり言ってくれた方が助かるぜ」

「私、あなたたちに会わなかったらどうなってたのかな」

「盗掘罪で捕まって、王都に連行されてただろうな。裁判まで拘留されて、裁判で潔白が証明できれば自由になるし、証明できなければ罰金刑ってところだろう」

「脅すなよ、カミーユ。実害がないし、その装備で盗掘をしに来たなんて無理があるだろ。どうせすぐに解放される」

「俺は一般的な話しをしてやってるんだぜ」

「あの、本当にそれだけ?」

「そうだよ。っていうか、捕まってた方が安全に王都に行けたかもな」

「犯罪者じゃないのに、犯罪者の扱いなんてされたくないわ」

 そりゃそうだ。

「っていうか、その装備で旅をするつもりだったのか?」

「えぇ」

「襲われたらどうするんだ」

「旅をする時は、いつも冒険者ギルドで護衛を雇っていたから」

「それなら安全だろうけど。この、セントオに飛んだあとはどこに行くつもりだったんだ?」

「クエスタニアよ。プピーオの魔法陣は街に近い場所にあるから、いつも同じ街に行って、そこから移動しているの」

「街に近い場所って。今回みたいに、誰かに見つかったことないのか?」

「知り合いが管理してる場所だもの。危ない場所じゃないわ」

「知り合いって……」

「同じ故郷の人。砂漠は何もない場所だし、グラシアルは失敗するから、みんなクエスタニアに行くことが多いわ。そこに私の弓と馬も預けているのよ。竜の山だって、移動が不便だから果実を取りに行くぐらいにしか使わないもの」

「竜の山って、果物狩りに行くような場所か?」

「ドラゴンは美味しい果物が好きなのよ」

 ルーベルもそうなのかな。あの樹木も果実が生っていたよな。

「今回みたいに失敗したのは初めてってことか」

 エレインが頷く。

「失敗して、帰ってこなかった人もいるって聞いたから。本当に、知らない場所に出て……、びっくりして。怖かった」

「……悪かった」

 だから最初、あんなに混乱してたのか。

「いいの。ガラハド様に、こんなにすぐ会えると思っていなかったし、あなたたちみたいな良い人に出会えて良かったわ」

 良い人、か……。

 転移の魔法陣についていろいろ教えてくれたエレインの方が親切で良い人だと思うけど。

「エレインの身の安全は保障する。用事が済んで帰るなら、ちゃんとここまで送り届けるように手配もするよ」

「そこまでしなくても大丈夫よ。地図があれば一人で来れるもの」

「好意は素直に受け取っておいた方が良いぜ。仮にもこの国の皇太子の秘書官の言葉なんだから」

「あなた、すごく偉い人なの?」

「肩書きだけだ」

 さてと。

 カミーユが描いた魔法陣の上に乗る。

 使えるかな。

「スタンピタ・ディスペーリ・セントオ・メタスタード」

 ……何も起こらない。

「やっぱり使えないのか?これ」

「何の魔法も込めてないぞ」

「元の魔法陣だって、何の力で動いてるかわからない。この魔法陣自体が、何らかの力を持つものかもしれないし」

 魔法陣から離れて、近くに転移の魔法陣の入口を描く。

「スタンピタ・ディスペーリ・セントオ・メタスタード」

「えっ?」

 起動した。


 転移する。


 ……で?

「どこに消えたのかと思ったぜ……」

 出て来た場所は、カミーユが描いた方じゃなくて、遺跡の古い魔法陣か。

「ちょっと行ってくる」

「次はどこに行くんだよ」

「その辺」

 今の感じじゃ、自分の魔力を使ったかわからない。

 少し遠くからも使えるか試してみよう。

 そうだ。

「メラニー顕現してくれ」

 昨日、白骨があったって場所に行こう。

『案内しよう』

 メラニーについて、氷の上を歩く。

『エル、氷の下に何か居るみたいなんだけど』

「何かって?」

『生き物のような気配があるな』

 砂を足で払って、氷の下を見る。

 ……見えるわけないか。

 でも、水中生物が居てもおかしくはないだろう。

 遺跡が水を被った時に一緒に入り込んだ水中生物が、そのままこの環境に慣れて独自の生態系を作っただけだろうから。


 メラニーの案内で更に進んだ場所。

『この先だ』

 隙間はあるけれど、ただの壁にしか見えない。

「ここ、崩して問題ないのか?」

『問題ない』

 大地の魔法を込めて、崩す。

 この形……。

 もとは扉みたいだったところを、わざわざ塞いだみたいだな。

『こっちだ』

 メラニーが居る方向。

「これ、人骨だな」

 頭蓋骨がないから、メラニーとバニラにも判別がつかなかったんだろう。

 衣服だったと思われる布の残骸もあるし、人骨だと思うけど。

 なんでこんなところにあるんだ?

