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もし、俺の目から見ているものが全て物語だとしたら(NARROW CAGED CROWN)  作者: 朔良坂のさくらざか
生を得るためにもがくもの
9/84

f**k the ・・・

俺は海極かいごく みなと。海極会の前会長で海極かいごく かすみの父だ。

突然、涼葉ちゃんのお願いを何も知らされないまま受けたところ、いきなり花崎の死を聞かされ、はらわたが煮えくり帰っているところだ。そして、今緊急会議が開かれているところでもある。

「これは、どういう事か説明していただきたい、花崎会長が人間域にいく事を許可したのは、貴方でしょ?、橘副会長」

「確かに、許可は出しましたが、それ以前に花崎会長を止めた所であの人の性格上、止まらなかったでしょう。」と橘が、他人事かの様に対応して来る。

「ふざけるなよ。お前、だったら今度はお前が代わりに行って来いよ。会長の意志を継いで」

「この話の内容的に、今日来てない貴方の息子さんにも非があるんじゃないですか?、海極会の統括域には富山も入ってますよね?、すぐさま対応したら止められたんじゃないですか?」

確かにそうだ。俺の息子の統括圏から入って行ったがために反論のしようがない。

「まぁ、落ち着いて下さい。兄は、必ず生きています。人間のしかも、COMが何も聞き取りもせずに、露雨会の会長を殺すはずがありません。」

それもそうだ。そう考えればそうだ。話は変わるが、とりあえず、今俺が気に食わないのは橘の態度だ。あたかも、他人事であるかの様に対応している。

「花崎会長代理、聞いてもよろしいですか。」

「はい。どうぞ」

「これからの、露雨会の体制ってどういう感じになって行くんですか?」

それを聞きたかった。今の所、いきなり呼ばれて、いきなり怒っているといった所だ。

「その事ですが、兄が元々座っていた会長の座は空席にして、兄がしていた仕事を分割して行こうかと考えています。」

「例えばどういった事を?」

「内外関係管理課長には橘さんを、機密情報管理課長には貴方様を、総合経理課長と組織監視課長には白濱さんのお父様を置く事になりました。」

これを、花崎が全てやってたと言うのか。想像もできない。あと、俺が加入した時のこの組織にはこんな課はなかったので、この組織が大きくなったと感じたのと、やったことのない仕事をやることへの不安が俺の57歳の心にくる。しかも、機密情報管理課なんて、ミスったらヤバい組織ではないか?、といったところだ。

空気がものすごく悪いと感じたのか、涼葉が、

「この体制で明日からやって行こうと思うので、今日のところはここで一度解散となります。お疲れさまでした。あと、海極さんにはここまでお超ししていただき感謝しています。」

「顔を上げて下さい。そんな、たいした事をしていません。」

そして、この空気に一度終わりを迎えさせ、俺たちは解散した。



・SIDE花崎

数分間した頃だろうか、俺が立っている所の横の扉があき、4人の男が入って来る。

「一ノ瀬、いつも言っているだろ、勤務・・・」

「はいはい。分かりましたよ、総司令官様」

「あと、楢峯ならみね榊原(さかきばら)は何処行ったんだ?」

「榊原は・・・」


なんか、業務上の会話をしているのは分かるがとにかく、総司令官からするとツッコミ所が多いっていた所だろう。あと、書いてない所を言うと一ノ瀬以外は萎縮している。・・・俺のCOM内断罪、これじゃ大丈夫かな?

あと、聞き取れたのは榊原っていう偉い人がいないようだ。

「これより、花崎露雨の処遇決定会を始める。」

処遇決定会って名前だったの?。これ。あと、空気を読むに主に総司令官対俺らしい。

「いきなりだが、花崎、大麻を民間に小豆浜が流したというのは本当か?」

「本当。」

という感じの質疑応答が何度かされ、このままの流れで進んでいくのかと思ったんだが、

「それは、どこで栽培してどのくらい利益を出していたか知ってるか?、後入社経路を教えろ。」

総司令官に言われ、真っ先に思ったのはそんなの教えるわけねーじゃんと知らねーよの二言だ。まぁ、一応、応対するけど、

「あのー

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