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持つべきものは

戦闘機ーず「なんか嫌な予感がする」

ヘリーず「僕も」

戦車ーず「おーい君たちー」

戦闘機ーず&ヘリーず「(きたー!)なーに?」

戦車ーず「やっぱりさぁ君らも総火演おいでよ。俺らと一緒にゲームしようぜ」

戦闘機ーず「ゲームって前に言っていたインベーダーゲームのことでしょう? 嫌だよ」

戦車ーず「どうして!?」

ヘリーず「だって僕たちやられっぱなしで反撃できないじゃん」

戦車ーず「どうしてー?」

ヘリーず「どうしてもなにも……」

戦闘機ーず「僕たち知ってるんだよ」

戦車ーず「なにを?」

戦闘機ーず「だって総火演っていったら君たち戦車ーずの後ろに観客席があるじゃん」

ヘリーず「そうそう僕たちが攻撃するとその観客を確実に巻き込んでしまうんだから反撃なんかできないよ。ねー」

戦闘機ーず「ねー」

戦車ーず「ちっ(知ってたのか)」

戦闘機ーず「今舌打ちしましたね! わかってて黙ってたなんてなんてひどい」

戦車ーず「ばれちゃあ仕方ない。次の手を打たせてもらうぜ。ジャッジャッジャーン」

戦闘機ーず「なにこの紙切れ?」

戦車ーず「よく見ろ」

ヘリーず「ああー!『陸のそれなりにちょっとは偉い人』からの命令書ー!?」

戦闘機ーず「ひどいッ」

戦車ーず「なんとでも言えっ。これでおまえたちは的決定ー!」

戦闘機ーず「ついに本性表しましたね。こうなったら僕たちだって」


そして数日後。

戦車ーず「おまえらなにをやったんだ!? あの人の命令が破棄されるなんてありえねぇだろぉ」

戦闘機ーず「内緒です。もう僕たちを的にしようとしてあれこれ画策するのはやめてくださいね。どうせもう許可はおりませんから」

ヘリーず「というわけで僕たち帰ります。こう見えても暇じゃないんで。それじゃ」


そして帰艦後。

母艦「ほーれ、もっとしっかり磨いてー」

戦闘機ーず「わかりました! おっかさん」

ヘリーず「このくらいでどうですか? おっかさん」

母艦「うんいい感じ。そのくらいで続けてー」

戦闘機ーず&ヘリーず「あいまむ!」

戦闘機ーず「やっぱさあ的になるより一週間おっかさんの肌の手入れ(甲板磨き)するほうがはるかにましだよねー」

ヘリーず「そうそう。『陸のそれなりにちょっとは偉い人』だっておっかさんに敵うわけないし」

戦闘機ーず「そうそう『陸のかなりすっごく偉い人』が出てこない限り大丈夫だもんね。しかもそういう人は許可なんて出すわけないし」

ヘリーず「そうそう。やっぱ持つべきものは守ってくれるおっかさんだよね」

戦闘機ーず「ね!」


2012/08/07にTwitterにてつぶやいたものを編集しています。

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