 それに、この、周囲に散らばっているガラスの破片……。

 ずいぶん多いな。

「……?」

 三辺のあるガラスの破片。ガラスは金属の棒でくっついている。

『何?それ』

『変わった形ね』

 このガラスって、もしかして箱の形をしていた?

『エル、ここに同じ素材の棒がある』

 白骨の横に、長い金属の棒がある。さっき見たガラスが繋いでいた金属の棒と同じだろう。

 途中で折れてる割りに、随分長い棒だな。

 長い棒を支柱に、ガラスを組み合わせていた箱?

 あれ?この位置と言い、長さと言い……。

 まさか……。

「ガラスの棺?」

 白骨と箱の組み合わせなんて棺だったとしか思えないけど。

 なんで、ガラスが粉々に割れてるんだ?

 しかも頭蓋骨……、首がないのは何で?

「頭蓋骨は見つかってないんだよな?」

『発見は出来なかった』

「そうか」

 周囲を見回す。

 棺だったとして……。

 この部屋に置いてあったのだって不思議だよな。だって、ここは建物の上層階のはずだろ?

 高貴な身分の人間なら、装飾品が一切ないのもおかしいし。

 盗掘にあったなら、この部屋の壁がわざわざ塞がれていたのもおかしいし。

 なんなんだ?これ。

 他に何か手がかりになるものもなさそうだな……。

 遺跡の調査隊に報告して、調べてもらうか。

『調査は終わり?』

「あぁ。専門家に調べてもらった方が良いだろうな」

 足元に転移の魔法陣を描く。

「スタンピタ・ディスペーリ・セントオ・メタスタード」

 起動した。

 これ、自分の魔力を使ってる感覚ないんだけど。

 一体、何の力で動いてるんだ?


 転移する。


 そして、遺跡の魔法陣の上に到着。

「おかえりなさい」

 カミーユとエレインがミラベルを食べてる。

「次はどこ行くんだ?」

「適当に探索して帰る」

「ようやく帰るのか。っていうか、俺に魔法陣を描かせた意味はあったのかよ」

「図柄をコピーするだけじゃ同じ機能は果たさないみたいだな」

「……それ、グラシアルも実証済みだったんじゃないのか」

 そうかも。

「っていうかさ。この魔法陣の名前が、セントオなのかもしれないぜ?これだけ大きな魔法陣だから、名前が書きこまれてるんじゃないか?転移先が同じ場所なら起動しないだろ」

「確かに」

 これだけ情報量の在る魔法陣なんだから、魔法陣の名前が書きこまれててもおかしくない。解読できないから分からないけど。

「もう一つ試してみる」

 カミーユの魔法陣の上に立つ。

「スタンピタ・ディスペーリ・プピーオ・メタスタード」

「……起動した」

 さっきは起動しなかったのに。

 カミーユの説が正解ってことか。


 飛ぶ。


 プピーオはクエスタニアの、エレインの知り合いが管理してる場所だよな?

 洞窟とか洞穴みたいに薄暗い空間だけど。

 どこかから明かりが入ってる?

『ここは地下室だな。上階に人の気配がする』

 まぁ、使えたから良いだろう。

 知らない人間が出てきたら、たぶん驚かせるだろう。

 黙って帰ろう。

「スタンピタ・ディスペーリ・セントオ・メタスタード」


 転移。


 で、戻って来るのは、やっぱり古い方の魔法陣なのか。

「おかえりー」

「早かったな」

 意味が分からないな……。

「出口の優先順位は、グラシアルの出口の魔法陣、遺跡の古い魔法陣の順みたいだな。これを壊したらカミーユの魔法陣が使えるのかもしれないけど」

「やめろよ。絶対壊すな」

「わかってるよ。入口の場合は、どこからでも使えそうだよな」

「エル、杖を貸せ」

「あぁ」

 そういえば、借りっぱなしだった。

 カミーユに杖を渡すと、カミーユが転移の魔法陣の入口を描いて呪文を唱える。

「スタンピタ・ディスペーリ・セントオ・メタスタード」

 ……あれ?

