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もし、俺の目から見ているものが全て物語だとしたら(NARROW CAGED CROWN)  作者: 朔良坂のさくらざか
誰かの幸せを信じながら
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・Side花崎

朝、6時俺はコーヒーを飲みながら、昨日あったニュースをスマホで見ている。

元々持っていた、スーツやらはあの一件で全部捨てることになり、今は全部新しい服やらなにやらしかない。

昔はタバコ臭かった服も今じゃコーヒー臭い。

「ふぅ、じゃあ行くか!」

コーヒーを飲み干してを立ち上がる。

今日は、凪の面会だ。今日の今日に限って、なんてことが起きないように今日の今日まで家で5時までは仕事もしないで、とりあえずの自主的なトレーニングをしていた。

「行ってくるの?」

「あぁ、行ってくる。何かあったら黒部かこの近辺にいる1班の連中に連絡するんだよ。まだ、寝ててもいいんだぞ」

「そうねでも、見送りたいの。いってらっしゃい。」

「あぁ」

靴を履き替えて、いつも通りのスーツ姿で家を出る。家の前に榊原が車でむかえにきてくれるを昨日の夜のうちに聞いていたため、建物の前の庭に立つ。

『ブゥーーーーン』

「うわぁー」

大きなエンジン音とそれに遅れて気の抜けたような声が聞こえる。榊原だ。

「こっちですよ」

「あぁ、分かっている」

この人はどうしょうもないぐらい適当だ。朝にこんなことをされるとは


車に乗りこんで走り出す。

同時に少し質問をされる。

「たくみはなんでこの頃、トレーニングに来なくなったんだ?」

お前知ってんだろ、原因。ふざけんなよ

「まぁ・・・」

こいつが知ってんのは分かっていたが、とりあえずわかってないように振る舞い説明する。


「えっ・・・今なんて?」

榊原の顔が驚きと何故か嬉しみが混じったような顔をしている。

「だから、妊娠させちゃったって言ったんだ!」

つい、これ相手とあまり言いたくない内容で大きな声を出してしまう。

「はっ?、何言ってんの?、襲っちゃったの?、産まれてくる子のことも考えたの?」

うるせぇなぁ、このババアは

「襲われたんですよ!、俺が!」

榊原は口をぽかんと開けながら運転をしている。

どうやら、ここまでは榊原は知らなかったらしい。

「で、でででで智広、総司令官には報告したのか?」

「してないです。僕の口からは口が裂けても言えないです。怖すぎて連絡の1本すらも。さすがに異形の身でありながら生かしてもらってるのに、総司令官の一人娘を身篭らせたなんて言えません。もし言ったならチビるどころか、そのまま全部出ちゃうかもしれませんよ」

いつか言わなきゃ、と思ってはいるが倉崎が怖すぎて本当に言えていない。

本当に真っ二つにされちゃうんじゃないかな、言ったら。

「まぁ、これも人生。大丈夫だよ」

初めて榊原の一言でちょっと安心した。


その後も車は走り続け、数時間をかけ収容所に着く。

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