「なんで何も起きないんだ?」

 続けて、別の場所にもう一度描く。あ、図柄が変わった。最初は氷の精霊だった所が、砂の精霊の記号に変わっている。

「スタンピタ・ディスペーリ・セントオ・メタスタード」

 何も起こらない。

 そして、もう一度別の場所に描く。

 今度は雷の精霊を表す記号?

「スタンピタ・ディスペーリ・セントオ・メタスタード」

 起動した?

 カミーユの姿が消える。

「え?どこ行ったんだ?」

 少し間を置いてから、カミーユが遺跡の魔法陣に出現する。

 転移って、思った以上にタイムラグがあるな。

「俺は雷の精霊を連れてるから、雷の精霊の転移の魔法陣なら使えるみたいだぜ」

「魔力を消費するってことか?」

「消費はした感じはしなかったな。もしかしたら少し持っていかれてるのかもしれないけど。……グラシアルの魔法陣は、精霊の助力なしには使えないってことだろう。でも、元が同じものだから、条件が整っていれば、呪文の詠唱も受け付ける魔法陣みたいだな」

「呪文次第でどこにでも飛べるのか?」

「それは微妙なところだ。お前が砂漠と竜の山で写してきた転移の魔法陣を簡略化したものが、グラシアルの魔法陣みたいなんだ。つまり、この魔法陣にしか飛べない仕組みになってる」

「グラシアルはそれ、知ってたのか?」

「呪文を使った使用方法なんて知らなかったんじゃないか?……お前が転移の魔法陣を描いてびっくりしてたんだから、ソニアたちが転移の魔法陣の汎用性に関して知ってるとは考えられない。アリシアだって、転移の魔法陣は魔力の入口と出口にしか設置できないって言ってたから、知らないんだろうな」

「だよな……」

 グラシアルは、女王の力で常に満たされていた場所だから、氷の精霊の力で転移先を決めれば良いだけの環境が整っていた。

 じゃあ、この魔法陣は、何の力で……。

 くそ。目の前にあって。使ってるのに全然わからないなんて。

「グラシアルの魔法陣で他の場所に飛べるか試すのは危険か?」

「もう少し検証してからにした方が良いな」

「ん。……わかった」

 まぁ、答えを急ぐものでもないし。

 これだけ検証できたなら十分か。

「クエスタニアの魔法陣は書き写して来なかった」

「いいよ。エレインちゃんの知り合いの家の魔法陣なんて使えないだろ」

「またちゃんって言ったわね?」

「あー、悪かったよ」

「あなたたちは、転移の魔法陣の原理を解明しようとしてるの?」

「そうだぜ。自由に使えるようになれば便利だろ」

「すごいのね。私、そんなこと考えたこともなかったわ」

「自由に遠くまで行けるなんて夢みたいじゃないか」

「いずれ空でも飛びそうな発言ね」

「それも面白そうだな」

「……いずれ、本当に飛ぶのね」


 ※


 カミーユとエレインと一緒に、氷の湖の上を歩く。

「渡り切ったら溶かした方が良いな、これ」

「そうだな」

『エル、あのさ』

「?」

『何かが、さっきから氷を叩いてるみたいなんだよね』

 氷を叩いてる?

「カミーユ、エレイン、急いだ方が良いかもしれない」

「急ぐって?」

「氷の下に、何かいる」

「何かって……」

 前方で、突然氷が音を立てて割れる。

 下から突き上げられるようにして割れたその場所から跳ね上がったのは……。

「魚?」

 人間の大きさよりも大きいな、あれ。

「大きな魚?」

 エレインが首を傾げる。

 巨大魚はそのまま、飛び出したのと同じ場所に帰って、水中に潜った。

「何呆けてるんだ!逃げるぞ!」

 カミーユに引っ張られて、出口に向かって走る。

「あれって亜精霊か?」

「知るかよ」

『見た目じゃわかんないねぇ』

 孤立湖で、おそらく独自の生態系を持ってるから、見たことのない魚が居てもおかしくはないけど。

 ……と。今度は向かう先の氷が割れはじめる。

「まずいな」

「カミーユ、エレインを抱えて先に行け」

「エル、」

「任せたぞ」

 氷の魔法を集めて、割れ始めた氷を修復する。

 振り返って、炎を集め、遠くの氷に向かって火の玉を放つ。

 氷が蒸気を上げて溶け、開いた部分から魚が顔を出した。

「普通の魚か?あれ」

『普通じゃないよね』

『あんなに大きいのが普通なんて考えられないじゃない!』

 そういう意味の普通じゃないんだけど。

 魚が大きく口を開いたかと思うと、がりがりと氷を削りながら突進してくる。

「敵意むき出しだな」

 氷の魔法を集めて、魚に向かって氷の刃を放ちながら、風の魔法で魚の進行方向からずれる。

 魚は水面下に沈んだ。

 もう一度炎の魔法で別の場所に穴を開ける。

『エル、泳げないよねぇ?』

『泳げないの?』

「泳げるわけないだろ」

『水に落ちないようにな』

 穴から出て来た魚に向かって、大地の岩を叩き落とす。

 魚がふらふらと水に沈む。

 大地の魔法が効果的みたいだな。

『エル、下!』

「え?」

 風の魔法で飛んで避けると、下から魚が大きな口を開いて飛び出してきた。

 水中内の移動は相当早いらしい。

 サーベルを抜いて、その魚を斬る。

 サーベルは、魚の胴体を綺麗に真っ二つに……。しなかった。

「亜精霊か」

 魚が水面下に戻る。

 亜精霊とは、精霊の力によって変化した生き物。どれだけ斬り裂かれようと、体力が尽きるまで、その姿を保つ。

 もう一度同じ場所から魚が飛び上がる。

 俺の方向に向かって来た亜精霊をサーベルで斬りつけながら避けて、風と真空の魔法を集めてロープを作り、魚の胴体を縛る。そして、その魚めがけて風の魔法を放って、遠くへ吹き飛ばす。

 氷の上なら動けないだろう。

 魚が氷の上でびちびちと跳ねながら暴れている。

 その周囲を、氷の壁で覆う。

「カミーユとエレインは?」

『無事に湖を抜けた』

「なら、俺も行くか」

 サーベルを鞘に戻し、カミーユとエレインが向かった方に急ぐ。


「殺さなかったのか」

「湖の生態系が狂うかもしれないだろ。凶暴な亜精霊が居るって報告すれば済むんじゃないか?……氷を溶かす炎で死んでも面倒見れないけどな」

「適当な奴だな」

 風と炎の魔法を集める。

 そして、炎の旋風を放つ。

「相変わらずお前の魔法は派手だよなぁ」

「あなた、本当に人間?」

「何回目だ。人間だって言ってるだろ」

「……ごめんなさい」

「まぁ、信じられないのはわかるよ。どうせ一緒に居ればすぐ慣れるぜ」

 こんなもんで良いかな。

 魔法の発動を止める。

 まだ小さな氷がいくつか浮かんでいるけど、だいたい元に戻っただろう。

 魚の亜精霊がどうなったかはわからない。

 

 ※

 

 その後の探索の収穫はゼロ。

 キャンプで亜精霊のことと白骨死体のことを報告し、魔法陣の調査を行う場合は必ず皇太子の許可を得るように言ってから、街に戻る。

 疲れたから少し休むと言って居なくなったエレインと別れて、カミーユと一緒に宿のレストランへ行く。

「釘を刺すだけで良かったのか?」

「アレクの管理下にある限り、遺跡の安全は確保されてる。魔法陣は呪文を知らなきゃ使えないんだから大丈夫だろ。それに、エレインの故郷の人間にとって、あの魔法陣は、ただの中継地点だ。すぐに別の場所に移動するんだから、探索者と鉢合わせる可能性は低いよ」

 エレインも、地上に転移の魔法陣が描かれていなければ、きっとそのままクエスタニアに向かって飛んでいたに違いない。あそこまで何も持たずに来たのはそのせいだろう。

「だから、皇太子の許可なしに近づけないって言っておけば十分だ」

「まぁ、遺跡の全体像がわかれば、今の探索者だって引き上げるだろうからな」

「明日は朝一で出発しよう。来た時と少しルートを変えて、余裕を持って……」

 地図を出して、カミーユに説明する。

「それだと、着くのは十五日になるぜ?」

「昼までには着くよ」

「そうだな。女の子に無理させるのも酷だし」

「そういえば、年と誕生日は聞いたのか?」

「……忘れてた。明日こそ聞き出さないと」

 


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